花いけの勘どころ 七竃
いけばなを根源とする上野雄次さんが思う、花をいけるために大切なこと。
花と光の関係、器を意識した表現などを基礎的な技術を含めて紹介しています。
花をいけるために大切なこと。
花を見つめ、向き合うことで、見えてくる自身の心。
床の間に差し込む光に合わせた花のいけかた、器と花の組み合わせ、枝や葉を削ぎ落として生まれる形など、花との対峙の仕方。
これまでの花いけはこちら
花:ナナカマド
花器:骨董 唐津 徳利
季節:秋~冬
秋らしい赤い実と紅葉が美しいナナカマド。
大きな枝なので、秋には装飾などによく使う花材です。
7回かまどで焼いても燃えないほど強いというのが名の由来ですが、実際はよく燃えるため、別の由来があると言われています。
枝にびっしりと実った様子を主役にするために、器から枝を前へ飛び出すようにいけました。
器は黒を選び、あくまでも控えめにしています。
出演情報
11月29日(金)
花道家・上野雄次さんがラジオ出演します「花いけの勘どころ」
TOKYO FM「The Lifestyle MUSEUM」
(毎週金曜 18:30 〜 19:00 首都圏ローカル放送)
パーソナリティ:ピーター・バラカン、柴田幸子(アシスタント)
エリア外の地域の人も、放送後、ポッドキャストで聴くことができます。
ぜひお楽しみください!
http://www.tfm.co.jp/podcasts/museum/
60以上の季節の花を、さまざまな器にいけた、
「勘どころ」を集めた、上野さんの本はこちら。
書 名:花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな
著 者:上野 雄次
仕 様:B5判、208ページ
定 価:本体2,200円+税
プロフィール
上野 雄次 Yuji Ueno
1967年京都府生まれ 1988年偶然出会った勅使河原宏氏の展覧会に衝撃を受け、華道を学び始める。国内の展覧会での作品発表の他、インドネシアのバリ島やタイなどでも創作活動を展開。2005年より「はないけ」のライブ・パフォーマンスを開始。さまざまな分野のアーティストやクリエイター、パフォーマーとのコラボレーションも多数。国内外ではないけ教室を開催している。2014年Japanese IKEBANA for every season をアメリカにて出版。同書はフランス語、イタリア語にも翻訳され欧州で出版されている。
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。