ゆったりとした空間作りにぴったりのボタニカルモビール
植物が宙を舞う、エアプランツで作るボタニカルモビール
植物をただ飾るだけではなく、葉を素材として何かを作ってみる。
紙でもプラスチックでもない、
植物だからこそ生み出される造形は細部までもが美しく輝きます。
あるがままの姿に手を加えることで再構成される葉の魅力。
ただただ夢中に作り込むもよし、
リラックスタイムにコーヒーを飲みながら制作するもよし。
ヒンヤリ、しっとり、生命の息吹を感じる葉に触れるひとときは、
それだけでも極上な癒しの時間となります。
土がいらず、そのままの姿で育てられて人気の高いエアプランツを、
ワイヤーで吊り下げてモビールに!
「モビール」とは、天秤(てんびん)のような形を組み合わせた飾り物の一種、
とのことだそうです。
動く彫刻、なんて表現もありました。
人が動いたり、窓から風が入ったりするとゆっくりと揺れる様子は、
カフェやリビングなどまったりしたい空間作りにぴったり。
毎日あくせく、いそがしい日々を送ってしまいがちですが、
ゆらゆら揺らめく植物たちを眺めながら、
ぼーっとするひとときも大切ですよね。
GREEN & MATERIAL
○ プロテア・コルダータ
○ 枝
○ エアプランツ(3種)
○ エアプランツ ‘ウスネオイデス’
○ ゴールドワイヤー
○ ニッパー
HOW TO MAKE
1. ワイヤーをエアプランツの根元に刺し通します。
ここではリースワイヤーのゴールドを使用しています。
2. ワイヤーをねじって留めます。
3. 飛び出たワイヤーをニッパーで切って整理します。
4. プロテア・コルダータは茎を2~3cmほど残して切っておきます。
茎から1cmほどのところにワイヤーの折り目を当てます。
5. 折り目を左手の指で押さえながら、右手に持ったワイヤーをぐるぐると茎に巻きつけていきます。
抜け落ちないようにきつめに巻きましょう。
6 巻き終えたら飛び出たワイヤーをニッパーで切ります。植物が乾いてくると痩せてくるので、
ワイヤーは抜け落ちないようきつめに巻きましょう。不安ならボンドなどで補強します。
7. 同様の方法でたくさんパーツを作ります。ワイヤーの長さはお好みで。
8. 枝を10~20cmほどの長さに切ります(長さはお好みで)。
枝でなくて竹ヒゴでも代用可能です。
9. 枝にパーツのワイヤーをグルグル巻いてねじって留めます。
10. 枝の両端に同様に取り付けます。飛び出たワイヤーはニッパーで切りましょう。
11. 10をいくつか作り、それぞれのユニットをワイヤーで接続していきます。
12. ユニットは下から上に組んでいくとやりやすくなります。
組み上がったら所々にウスネオイデスを絡めて完成です。
POINT
ユニットを接続するワイヤーはキツキツにしないで、
後で枝をスライドさせて調整できるように少しゆとりを持たせておきます。
バランスをとるのが難しいので、
最後に絡ませるウスネオイデスで調整しながら飾ってみましょう。
text & photo 月刊フローリスト
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この記事のライター
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