植物生活編集部 植物生活編集部 40ヶ月前

花いけの勘どころ 鶏頭


いけばなを根源とする上野雄次さんが思う、花をいけるために大切なこと。
花と光の関係、器を意識した表現などを基礎的な技術を含めて紹介しています。

花をいけるために大切なこと。
花を見つめ、向き合うことで、見えてくる自身の心。

床の間に差し込む光に合わせた花のいけかた、器と花の組み合わせ、枝や葉を削ぎ落として生まれる形など、花との対峙の仕方。


これまでの花いけはこちら






花:ケイトウ

花器:花器 鶴野啓司 焼締 


季節:夏~秋

私にとってはケイトウは自己投影できる花の一つです。
石化ケイトウ2本を、重ねるようにいけました。
石化ケイトウの持つベルベット調の質感と、器の持つ艶やかさは、正反対の異なる質感ですが、色調は同色のグラデーションです。
質感と色調の相反する組み合わせの表現になりました。



60以上の季節の花を、さまざまな器にいけた、
「勘どころ」を集めた、上野さんの本はこちら。



書 名:花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな
著 者:上野 雄次 
仕 様:B5判、208ページ
定 価:本体2,200円+税




プロフィール
上野 雄次 Yuji Ueno
1967年京都府生まれ 1988年偶然出会った勅使河原宏氏の展覧会に衝撃を受け、華道を学び始める。国内の展覧会での作品発表の他、インドネシアのバリ島やタイなどでも創作活動を展開。2005年より「はないけ」のライブ・パフォーマンスを開始。さまざまな分野のアーティストやクリエイター、パフォーマーとのコラボレーションも多数。国内外ではないけ教室を開催している。2014年Japanese IKEBANA for every season をアメリカにて出版。同書はフランス語、イタリア語にも翻訳され欧州で出版されている。



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