内田 祐介 内田 祐介 60ヶ月前

シダ植物の観察に出掛けよう

あ~寒い・・が口癖になっていませんか?
ついつい言葉にしている内田です。
寒い寒い、暑い暑いとしつこい人間は嫌われるそうなので気をつけようと思います。
それにしても寒いなあ。 あ・・

休日は暖かいフトンに潜ったままの方もたくさんおられるかと思いますが
フトンの中で冬ごもりするのは、ちょっと勿体ないので
ここはひとつ、地底(洞窟)に潜りましょう。
洞窟付近はシダ好きにとって、たまらない光景が広がっていますよ!



 全く土らしきものが見当たらない岩に活着していたり
ほとんど日が差し込まないような薄暗い洞内に生えていたり
シダ植物やコケ植物以外は、まずまともに生育できない世界です。
みごとに競争を避けて、たくましく生きていますね。


 
瓦をつみかさねた垣。
シダ植物やコケ植物が居心地良さそうに生えていました。
シダ植物の多くの種類は、高湿度プラス「通風」が非常に重要で
容器に閉じ込めておくだけでは上手く育たないものです。
瓦の垣はそのような環境を作り出しているのでしょう。

自宅でもシダを楽しむ

シダ植物は、日光の当たり具合や、湿度の高低など
微妙な環境の違いでみられる種類が変わります。
ほんの数メートル離れると、生える種類がガラリと変わることもしばしば。
ゆえに、好む環境を作ることは容易ではありませんし
そもそも気難しい種類が多いうえ、栽培不可能と思われる種類も。

そんな中で、鉢植えはもちろん
庭植えでもよく育つ丈夫で美しい種類がいくつかあります!
これらの種類を総称して、ガーデンファーンとよんでいます。



セイヨウメシダ`ドレス・ダガー´
まるで魚の骨のような不思議なフォルムで目を引きます。

 

クサソテツ
山菜(コゴミ)として有名ですが
ダイナミックな草姿も魅力です。



ニシキシダ
四季の移ろいで葉色の変化が楽しめる美しいシダです。
春の芽吹きの美しさは、ため息もの。
たくさんの品種がありますが
ラベルが無ければ区別がつかないくらい似たものが多いため
コレクション目的でなければ、品種名なしの安価な苗で十分です。
たいへん丈夫で、どなたでも簡単に育てることができます。
こぼれ種子ならぬ、こぼれ胞子でよく増えますよ。

近年はさまざまなガーデンファーンが園芸店等に並ぶようになりましたので
ご自宅でも、シダ植物を楽しんでみませんか!?
  • すてき 2
  • クリップ
  • 埋め込み

この記事をシェアするには埋め込みコードをコピーしてSNSやブログに貼り付けてください。

この記事のライター

内田 祐介
内田 祐介

下関市園芸センター(市営植物公園)主任。
幼い頃より何故か植物を育てていた。そして気がついたら植物公園に勤めていた。職場では、園内植物の展示栽培、種の保存、園芸相談などを務めるほか、テレビ出演や講演会も多数。NHK趣味の園芸など、園芸雑誌への執筆活動も行う。森林インストラクター。趣味は野草の自生地探訪。好きな言葉は、まじめに遊ぶ。

直近の記事