内田 祐介 内田 祐介 16ヶ月前

品評会に行こう!

こんにちは、内田です。

「花もちのよさ」は切り花用品種に求められる
大切な性質のひとつです。
たとえばガーベラは、生けてから2週間は楽しめるのだとか。
切り花用品種にあまり縁がなかったので
2週間という長い観賞期間に衝撃を受けました。
鉢花や花壇につかう品種では、これほど長くはもちませんからね・・
生けてもすぐに萎んでしまう印象です。

この度は、ガーベラの切り花農家であるNさんの温室にお邪魔しました。


地元のお花好きに、Nさんを知らない人はいません。
品評会に出せば必ず賞を持って帰るほどの達人ですが
「俺はもう出さないよ、若い人に任せる」と仰っていました。
達人だからこそのお言葉だ……。

切り花なので当然、茎の長さも必要。 


茎を長くするための技術。
そして、コンスタントに咲かせるための技術。
温度管理、炭酸ガスの濃度、施肥量などは
長年の研究によるNさんだけの数値……ですが
惜しげもなく細か~く、教えて下さいました。
よ、よいのでしょうか。 


ガーベラは花を楽しんでから出荷するんだ。
ツボミで出すと、すぐ萎れてしまう。
とNさん。

大輪系はひと株で70~80本。
小輪系で100~200本も収穫できるのだとか。
株は2年で入れ替えを行いますが
人気がなかった品種は1年で入れ替えるそうです。
苗は品質などの問題でオランダなどから輸入。 


ロックウールで栽培。
熱湯消毒して何度もつかいます。
写真のロックウールは20年近く再利用しているもの。



専用の機械で、1時間に1500本のキャップ入れができるそうです。
年間、35万本のガーベラを全国に出荷しておられます。

同じ「花」を扱う仕事でも、全く異なる世界……。
切り花用の品種にますます興味がわいてきました。
そうだ、品評会に行こう!

 
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この記事のライター

内田 祐介
内田 祐介

下関市園芸センター(市営植物公園)主任。
幼い頃より何故か植物を育てていた。そして気がついたら植物公園に勤めていた。職場では、園内植物の展示栽培、種の保存、園芸相談などを務めるほか、テレビ出演や講演会も多数。NHK趣味の園芸など、園芸雑誌への執筆活動も行う。森林インストラクター。趣味は野草の自生地探訪。好きな言葉は、まじめに遊ぶ。

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