BOTANICAL PHOTO AWARD「ハンドメイドフラワー」 受賞作品講評
植物生活では「ハンドメイドフラワー」をテーマに
フォトコンペティション「BOTANICAL PHOTO AWARD 」を開催いたしました。
すでに最優秀賞および優秀賞受賞者の発表はいたしましたが
その審査講評と、その後の賞品などの授与についてご紹介いたします。
審査は、植物生活編集部と、プロのフォトグラファーで行いました。
【最優秀賞】
制作:ルフルロン
コメント:
フェミニンな壁飾りを
優しく刻む時を感じながら
ここに穏やかに佇む
【審査講評】
ハンドメイド感が現れながら、商品としても、写真作品としても、独自の世界観を完成させています。独自の作家性と商品としての売れそうなテイストを創出しながら、写真にもこだわりを見せて表現してくださったのが評価のポイントとなりました。ドライフラワーの魅力として、ふんわりとした色の魅力も感じられました。
【優秀賞】
順不同(並び順は順位ではありません)制作:Fleursbleues/Coloriage
コメント:
もぉ1つのフラワーメッセージボックス。ミモザのドライフラワーを使って。
【審査講評】
丁寧にデザインされ詰められたドライフラワー。メッセージとともに贈られたら素晴らしいギフトとして受け取ってもらえるだろうと思います。トーンの違いや配色のバランスなどもうまく見ていて穏やかな気分になれるハンドメイドフラワーです。
制作:FLOWER-DECO.Brilliant
コメント:
ドライフラワーを閉じ込めたキャンドルホルダー
【審査講評】
トランスペアレンシーなアイテムとしても注目されている形態かと思います。キャンドルホルダーとして、炎が映り込んだりした美しい姿が想像できます。色や見え方など、きっちりとディテールにこだわられた作りが感じられました。
制作:kazumi
コメント:
リングピローケース
幸せを共有します。
【審査講評】
リングピローとしての実用性や、花材の合わせ方などにこだわりを感じました。物だけの制作で終わるのではなく、ストーリーを魅せる背景の演出などが、「フォトアワード」としては評価のポイントとなりました。
制作:mippy92
コメント:
お花はひとつひとつ丁寧に乾かし、ジェルワックスに閉じ込めました。
中にティーライトキャンドルを入れて灯すキャンドルホルダーです。
花材を用い、まるで絵画を観ているような気分を味わって頂けたらと作成しました。
【審査講評】
キャンドルホルダーでありながら、押し花のような雰囲気を感じました。
制作:koko
コメント:
「妖精さんのプチケーキ」
マス目の箱に
ドライフラワーを使って
一口サイズのケーキを折り詰めた
妖精さんシリーズです
妖精さんが作った
可愛いプチケーキ
おひとついかがですか
【審査講評】
ミクロな世界観のなかで素材一つひとつを丁寧にチョイスされています。ストーリーの設定通りのスタイリングはさすがです。背景との関係性も含めた配色の仕方など、素晴らしいです。
制作:hiromi
コメント:
長く飾れるようにプリザーブドをメインに使ったギフトボックス。ボックスもお気に入り。
【審査講評】
ハンドメイド感の溢れるボックスフラワーです。ボックスの柄とあわせた花材の配分、リボンのテイストなどでオリジナル感を出しています。
制作:lalalalee
コメント:
【ミニボトルフラワー】
小さなボトルにドライフラワーの小花やプリザーブドフラワーの紫陽花・かすみ草を詰めました。
シールの文字
L’amour ne doit pas être parfait, il doit seulement être vrai.
(愛は完璧である必要はなく、本物でなければならない)
【審査講評】
光、背景のレースの素材感とマッチした、オリジナリティ溢れる形態、素材の色合いなどもそれぞれテーマ性が感じられます。たくさん並んでいたら、選ぶのも楽しそうなハンドメイドフラワー商品です。
制作:華屋・リンデンバウム
コメント:
グレビレアとホワイトで
アケビの蔓で彩りのあるスワッグへ
【審査講評】
色合いが綺麗なスワッグとしての面白さがストレートに感じられました。背景の柄や色とも対比でとてもマッチしています。
制作:shizukaogawa
コメント:
グリーンと白のスワッグ
【審査講評】
白グリーンのオーソドックスなスタイルのスワッグ。色合いが爽やかなので、見ていてホッとする感じが好印象です。
– F O R E S T T I E –
【とっておきの一日を作りたくなる蝶ネクタイ】
飾って良し 眺めて良し
それは首元から始まる物語
待ちに待った箱から取り出す日
シックにファニーにナチュラルに
「らしく」めかせば心が弾む
お気に入りのシャツに
手入れをした革靴
完全装備に身を包み
小さな森と歩き出す。
【審査講評】
ボタニカルな蝶ネクタイは、予想もつかない驚きと、商品としても細かなディテールを詰められていて素晴らしいと感じました。実際につけてみたくなる写真としての演出も評価ポイントです。
制作:mayu32fd
コメント:
ドングリなどの木の実をぎゆっと詰めた、「KINOMINO(キノミノ)」。
置いても立てても飾れます。
【審査講評】
木の実の詰まったボックスをどのように商品としてみせるか、そこに工夫が感じられた作品です。グラフィカルな木の実の配置、シックな色合いのなかにも配色や形状のバランス。そしてストーリー性のあるパッケージをキャッチコピーやグラフィックで作り上げているのが面白いです。
制作:六花rocca
コメント:
木の実のカップケーキたち
【審査講評】
明るくて楽しい気持ちが感じられる作品です。色合い、素材の組み合わせで好みに合わせた商品となり得る雰囲気です。ケーキに見立てたピック(タグ)もデザインを合わせていて工夫が感じられました。
講評者代表/植物生活編集長:大関真哉
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。