植物生活編集部 植物生活編集部 2020/02/20

続・きょうの花活け  花と鎌倉とウーロンと、ときどき茶話。/vol.28 頬髭猫花


vol.28 頬髭猫花 


こんにちは! CHAJINです。

こちらは、かつて月刊フローリストさんで連載させていただいていた
「花と鎌倉とウーロンと。」のエピソード2……とでも言いましょうか。

季節ごとに出逢う日々の花あしらいについて、
花活けを始めたばかりの植物好きなアラフォー女子のMちゃんに
わかり易~く(時に脱線しながら)お話ししてゆくWEB版の花教室みたいなコーナーです。

また、アトリエのある鎌倉界隈のことや愛猫ウーロンについての茶話も綴っております。

諸々緩さ満載ながら、皆さまの日々の花活けに少しでもお役に立てればうれしいです。
それでは今回もよろしくおねがいします~!
 



花と

  




CHAJINさん(以下C)「もうすっかり年明けから春の花が市場にはあふれていて」

植物好きなアラフォー女子M(以下M)「はい」

C「いまも継続してそういう風景が続いているんですけど」

M「ほうほう」

C「小花とか、あとはチューリップとか球根系のものとか。仕入れに行くのは寒くて大変なんですけど、市場的にはすごく華やかで」

M「へぇ~」

C「で、今回はちょっとこう活けるっていうよりは、なんですかね、もっとカジュアルな……そういう感じ」

M「ほぉ……」

C「この作品は若いときのっていうか、そのころから僕パンジー結構好きで。この連載でもちょうど昨年のいまぐらいにパンジーを選びましたけど」

M「はい、紫色の」

C「そうでしたね~。そのときも多分触れたんですけど、パンジーの謂れとして“頬髭のあるネコ”っていうことで」

M「ふんふん」

C「それを知ってから、パンジーを見てもネコにしか見えないっていう(笑)」

M「(笑)」

C「なのでこう、目が合えば買ってしまうっていう……そこにいるネコを拾って来てしまうみたいなね」

M「あぁ~、見つめられると抗えないみたいな」

C「なので、パンジーが出る季節は結構買ってしまいますね~」

M「おぉ~。でもこの黄色とオレンジっぽいパンジーって珍しいというか、あまり個人的には見かけないような」

C「確かに。実はこれ(を活けたのは)10年くらい前かな? だからどんな品種だったのかあんまり覚えてないんですけど」

M「おぉ、でもすんごいキレイな色ですよね~」

C「ね。で、器は本当に小さな瓶なんですね。これはアンティークの……小さなっていってもどう伝えたらいいんだろう(笑)。セブンスターとかよりはちっちゃい……タバコでよく比較しますけど(笑)」

M「そうですね(笑)」

C「茶色い方は、セブンスターにほど近いくらい(の大きさ)かもしれない。白い方はもうちょっとちっちゃい」

M「ほぉ~。ハガキの上の辺の3分の2くらい?」

C「ハガキの上の辺……(苦笑)」

M「わからんですね、すみません(自分は一体何を言っているんだと思って苦笑)」

C「ま、でも、めっちゃちっちゃいっていうか、手のひらサイズ。二つ乗っけても手のひらに乗るよっていうくらいの」

M「思ったより小さいですね!」

C「そうなんです。なのでこれはビオラじゃないけど、ビオラに近いくらい小輪というか小顔」

M「かわいい~」

C「ネコで言ったら子ネコみたいな」

M「子ネコー! かわいいーー!」

C「そういう感じの大きさだったです」

M「はぁ~」

C「ご存知の方も多いと思いますけど、パンジーってヘッドは比較的顔が大きくて、でも茎は本当にほっそりと、ともすればちょっと柔らかくて折れやすそうなね。そんな感じなので」

M「はい、はい」

C「これは約10本ずつくらい入ってますけど。スッと茎だけをまとめても、案外小さな瓶でもそれくらいの量がサクッと入っちゃうっていうか」

M「はぁ~なるほど~」

C「それでこれは活けるっていうよりは、どっちかっていうと手元に(パンジーを)持って、一輪一輪をなんとなく手の中で優しく束ねてみたら、自ずとできるような丸いカタチで」

M「ほぉ~」

C「これはね、なるんですよ。誰がやっても。今日はじめて花を触るっていう人でも、必ず落ち着く形があると思うんです」

M「へぇーーー!」

C「多分Mちゃんも何かの花でそうやってみたら、必ず手の中でカタチは一回できると思うんです」

M「ふんふんふん(手の中で花を束ねるイメトレをしながら)」

C「そのくらい一期一会的に組んで、かわいいわって思ったら下を揃えて」

M「揃えて茎を切ってあげると、ハサミで」

C「はい。切って。で、そーっと瓶の中にスッと差し入れる」

M「はい」

C「大概こういう瓶って口が狭いので。あんまり意図したところと違ったところにいってしまって……というよりは、(花が)落ち着くんですよ」

M「キュッとハマってくれる感じですね」

C「ハマってくれる。なので本当にワンツースリーでできるし、水換えも楽なので」

M「確かに」

C「毎日水を換えるときにまたちょっと組み直して、昨日とは違うカタチをまたサクッと入れて……毎日毎日カタチが変わるのを楽しむ、みたいなカジュアルなスタンスで」

M「はぁ~」

C「瓶とか、そういうのは(カジュアルな花飾りに)すごく向いていると思います」

M「パッと見るとそんなにカジュアルなんだ、と思えないくらいの……なんて言うんだろう、カッコイイ感みたいな。でもこれがそんなに簡単にできるっていうのは“おおー!”っていうか、うれしさがありますね」

C「なるほど~。そしてこれは複数置いているので、たとえば色の違うパンジーがあったらそれが瓶の中でランダムに混ざっているっていうのも華やかでいいんだけど、たとえばあえて二つ(の瓶に分けて)並べてみたりする。そういうことも瓶ならできるので」

M「ほぉ」

C「これが2個、ないしは3個とか。もし窓の広い大豪邸にお住まいの方は7個ぐらい並べるとか(笑)」

M「それは羨ましい(笑)」

C「そうすると1個だけで飾るのとはちょっと違ったリズムができて、それはそれで楽しいと思うんですよ」

M「しかも1個1個がそんなに大きくないから並べても、そんなに豪邸じゃなくてもそこそこ楽しめそうな(笑)」

C「全然いけると思います(笑)。窓の桟とかにちょうど置けるくらいの大きさだから、なんとなく背景に自然光が入って、そこにちょっとずつランダムに並んでいるとウキウキ気分、みたいな」

M「なんか春来たな、みたいな」

C「とくにこういう春の季節はカジュアルに飾れるようなお花も結構あるので、なんとなく花飾りをはじめてみたいなっていう方も、こんなカジュアルな感じではじめてみると継続しやすいかもしれません」

M「とっつきやすい!」

C「ぜひやってみてください!」

M「がんばります~!」


確かにパンジーって模様が顔っぽい。
最近にゃんこ動画にハマっているので
もうこれは買うしかありません!
あとパンジーの花びらの薄さも可憐で大好き。
平べったいから押し花やドライフラワーにもいい感じっス。
東京の狭い我が部屋でも楽しめそうな
小さめサイズもありがたやです!(byM)
 


 

鎌倉と、



猫愛教室



来たる猫の日(2/22)にちなみ、
猫好きによる猫好きの為のネコスワッグを作るワークショップを開催。
当日は皆さんそれぞれの猫話に花が咲き
いつもの花教室とは一味違ったCAT LOVEな空間に。
製作後のティータイムも
鎌倉仲間の大人気猫チョコクッキー(キトゥンショコラテ)で。
心もお腹もすっかり満たされ、猫充電完了!




ときどき茶話、



愛猫癒友


ぬいぐるみ作家の友人がつくってくれたチビウーロン!
ウーロンのおとぼけ加減も、毛色の茶虎模様も、びっくりするほどの酷似感。
ウーロンのシェアメイト(寝床仲間)としては古株のフクロウ博士(勝手に命名)も彼女のデザインによるもの。
どちらも愛すべき癒し仲間ということで(ミヤちゃんありがとう~拝)。

 

活けラジ

脱線しまくり!?「花と」のところでおしゃべりしているCHAJINさんと、編集者Mとの花トークラジオ「活けラジ」やってます。

「迷わず活けよ、活ければわかるさ!」youtubeで 「vol.7」 配信中  vol.1から聴きたい、という人はこちら





プロフィール

CHAJIN/チャジン





フラワーアーティスト。
ORIGINAL FLOWER STYLE CHAJIN 主宰。

暮らしまわりの雑貨と季節の花を合わせ、個性的でありながらもカジュアルな花あしらい、存在感あるリースの作品が得意技。
雑誌や広告の花活け、店舗や温泉宿のディスプレイ、展示会の花活けの他、
鎌倉のアトリエや、池袋コミュニティカレッジ、NHKカルチャー青山教室、NHKカルチャー横浜ランドマーク教室、二子玉川高島屋S.C教室ほか、都内各所で開催中の花教室も人気。
著書に『きょうの花活け』(誠文堂新光社刊)、『花活けのココロ』(主婦と生活社刊)、
『小さな花あしらいと12ヶ月の花の話』、『季節の花でつくる12ヶ月のリース』(ともに芸文社刊)がある。
紅茶好きでプロレス好きで愛猫家。鎌倉在住。 

インスタグラム instagram.com/chajin_eye


これまでのお話はこちら


 
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この記事のライター

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「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。

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