jardin nostalgique jardin nostalgique 15ヶ月前

2つのシャクヤクのブーケ

こんにちは!jardin nostalgiqueの青江です。
 
ここ数日は毎日気温が30度を超え、
真夏のような気候になっていますね。
皆様、お体にお変わりなくお過ごしでしょうか!?
暑いととにかく食べたくなるのが冷たいアイスクリーム!
自分は30度以下だとアイスクリーム、
30度を超えるとシャーベットやかき氷を欲してしまう体なので、
どっちが食べたいかで30度超えかどうかを判断している今日この頃です。
そんなこんなで最近はずっとかき氷!
 
・・・そんなことはさておき、
自分達は、前回のコラムでも書きましたとおり、
6月から週末と月曜日の営業を開始しました。
 
とはいえ、6月はまだまだ発送でのお花のご依頼が多く、
段ボールだらけの店内でバケツに入ったままのお花をご覧いただく形になっています。
きれいに陳列したお花をゆっくりご覧いただくという
今までこだわっていたお店の理想の形になっておらず申し訳ないのですが、
お客様がお花をご覧いただいて楽しんでくれたり、
何よりみんなとお会いできる場としてお店をまたオープンできたことに喜びがあって、
完璧な状態ではないお店ですが、それでもいいや、と思っています。
週末は多くのお客様にお越し頂くこともあり、
入店制限のためにお待ちいただくこともありますが、
今後も少しずつですが、再開に向けて進めていきたいと思います。
 
今日のコラムは5月末~6月上旬のシャクヤクのシーズンに開催した、
2つのシャクヤクのブーケレッスンのご報告です。
 
シャクヤクは毎年レッスンのテーマにしてる、自分もみんなも大好きなお花故、
レッスンテーマもいろいろやってきて、今年はどうしようかなーと思ったのですが、
今年はその質感に注目した2つのテーマを考えてみました。
シャクヤクは、げんこつのように固い蕾からお饅頭みたいに丸くて柔らかく膨らんだ蕾、ふわふわに開いた花へと、その質感を変えていきますが、
まず、そのやわらかい質感に注目して考えたテーマが、とにかくソフトでふんわりとした印象のブーケに束ねようとご提案した、「マット&パウダリー」。
そして、柔らかい質感と固い質感のコントラストを楽しんでもらおうと思って提案したテーマが、「モノトーン&テクスチュア」。
 
まず、「マット&パウダリー」。
なんだか化粧品のご紹介のようなテーマですが、
つや感が無く、光の反射が弱いお花や、
細かい粉を振りかけたようなふわふわとしたお花を集めて
シャクヤクのふわふわを強調して、
ブーケ全体がシャクヤクとともにふわふわーっとなるようなブーケをご提案しました。
ブーケ作りでは、色合いがとても重要な要素かなと思っていますが、
質感も、見る人の印象を左右しますね!
ツヤツヤ明るい輝くお花は元気いっぱいだったり、フレッシュで若々しく見えます。
逆に、ツヤ感のないお花は、しっとりと大人っぽく、上品な印象に見えます。
 
「マット&パウダリー」では、質感・色において、
ぐっと大人で上品、そしてフェミニンな魅力あふれるブーケにしたいなと思いました。

 
花集めでこだわった次は、
束ね方においても少しこだわりを。
 
窮屈で詰まった構成にしたくなかったので、
お花とお花の間には、いわゆるクッションになるようなグリーンは用いず、
茎の動きや花の大きさで、ブーケのボリュームを作っていきます。
こうしてブーケを束ねると、ブーケの中に空気が含まれた印象で、
とても柔らかい印象に束ねられます。
シャクヤクのように時に曲がった茎があっても、
その個性をブーケの広がりを作るのに用いることができるので、
曲がった茎を無理に形の中におさめるように束ねるのが苦手な方には
おすすめの束ね方かなと思います。

そうして束ねたブーケは、持ってゆするとお花がふわふわと揺れて、
なんとももったりボリューミーなシャクヤクの個性をとても活かせることができたブーケになったように思います。
 
 

そして、第二弾として開催した「モノトーン&テクスチュア」
こちらは、開花段階によってツルツルだったりソフトだったり、フワフワだったりするシャクヤクに、他のお花もツルツルなもの、ソフトなもの、フワフワなものと、いろいろな質感のものを集めて、いろいろな質感が集まる面白さを表現してみよう!というのが目標で、
質感の面白さに目が行きやすいように、色はシンプルにモノトーンでまとめることにしてみました。

こちらは、色合いからも少しかっこいい印象にしようと思ったので、
束ね方もふんわりではなくキュッと、スマートにまとめます。
花の向きは主にブーケの中心に向けて。
並んだお花、重なるお花によってできる、質感、色の調和やコントラストを楽しみながら、
自己満足しながら束ねていく!というのが大切なポイントなのでした。



個人的には、同じ色で質感の違うものを並べたり重ねた時の見え方がとても面白くて、
質感の持つ表現力にワクワクしたテーマになりました。
 
 
そんなこんな、今年もたっぷりとシャクヤクを楽しみました!
 
市場ではもうクチナシが良い香りを放って誘惑していたり、
どんどんヒマワリが占める面積が増えてきていたり、
次のシーズンの準備OKになっています。
 
レッスンは終わりましたが、まだ市場にはシャクヤクの出荷もありますし、
お花屋さんもまだもう少し仕入れているはず!
まだ今年、シャクヤクを楽しんでないなーという方はぜひ、
今年も1度はギリギリセーフでシャクヤクを楽しんでから、
梅雨や真夏のシーズンへと移ってもらえるといいかなと思いますよ!
ヒマワリのシーズンはこれからまだ先、長―く続きますし(笑)!

 
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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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