吉原 大五郎 吉原 大五郎 42ヶ月前

花屋利平 ⑥

自分の好きな色と贈る色

世の中には沢山の色が存在する。
明るい色や暗い色。パステルカラーやビビットな色。鮮やかな色からアンティーク系の渋い色。
自分の好みの色は?と聞かれると「赤」や「青」と答えるのが普通だと思っているが中にはモーブ系が好きという人や
ちょっと暗めの茶色が好きと答える人もいる。
お花のご注文を受ける時にお花を使用する用途(お誕生日やお見舞い・又はお悔やみなど)とご希望の色合いを伺う。
例えばお誕生日のお祝いのお花のご希望で
「差し上げる方のお好みの色合いはご存知でしょうか?」と伺うと
「私は紫とかブルーが好きなんだけど…明るくお任せします」や「私は優しい感じが好きなんだけど、差し上げる人は年配の方なんで明るいよりは少し渋い感じで」
などと必ず前置きが付く。特に女性のお客様に多い傾向。
そこで悩むのがその前置きを意識しないといけないものなのか?って事である。
「この紫のお花が素敵だからこれを贈りたい」や「この渋い色のバラを贈りたい」って言うのは別の話。
紫を多く使って作れば注文主の好みに合う商品ができ上がるが、出来あがったものが明るいかと言われると…うんん・・・って感じになる。もらう人も紫が好きならばそれもいいかもしれないが「誕生日なのにこんなに暗いお花?」と思われかもしれない。最終的に明るい感じで出来上がれば注文主の好みとはズレてしまう。でももらう人は暗いよりも明るい色お方がお誕生日らしい・御祝いらしいと思うと感じる。
好みのように作るのがプロじゃないの?と思われるかもしれないが、自分の好きな色がお送る相手も好きな色とは限らない。注文主が好みじゃない色彩やお花の種類を使っていたとしてもその先の頂いたお客様が「わーすごい!きれい!!」と感動し喜んでくれれば注文主も鼻高々になると思う。そう信じているw
要するに、大事にしたいのは注文主の感動は勿論、その先の感動をもっと大事にしたいと言う事。あくまでもギフトととして贈るわけで自家用に買われていくのではない。
目の前の注文主は利平のとってたった今のお客様ではあるが、これを受け取る方の感動を思い描き制作するのが利平のポリシーである。それがリピートに繋がったり新しいお客様との出会いにもつながると思っている。
全ては注文主から情報が頼りなのである事は間違いない!自分の好き嫌いの好みの情報は要りませんw

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この記事のライター

吉原 大五郎
吉原 大五郎

1977年新潟県生まれ。身長178センチ、足の大きさ27センチ。16歳よりフラワーデザインを学ぶ。その後、生花店勤務。2009年に独立し高級フラワーギフトの専門店として長岡市で「花屋利平」を開業。独創的なデザインと美しい色合わせの人気店となる・・・(はずw)。現在の活動はブライダルブーケや店舗の装飾・出張レッスンなど。趣味は洋蘭栽培。日本リカステ協会幹事。花屋利平(はなやりへい)

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