jardin nostalgique jardin nostalgique 1週間前

トリコロールの花束

こんにちは。jardin nostalgiqueの青江です。

今年も早いものでもう12月。
下半期はあっという間に過ぎるということは毎年感じているのですが、
今年も想像を上回るスピード感で過ぎて行っています。

お店ではリースレッスンがスタートして、
お店は針葉樹の香りに包まれています。
この香りをかぐと、
例年より暖かくて、まだ秋!?という気持ちも、
やっぱりもう冬ですねー。となるのが不思議。

店先も、ちょっとしたクリスマスマルシェのようにクリスマス雑貨やリースを並べています。


いっぱいあるので、雨の日は大変。


そんなこんな、クリスマスのことを書いていこうかと思いつつ、
今日のコラムは先日まで開催していたトリコロールのブーケのレッスンについて。


トリコロールと聞くと、なんだかポップでかわいい印象なのですが、
自分がしてみたかったのは、フランドル絵画の花を描いた静物画の世界観の再現です。

実は、夏の研修旅行で訪れたウィーンにて、
たまたま花の静物画の企画展に遭遇して、
そこに描かれる花の配置や、たおやかな表現、色彩に感動しました。

そこで見た絵画の中でとても美しく感じたのが、
赤、青、白のみで描かれた花の絵画でした。
ブーケを作るという時にあまり選ばなかった3色で描かれた花の絵が
こんなに美しいなんて!と、
さっそくレッスンのテーマにしてみたのでした。

花を選ぶ際は、フランドル絵画の花の描かれ方にのっとって、
1本1本、ほぼ違う種類の花を組み合わせてみたり、
個性的な形の花や、すこしレトロな印象の花を積極的に選んでみたり、
茎や葉の動きのきれいなものを選んでみたりしました。
テーマがテーマだと、カーネーションの葉の1枚1枚すら、
とても素敵な動き!!と思ったりします。

絵画においても季節感は省かれていたように、
あえて秋の花、冬の花、春の花をミックスできたのは、
開催した季節が秋の終わり頃で、
そのいずれも市場に出回っていたからです。

色彩においても、青い花が少ない中、
極力パープルにならないようなものを選んでみました。


束ねる際には、絵画のように片方からの視点のみで束ねましたが、
しっかりと奥行きをつくる点や、
個性的な花を頂点に構成したり、たおやかな動きの表現を試みました。

最後に、暗色の背景を印象づけるような、
黒いリボンを結んで完成です。


ちょっと浮気して、わずかに黄色い印象を足した時も。



夏の研修旅行では、本当に多くの絵画や芸術に出会ったので、
秋は非常にアートな表現に偏ったレッスンが多くなりました。

アートや芸術については、ついいろいろ調べこんで、理屈っぽくなるのですが、
レッスンにご参加してくれた皆様に、少しでも感動を伝えられていたら嬉しいです。








 
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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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