植物生活編集部 植物生活編集部 82ヶ月前

日本一で〜っかい国営公園でペチュニア三昧[愛知]

豊かな平野の三川公園

日本一高い山といえば富士山(3,776m)。
日本一長い川といえば信濃川(367Km)。
それでふと、日本一広い公園ってどこだろう? って調べてみたら、
国営公園では「木曽三川公園」が1番広いんだそうです
(総延長107km、総面積1万ヘクタール)。

む!? 「三川」?
これ、なんて読むんだろう。「みかわ」かなぁ?

確かに山形県に三川町(みかわまち)は存在するけれど、
国営公園のこちらの三川は「さんせん」と音読みだったのでした。

三川、つまり3本の川。
そう、それは木曽川、長良川、揖斐川のこと。
木曽三川(きそさんせん)とも呼ばれるこの川は
かつては水害を起こすことで知られていましたが、
同時に山から豊かな土を運んで
豊穣で雄大な濃尾平野をつくってきたのです。

木曽三川下流一帯の、
東海三県(愛知県、岐阜県、三重県)にまたがるのがこの「木曽三川公園」。
3エリア13拠点で構成され、
各拠点ごとに、その地域の特徴を生かした展開がされています。

当初は「さんせん」という読み方さえわからなかったけれど、
今ではすっかり東海地方のおなじみスポットとなった「木曽三川公園」のうち
「フラワーパーク江南(こうなん)」が今年、開園10周年を迎えました。

60品種のペチュニアに会いに行こう

さて、13も拠点があるなかで、
お花大好き、ガーデニング大好きな人に
まず足を運んで欲しいのが、この「フラワーパーク江南」。
この「江南」という市の名前も、
「大きな木曽川の南に位置する」ことに由来するそう。
雄大な川とは切っても切れない土地柄が
地名にも反映されています。

同園では開園10周年を記念したさまざまな展示が企画され、
現在『ペチュニアcollection』が開催中です。

ペチュニアといえば、ガーデニングでは欠かせない花材。
そのなかから国内の新品種、
注目したい品種など、60品種が揃いました。
黒やワインレッドなどの個性的なカラーや
八重咲き、ダブル咲き、フリル入りに星形の模様など
「これもペチュニアなの!?」と
思わずまじまじと見つめてしまいそうなものばかり。

もちろん、季節の花の花壇や風を感じられるグラスガーデン、
宿根草の植栽が見ごとなボーダー花壇、
ハーブや果樹が楽しめるガーデンなど
広い園内には見どころがたくさんあります。

また、ちょうどボーダー花壇とシェードガーデンの
9品種280株のアジサイが見ごろを迎えた今、
約90品種のアジサイの展示『あじさい Collection』も開催されています。
梅雨の晴れ間のお出かけに、いかがでしょうか。



=== 施設情報 ===
国営木曽三川公園 フラワーパーク江南
愛知県江南市小杁町一色 [地図
入園料:無料
開園時間:4/1~11/30 9:30~17:00
     12/1~2/末 9:30~16:30
     3/1~3/31 9:30~17:00
     ※7/16~8/31の土日祝は19:00まで開園
休園日:毎月第2月曜日(休日の場合は直後の平日)12/31、1/1
http://kisosansenkoen.jp/~konankaki/
お問い合わせ:TEL 0587-57-2240


text ウチダトモコ 写真提供:国営木曽三川公園 フラワーパーク江南

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