梅木 あゆみ 梅木 あゆみ 2週間前

北国のコテージガーデンから[11]

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6月|6月の庭仕事


 

■ 約束したように咲いてくれる秋植え球根たち  ■ 



こんにちは。梅木あゆみでございます。


△ 6月のノーザンホースパーク K’s Garden


一気に春が加速し、初夏を迎える庭。
チューリップや *スプリング・エフェメラル が終わって
宿根草の芽がニョキニョキと伸び、茎や枝を伸ばして、株がどんどん大きくなります。

それは、6月末からのバラと宿根草の協奏曲に向けてのスタートダッシュ!
6月は、7月への期待の月ともいえるのです。


*スプリング・エフェメラル 早春に咲き、夏を過ぎると茎葉を枯らして休眠する植物の総称。


△ 広がる下草から、次々と立ち上がるカマッシア。ノーザンホースパーク K’s Garden。


バラと宿根草の協奏曲が始まるまでの間を、たっぷり楽しませてくれるのが、秋植え球根たち。
期待を裏切らず咲いてくれる、カマッシアやアリウム、そしてエレムルス。
広がる宿根草を下草にして、空中に浮かぶアリウムはガーデンの人気者。

約束したように、ちゃんと咲いてくれる球根たち。
北海道の庭を彩る6月の主役は、これら様々な秋植え球根なのです。


△ 遠目で見ると宙に浮いたポンポンのように見えるアリウム。ノーザンホースパーク K’s Garden。



△ カマッシアの群生。ノーザンホースパーク K’s Garden



△ エレムレスの群生。白花だと爽やか。

 

■ 北海道の宿根草の秘密  ■ 


そしてよく聞かれる質問がこちら。
「北海道の宿根草って、どうしてこんなに大きいの!?」



△ 「巨大!」といつもみなさまから驚かれる、ホスタのボーダー花壇。

たとえば、南国が故郷の植物は、北国ではなかなか大きくなれないのですが、
北国が原産地の植物は、本当に大きく育ちます。

いったいこのパワーはどこから来るのか。

北海道の植物たちは冬の寒さでパワーをためて、春からの温度と太陽で一気に爆発する。
特にこの時期、太陽=日照時間が関係しているような気がします。


△ 観賞用ダイオウのレウム。巨大さに驚く人が後を絶ちません。


というのも、緯度が高い北海道の6月は、北欧に近いといわれるほど、日照時間が長いのです。

朝3時には白々として7時過ぎまで明るい。
この長い昼の間に日ざしを目いっぱい取り込んで、北国の短い夏に精いっぱい花を咲かせる植物たち。



△ ノーザンホースパーク K’s Garden。


植物と同じく、北海道のガーデナーもこの時期はテンションが上がります!
暗い冬を乗り切り、明るい6月。
気分も同様に、明るくなるのです。

だから、6月の北国のガーデナーの朝は、とっても早い。
朝飯前に庭の手入れする、あるいは家事をとっとと済ませて、日がな一日庭仕事。
それもこれも、庭のクライマックスを迎えるための、いわゆる「溜め」ですね。


さあ、そろそろ庭のクライマックス、始まりますよ!

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この記事のライター

梅木 あゆみ
梅木 あゆみ

1995年月形町で生産直販店「コテージガーデン」を主婦から起業。現在は年間を通し2000品種以上の植物苗を生産し、札幌市百合が原公園ガーデンショップの売店も経営する。ノーザンホースパークK’s Garden、滝野公園、層雲峡温泉、個人庭園などの、企画、設計、工事、管理などを行う。「オープンガーデンof北海道」を発行するブレインズ種まく私たちのメンバー。2009年度北海道「輝く女性のチャレンジ賞」2010年度内閣府「女性のチャレンジ賞」受賞。日本ハンギングバスケット協会公認講師。三男一女の母。

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