国吉 純 国吉 純 60ヶ月前

レモン生活はじめてみませんか? その2


広島県尾道市から船や車を使ってレモンの島へ。

レモンの生まれ故郷

こんにちは。 ジュリエッタ・ガーデンの園芸家、レモン研究家の国吉純です。
 

「植物を育てる前には、必ず、その生まれ故郷(原産地)を調べてくださいね、、、、」
と、ガーデニングを習いにくる教室の生徒さんにはいつも最初にお話するようにしています。
最近では、海外の植物から技術力の高い日本の花卉農家さん達によって
たくさんの品種改良された園芸品種の植物も生み出されていますが、
もともとの植物の生まれ故郷「原産地」を知ることは、とても大切なことです。
はじめて出会った植物は、その植物の特性でもある
適切な温度管理、水やり、肥料、、、を知ることから始まります。
必ずしも原産地と同じ環境でなくとも、ちょっとだけでもそれに近い環境を
用意してあげたら、植物も安心してに素直に育つのではないでしょうか。
 

ということで、レモンってそもそもどこで生まれたのでしょうか?

この質問をすると必ず帰ってくる答えが、、、、

イタリア!  ギリシャ!!?  アメリカ????
 
いえいえ、実はレモンの生まれ故郷は、インド なのです。
 
レモンの原産地はヒマラヤ山脈の麓の温暖な地域(インド北部)といわれています。
最近の研究では、シトロン類とブンタン類との交雑から生まれたのではないかと推測され
なんと紀元前2500年の遺跡からも発掘されているので、かなり古くからある植物ですね。
10世紀には、中国、中東へ、12世紀には、スペインへ。そして15世紀には
大航海時代にビタミンC不足により発症する壊血病の特効薬としてレモンが船に常備され、
海を渡ってアメリカ大陸に伝わります。
 
ええ、インド?って????
はい。私もインドへは行ったことがありません。
インドといえば、カレー? ああ、それくらいの乏しい知識。
インドの環境がわからない、、、と不安になってしまいますよね。
 

では、日本ではどんな環境で育つのでしょう?

さて、レモンが日本に伝わったのは、開国後の明治と言われています。
明治6年に、ある外国人が静岡県の熱海に湯治に訪れた際に、
レモンのタネを庭にまいたという逸話が残っています。
現在、日本のレモンの6割は、広島県の瀬戸内海に浮かぶ島々で生産されています。
その中でも広島県の瀬戸田(生口島)は一番の生産地。
次いで、愛媛。
和歌山、熊本、三重などでもつくられています。
 
生産地から何となく、日本でも温暖な暖かい地域で作られている、
ってことがわかってきますよね。
 
レモンの栽培には、温暖で水はけの良いことが条件
具体的には、年平均気温が15℃以上の地域。
冬の寒さには弱いので、−3℃を下回ると木が弱り、枯死することもあります。
逆に、下回る地域では鉢植えで育てて、冬の置き場を工夫して、防寒対策をすれば
栽培可能なのです。
温暖化の影響もあって日本の栽培可能な地域の北限地も
どんどん上がってきていると言われています。
そして、レモンの爽やかなイメージもあって今、
園芸界でもレモンの木の栽培ブームがおこっています。
どうも身近でレモンを育てることができそうですね!!
先ずは、鉢栽培からレモンを育ててみてはいかがでしょうか?
 
 

レモンのアイディアレシピ[1]


いきなりですが、皆さん、「柚子胡椒」ってご存知でしょう?
実は同じ要領で「レモン胡椒」も簡単に作ることができます。
 
*材料*

•レモン 1個
•青とうがらし  3本
•塩   大さじ1
 塩はお好みに応じて加減してください。


レモンも青とうがらしも刻んで、塩も入れてミキサーなどで撹拌するだけ。
レモンは皮ごとそのまま丸ごと使ってください。
なので、やっぱり国産レモンのノーワックス、防腐剤なしのものが安心ですね。
青とうがらしは、辛さを調整するならば、タネと胎座を取り除いた方が良いでしょう。
赤とうがらしを使うと、激辛になりますが、これも風味があって美味しいですよ。
  *とうがらしを刻んだりするときは、ビニール手袋をはめておくのがおすすめです。
   素手で作業した後にうっかり目などの粘膜をこすったりすると、
   辛味成分のカプサイシンにより、強い刺激や痛みを伴うことがあります

この「レモン胡椒」、、、焼いたお肉につけて食べても、お刺身にも焼き魚に添えてみたりと
柚子胡椒同様、万能調味料なのですが、レモンだけに少し洋風の香りもします。
シンプルに茹でたパスタにオリーブオイルとこのレモン胡椒でもよいですが、
最近私がはまっているのは、

素麺にレモン胡椒。

真夏になり、暑くて食欲がないときにでもつるって入る素麺ですが、
ちょっとおろし生姜に飽きた方にはおすすめ。

お酒の最後の〆などにも最高です!!
 
 
レモン生活はじめませんか? その1
https://shokubutsuseikatsu.jp/p/546.html
 
書いた人
国吉 純
園芸家、レモン研究家。

上智大学文学部教育学科卒業。大学卒業後大手電気メーカーにて秘書を務め、退職後出会った園芸の世界で、造園、暮らしの中での園芸を、ガーデンセンター、雑誌等で紹介。園芸専門学校等での講師をはじめ、住宅関連企業、集合住宅等で「楽しく簡単に華やかに育てる」をモットー に年齢や場所に関係なく植物と触れ、育て、楽しめる植物選び、メンテナンス法などの指導にあたっている。広島瀬戸田レモンの販売拡大事業と園芸療法による高齢者施設での活動が広く注目されている。 

有限会社ジュリエッタ・ガーデン代表。
http://www.juliniwa.com
http://ameblo.jp/giulietta-lemon/

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この記事のライター

国吉 純
国吉 純

園芸家、レモン研究家。

上智大学文学部教育学科卒業。大学卒業後大手電気メーカーにて秘書を務め、退職後出会った園芸の世界で、造園、暮らしの中での園芸を、ガーデンセンター、雑誌等で紹介。園芸専門学校等での講師をはじめ、住宅関連企業、集合住宅等で「楽しく簡単に華やかに育てる」をモットー に年齢や場所に関係なく植物と触れ、育て、楽しめる植物選び、メンテナンス法などの指導にあたっている。広島瀬戸田レモンの販売拡大事業と園芸療法による高齢者施設での活動が広く注目されている。 

株式会社ジュリエッタ・ガーデン代表。

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