植物生活編集部 植物生活編集部 3週間前

知らないと話せない花業界用語 花の基礎用語(5)【な】〜【は】〜【ほ】

花の仕事には、種苗、生産、流通、販売とさまざまあります。
それぞれの分野における最低限の用語の知識があれば、より深く、より豊かな花の世界を築くことが可能です。

そんな、知っておきたい知識と用語を連載でお届けします。


花の用語を覚える前に、まずは、花がどのようにして生まれて生活者の皆さんに届けられるのか、その流れを知っておくことが肝心です。

植物に関する基本知識にはじまり、種苗、生産、流通、加工、装飾、販売、販売管理という流れです。
それぞれの分野で専門用語が存在します。

それらの用語を知っておけば、どんなシチュエーションでも困ることはありません。
もしわからなくても、はじめは自分の知っている言葉でも構いませんし、対話は成り立ちます。

例えば、「切り前」という用語の意味を知らなくても、花の咲き具合が何分咲きか、という会話に置き換えることができます。
しかしながら、「切り前」という用語を知っておけばコミュニケーションはよりスムーズに進みますし、仕事もよりはかどることでしょう。
ここでは、花の仕事の中で頻繁に用いられる用語だけを厳選して選び出し、簡潔にわかりやすく解説しています。

これらを理解しておけば、花業界でのコミュニケーションにつまづくことはないでしょう。


これまでの用語解説はこちらから
>> 知っておきたい花用語 花の基礎用語(1)【あ】〜【お】
>> 知っておきたい花用語 花の基礎用語(2)【か】〜【こ】
>> 知っておきたい花用語 花の基礎用語(3)【さ】〜【そ】
>> 知っておきたい花用語 花の基礎用語(4)【た】〜【と】



知っておきたい花用語 花の基礎用語(5)


【な】〜【は】〜【ほ】


二年草 にねんそう
二年生草本。植物が発芽してから開花結実して枯死するまでの長さが2年のもの。

胚珠 はいしゅ
種子植物の、発達して種子になる部分。被子植物では子房内にあり、裸子植物では心皮についたまま裸出する。

鉢花 はちばな
鉢に植えられた花や植物の総称。

花 はな
種子植物の生殖器官。

花顔 はながお
花の姿のこと。花のように美しい顔のことも意味する。

花型 はながた
花の形。花形とも書く。丸弁、剣弁など花弁の形や、ベル型、ラッパ型といった何かの形で表現するものなど、花の品目ごとにさまざまな呼び方がある。「バラ咲きのラナンキュラス」と呼ばれるものは、正確には「バラ型に咲くラナンキュラス」で、「ユリ咲きのチューリップ」「カーネーション咲きのバラ」「キク咲きのクレマチス」なども同様。また、いけばな用語としての「花型」は、流派ごとにある挿花の定型を指す。

花首 はなくび
茎の先の花を支えている部分。花首がしっかりしていない花は、水下がりによるベントネックを起こしやすい。

花芽 はなめ
花になる芽のこと。たくさんの花芽の中からいくつかを摘み取って数を減らし、残した花を大きく育てる仕立て方や、一輪ギクのように花芽をひとつだけ残して他はすべて摘み取る仕立て方もある。【→摘花】

バラ咲き ばらざき
バラ以外の花で、バラの咲き方に似た形状の咲き方を指す。トルコギキョウ(リシアンサス)やプリムラ・ジュリアンなどにこの咲き方の品種が多くある。

春植え植物 はるうえしょくぶつ
耐寒性に乏しく、気温、地温が上昇してくるころに植えつける植物の総称。越冬できない植物。アサガオやヒマワリなど。【⇔秋植え植物】

半八重咲き はんやえざき
一重咲きより花びらの枚数が多いタイプで、セミダブルの呼び方でも知られる。

被子植物 ひししょくぶつ
種子植物のうち胚珠が子房に包まれている一群。木部は主に導管からなり、草本または木本。最も進化した一群で、高等植物の大部分を占める。

一重咲き ひとえざき
花弁が重ならず咲く咲き方。シングルともいう。和花では、儚さを感じさせる一重咲きの花が大切に扱われる。日本人好みのスミレやキキョウも人気。スプレーマムは一重咲きが多く出回る。

平咲き ひらざき
花が咲いたときに平らになる花型。主にバラの咲き方分類に用いられる。

品種 ひんしゅ
生物分類学上の一段階。種より下の階級のひとつ。基本的には同一種でありながら、いくつか形質に異なる点のあるものを品種として区別する。

風媒花 ふうばいか
風の媒介によって受粉を行う花。花粉を風で飛ばすため、イネ科の植物など、花は小さく目立たないものが多い。【⇔虫媒花】

プラントハンター ぷらんとはんたー
新種の珍しい花や植物を探し歩く人。最近では少なくなったが、ラトビアのジャニス・ラクサンス氏などが有名。古くは大航海時代から20世紀にかけて、海外で珍しい植物を採種して母国に持ち帰るため世界中を探検・冒険する人を指す言葉だったが、現在はワシントン条約や各国の法律、検疫などの関係で、希少植物の国外への持ち出しは厳重に制限されている。

フリンジ咲き ふりんじざき
花弁の縁に細かい切れ込みが入った形のタイプ。トルコギキョウ(リシアンサス)やシクラメンの品種に多くある。

分類 ぶんるい
種類・性質・系統などに従って分けることで、同類のものをまとめ、いくつかの集まりに区分すること。植物の場合は科、属、種に分けられる。

 ほう
花を包んでいる薄い保護葉のこと。アンスリウムやミズバショウなどサトイモ科の花の、花序を包むように発達した苞を特に仏炎苞という。

盆栽 ぼんさい
「盆」は鉢の意味、「栽」は鉢の中で育てられる植物の意味。観賞用に枝や幹に人が手を加え整えて育てた鉢植えの草木。

ポンポン咲き ぽんぽんざき
球状に細かい花弁が集まった咲き方。ピンポンマムはその代表格で、他にはダリア、アスター、マトリカリアなどがある。



出典
「知らないと話せない、花業界用語500」(誠文堂新光社刊) 宍戸 純 著(株式会社大田花き)




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