内田 祐介 内田 祐介 22ヶ月前

魅力的な原種ペラルゴニウム

今日も植え替え・・
明日も植え替え・・

こんばんは、内田です。

10月は秋植え球根類の植え付け適期ですが
植え替えの場合は、早くから動き出す種類も多いですから
植物によっては8月からスタートしなければなりません。

私事ではありますが
長年、ペラルゴニウム属の収集と研究をしておりまして。
自宅の鉢は1000鉢に達しています・・
そのようなこともあり、毎年この時期は、植え替えに追われます。
大変ですが用土中の球根をチェックできるのは1年に1回だけなので
欠かすことはできない作業です。


球根性ペラルゴニウムの棚

ドレスのように華やかな大輪花を
株いっぱいに咲かせる花ペラルゴニウムは
P.ククラツムや、P.グランディフロルムなど
数種類の原種をもとに作られた園芸植物です。
ペラルゴニウムの原種は確認されているだけでも約250種ありまして
なんと、そのうちの約90種は、球根性(塊茎・塊根種)なのです。


 P.プルヴェルレンツム

花は低木種や多肉性種ほど長くは咲いていませんし
花数も少なく地味なものがほとんどですが
可憐な花は、洋種山野草のような味わいがありますし
草姿もユニークです。
なにより、小さな鉢(3~5号鉢程度)で作れるところが
最大の魅力。狭いスペースでも楽しめます。



魅力的な球根性ペラルゴニウム 



 P.アペンディクラツム

塊茎性ペラルゴニウムの最美種。
花はすぐに散ってしまいまうものの
どっしりとした塊茎に
フワフワのシルバーグリーンに輝く葉は
非常に観賞価値が高いもの。
栽培容易で、もっとも流通量の多い原種です。
花はクリーム色ですが、現在、桃色の花を選抜中。


P.インクラッサツム

その昔、エンジェルスティックの名で店頭に並びましたが
すっかり見かけなくなってしまいました。
濃桃色の美花で、大きな2枚の上弁が
ウサギの耳のようで可愛らしい原種です。
栽培は容易ですが、株の寿命は短く
数年でぱったり枯れてしまいます。 


P.ラディアツム

スミレのような花を咲かせる小型種です。
透き通るような花色が美しい魅力的な原種ですが
栽培は難しいほうです。

 
P.プンクタツム

ペールイエローの花を賑やかに咲かせます。
花色の濃淡や、花の大小など、変異が多く
プンクタツムばかりをコレクションしても面白いくらい。


 P.ラパセウム

マメ科の花にも、キツネの顔にもみえる?
風変りな花を咲かせます。
ニンジンのような葉も独特。
花色は、白、桃、黄色のほか
咲き進むにつれて花色が変化するものもあります。


 P.ウーディー


 P.カフルム

花弁が細裂する種類もいくつかあります。
ユニークでしょう?


栽培のコツについては省略しますが
球根性のペラルゴニウムは
休眠前後と休眠中の水やりに注意すれば
維持はそれほど難しくありません。

入手は難しいですが
インターネットや多肉植物専門店で
いくつかの種類は入手可能です。
もし見かけたら、ひとつ育ててみて下さい。
きっと、球根性ペラルゴウムの虜になると思いますよ。
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この記事のライター

内田 祐介
内田 祐介

下関市園芸センター(市営植物公園)主任。
幼い頃より何故か植物を育てていた。そして気がついたら植物公園に勤めていた。職場では、園内植物の展示栽培、種の保存、園芸相談などを務めるほか、テレビ出演や講演会も多数。NHK趣味の園芸など、園芸雑誌への執筆活動も行う。森林インストラクター。趣味は野草の自生地探訪。好きな言葉は、まじめに遊ぶ。

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