梅木 あゆみ 梅木 あゆみ 2018/02/19

北国のコテージガーデンから[7]

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2月|春への妄想


 

■ 月形町も、もちろん大雪 ■


こんにちは。梅木あゆみでございます。

日本中でも積雪深の記録更新をしていますが、ここ月形町も6年ぶりの大雪!!
2月初めには、積雪深222センチと平地とは思えない雪の深さでしたが、なぜかアメダスがないがためにニュースにならない私の町。

ただ今、降雪は8.5メートル、積雪深194センチ。(2月18日現在)
(6年前の記録的大雪のときは降雪14メートル越え、積雪新263センチでした(>_<))



△ 農場の除雪作業。大型トラクター大活躍!



でもでも。
雪が多いのは、そう悪くもありません。

なぜなら、雪がハウスの外側に厚い壁を作ってくれるから。
この雪の壁のおかげで、冬の間は隙間風知らずのハウスになるんです。

△ こうしてロータリーを付けたトラクターで除雪します。



△ 左側にハウスがあるのが、わかりますか? 雪の壁ができて、隙間風を防いでくれるのです。



△ 屋根と壁が繋がるとハウスがつぶれてしまうので、「雪を切る」大事な作業

 

■ 植物たちが芽を覚ます!■



そして、雪の下で眠る植物たちも間もなく芽(目)を覚まします。


△ 雪を除くと、すぅっとチューリップの芽が伸びていました。黄色いのは、太陽の光に当たっていなかったため。日に当たれば、みるみる緑色に変わります。



△ スノードロップは、雪の下ですでに花を咲かせています。



私が思うに、この大量の雪が春になるとじっくり時間をかけて解けていく、っていうのが実は素晴らしいのです。

コンテナやバスケットに水やりをするときに、一度に水をあげないで、じっくり時間をかけると水保ちが断然違うでしょう。
それと同じです。

つまり、時間をかけてゆっくり解けた雪解け水は、地中奥深くまでじっくり浸透するのです。
それを植物たちが、時間をかけてゆっくり吸い上げ、そして太陽と温度をもらって成長する。


△ 北海道では、このような雑木の防風林が多くみられます。

春に雑木を切ると、切り口からドクドクと水が出てくることがあります。
それは木々が「水を上げている」ということ。

地温が上がってくると芽吹きに向けて、木々が一斉に成長の準備を開始している証拠ですね。
だからモミジなど広葉樹を、春先に剪定するのはご法度。
どんどん水が上がって、あふれ出て、枯れてしまいます。

逆にメープルシロップやシラカバ樹液は、木々の水上げを利用して採取します。
つまりこれらは、4月から5月までの雪解け時期が、一番の採取シーズンなんです。


△ 2月の太陽を浴びて、植物はのびのび育ちます。


こうして厳しい自然と向き合いながら日々生活していると、いろんな気持ちがわき出てきます。

太陽への感謝、雨への感謝、土への感謝。
芽吹く力の驚き。


そして春への期待と妄想。


△ 成長する植物に、春への妄想も膨らみます!


2月後半からは日ざしは春になり、太陽が植物にとって何よりのごちそう
ぐんぐん大きくなる苗に元気づけられますね。

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この記事のライター

梅木 あゆみ
梅木 あゆみ

1995年月形町で生産直販店「コテージガーデン」を主婦から起業。現在は年間を通し2000品種以上の植物苗を生産し、札幌市百合が原公園ガーデンショップの売店も経営する。ノーザンホースパークK’s Garden、滝野公園、層雲峡温泉、個人庭園などの、企画、設計、工事、管理などを行う。「オープンガーデンof北海道」を発行するブレインズ種まく私たちのメンバー。2009年度北海道「輝く女性のチャレンジ賞」2010年度内閣府「女性のチャレンジ賞」受賞。日本ハンギングバスケット協会公認講師。三男一女の母。

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