植物生活編集部 植物生活編集部 2020/07/20

ローラン流 季節の花あそび vol.15 思い出のライラックのアレンジメント

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。
洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。


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vol.15思い出のライラックのアレンジメント

 


可憐な小花が集まり、房状に咲くライラック。

たわわに実る果実のように枝先で揺れる姿は可愛らしく華やかで、ヨーロッパでは特に愛されている花木です。

フランス語でリラと呼ばれるライラックは、香りの素晴らしさでも私たちを魅了します。
季節になると庭や公園、街路樹からが漂う、甘くやさしい香り。

ロワール地方の祖父の家の庭にもライラックが植わり、子供の頃は木に登っては、その芳香を楽しんだ思い出があります。



今回は、フラワーデザインではサブ花材として使われることの多いライラックを主役に、アレンジメントを制作しました。

色は薄紫と淡いピンク、咲き方も八重と一重の2種類をセレクト。
庭に咲いているような自然な様子を表現するため、蕾や咲きかけのものをミックスしています。





合わせるサブ花材はライラックより小さいものを選び、主役を目立たせることがポイントです。

色は、セントーレア‘ブラックボール’のような黒っぽい花や、ベニスモモなどダークな色みのものを選ぶと主役が浮き立ちます。

同色系を持ってくると、デリケートな色みの小花の集まりであるライラックと同化して、全体にくすんだ印象になるため注意しましょう。




スグリの花やアフリカンブルーバジルなど、野に咲くような花材を混ぜてナチュラルな印象に仕上げながら、花器はヨーロピアンアンティーク調のものセレクト。
古城で名高いロワールの自然風景を意識しました。



flower&green

ライラック2種、クリスマスローズ、リナリア、アンジェリア、セントーレア‘ブラックボール’、アフリカンブルーバジル、ベニスモモ、ガーデニア、スグリ、アストランチア

撮影/山家 学 取材/植物生活編集部

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プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe

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