植物生活編集部 植物生活編集部 2020/01/07

食から環境を考える、オーガニック&ヴィーガンレストラン


新たな気分で心も体もリフレッシュして生活始めたい。
オリンピックイヤーの2020年、この機会に疲れた体をリセットしたい。
荒んだ体を「食」の部分から見直そうと考えている人、多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、食を通じて内から美へとサポートする東京・表参道のオーガニック&ヴィーガンレストランの「BROWN RICE(ブラウンライス)」です。



東京・表参道のまさにど真ん中、メインストリートを一本だけ離れた場所に、ブラウンライスはあります。



ゆったりとした空間に、センタープレイスには茶釜が置かれています。
天井には稲がディスプレイされていて、日本古来のシンボリックなイメージ。





カフェテリアのような雰囲気もあり、入りやすく落ち着いたレストランです。
「オーガニック&ヴィーガン」なので、出汁、素材すべて、有機野菜など植物由来の食材のみでおいしい食事を提供しています。

定番メニューは「一汁三菜」「旬野菜のせいろ蒸し膳」など。
国産大豆を使った豆腐料理、極上の昆布出汁で煮た根菜、ふっくら炊きあげた玄米ご飯、伝統的な製法で作られた味噌を使用した味噌汁、せいろで皮ごと蒸しあげ、凝縮した旨味と栄養をまるごといただける産地直送で届く新鮮な季節野菜など、毎日でも食べたい栄養豊富な定食が揃っています。



植物と食の関係を考えてきた植物生活ですが、今回はその考え方の実践に迫りたいと思います。

ブラウンライスはオープンして16年目。
実はイギリス発祥のコスメブランド「ニールズヤードレメディーズ」の日本法人が運営するレストランです。

近年、人体への化学物質の影響や、地球環境への配慮からオーガニックな製品づくりがさまざまなジャンルでも行われています。

最近は、そうした地球環境への意識の高まりを感じさせられた出来事なども増えており、ひいては、自分の健康への再認識も促されることもしばしばです。
一人ひとりがどうやってそうした行動を取れるか、毎日でなくても、1日だけでもそうした意識を持って生活できれば、暮らしが豊かになっていくことが実感できます。

コスメの世界では、早くからオーガニックやリアルナチュラルの製品づくりを実践するブランドが人気を得ています。
マイクロプラスチックなど海洋汚染を引き起こしたり、自然に還らない原料が使われるのではなく環境的に持続可能なことが最優先された製品づくりです。

イギリス発祥の「ニールズヤードレメディーズ」ブランドもそのひとつ。

ニールズヤードは1981年、ロンドン コヴェントガーデンに英国初のナチュラルアポセカリー(自然薬局店)をオープン。
オーガニックコスメ、アロマやハーブなどを取り揃えたヘルス&ビューティブランドです。
肌効果があり、肌負担の少ないオーガニック植物、オーガニックへのこだわりをもち、 オーガニックコスメ、アロマやハーブなどを取り揃えています。


ブラウンライスとは中庭を挟んで隣にニールズヤードレメディーズの本店がある。



自分たちの体を作っている「食べ物」も、とても大切に考えなければならない、というところから「ブラウンライス」は始まったとニールズヤードレメディーズ マーケティング担当の杉山佐枝さんはおっしゃいます。

ニールズヤードのブランドの商品群との接点は「オーガニック」ということ。
可能な限りオーガニックで、できるだけローカル なもの、日本の素材を使うようにしていて、毎朝野菜が生産者から届いて、それを元に食事を準備しているそうです。



定番のメニュー「一汁三菜」でも、野菜はその時々で旬のもの、そのとき一番元気な、力を持っている野菜を引き出して料理しています。

「ニールズヤードの製品も植物の力を最大限に引き出しているものが多く、口から摂取するか、皮膚など外から摂取するかの違いで、すごく考え方は近いですね」と 杉山さん。



ブラウンライスでは、作っているものは極力ゴミを出さないように、できるだけ使うということに気をつけているそうで、栄養価の高い皮や皮に近い部分などを出汁などに利用して調理しています。

こうした「フードロス」に対しても地球環境に優しい形を常に考えています。


出汁に使われる、オーガニック野菜の切り落とし部分。


「美味しいかということが実は一番のポイントで、薬だったら苦くてもみなさん飲むと思うんですけれど、食べ物はやっぱり美味しくないと。体に良いものは続かないから、まずは美味しくて、さらに体に良くてヘルシーでということを考えております」とブラウンライス事業部ジェネラルマネージャーの多屋徹夫さん。



一汁三菜は味噌汁とメインの惣菜と少し和え物のようなもの。
せいろ蒸しはいつも十数種類の野菜が塩や味噌などで楽しめます。
野菜カレーは辛さもあり、大量の玉ねぎとトマトをベースに、素材にもこだわっていると話します。


「北海道から九州まで、時期によって違いますが、 週によって入ってくる野菜も生産地も本当に違います。一汁三菜のメニューもその日によって変えていますし調味料もいろんな生産者がいて、味噌、醤油、みりんなどこだわっています。出汁には加工した野菜の根や皮とかを基本的に使うので、日によって味とかも少し変わったりもすると思います。それも一つの特徴ですが、すごく優しい味が一番の特徴かなと 思っています。」



「環境問題に配慮する」とか、「野菜だけの食事をする」ということをストイックに実践することはなかなか難しいことですが、食をたのしみながらそれらが考えるきっかけになれば、という優しさを味からも感じます。



実際、不規則な生活が続いた後に、ここにきて体をリセットする、という利用をされるお客様も多く、「厳しく何かを決めていくよりも、もっと気軽に体に良いものを食べたいから、普段ジャンクフードを食べているけれど、定期的にここに来る」という人も多いそうです。


中庭にはイングリッシュガーデンをミニチュアで再現した、落ち着いたテラススペースが。


オリンピックイヤーである2020年、ますますリアルに国際化していく日本にはたくさんの外国人観光客が訪れ、近年は、海外からの来訪者の多くに、食に対しての多様性も求められています。

ベジタリアン、ヴィーガン、ハラールフード、などさまざまな文化、宗教、思想的な規則や制約による食のありかたについてもホスト国としては取り込まなければなりません。
おいしい食を通して、こうしたことを考えるきっかけとなればと思います。





取材時はクリスマス前のホリデーシーズンということで、オリジナルディスプレーのツリーもありました。お正月が終わり1ヶ月もたたずにクリスマスなどなかったかのような日常生活に戻ります。買い物、消費活動には経済を回すという重要な役割もありますが、海外では、「クリスマスツリーの廃棄」も考えなければならない問題として捉える動きもあります。ニールズヤードではあらゆることに配慮していますが、ツリーもその一つで、根がついていて、自然に戻せるものに限ってディスプレーされていました。







代表の梶原建二さんが描いているボタニカルアートを前に。ニールズヤードレメディーズ杉山佐枝さんに伺いました。


伺ったお店
BROWN RICE ブラウンライス

東京都渋谷区神宮前5-1-8 1F
TEL:03-5778-5416
営業時間 :11:30~18:00(L.O:お食事~17:00/ドリンク~17:30)
席数 :38席(テラス席含む/全席禁煙)

営業時間などは変更になる可能性もありますので、電話や公式サイトなどから事前にお店にご確認ください。

店舗情報はこちらから
https://www.nealsyard.co.jp/brownrice/

インスタグラム はこちら
Instagram @brownrice_tokyo


取材/植物生活編集部 撮影/佐々木智幸
 
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