jardin nostalgique jardin nostalgique 2020/08/16

ブーケの背景 

こんばんは!jardin nostalgiqueの青江です。
暑い毎日が続きますが、皆様お元気でお過ごしですか!?

jardin nostalgiqueは只今休業を頂戴しており、
9月8日~再開いたします。
暑さ故、お家の中でできる楽しみを見つけて生活しています。

まず、旅気分を味わうのに、NHKの世界ふれあい街歩きを1日1か国以上見ていると、
だんだん旅気分になるこつもわかってきて、どっぷり旅人気分。
今まで行った国は、パリ、ベルギー、北欧諸国、ドイツ、イタリア(笑)。
どの国も往復0分、滞在時間1時間(笑)。

あとはいつもなかなか読めない本を読んでみたり。。。
タイトルから面白そうと思った色彩の本や、
フラワーアレンジの歴史の本をすでに読破しました!

今更ながら残念なことが分かったのですが、
自分はどうやら活字で読んだことがなかなか頭に入らないようで、
内容よりも、読んだ時に思った疑問とか、感動した点だけ残っています。

今回の読書タイムで自分が思えたことが今日のテーマです。

色彩の本によると、
色の見え方って、隣同士や周りの色やトーンによって
同じ色でもより引き立て合ったり、ややつぶし合ったりするようで、
絵画を書く時には、一番面積の大きくなる背景の色には、
主題をどう見せたいかという意図が含まれる・・・というような話だったのですが、
やはり職業上、それってお花だとどういうことなのかなーと置き換えて
考えてみたりしたんですよねー。

ブーケを作る時、ブーケの中の色合わせを真剣に考えて、
その中には少なくとも、少ない自分の色に対する経験や知識が反映されていると思うのですが、
ブーケと背景との関係って、今まであまり考えてなかったなーって。

で、ブーケの背景って何かなーと思ったら、
写真で撮影するときはもちろん、写真で切り取る範囲内での背景ができるように、
飾る場所の色や雰囲気が背景。
もしも花を、ブーケをより魅力的に見せるために、
その背景をブーケにあわせて決めたり、
逆に、飾るお花をお部屋の色や壁の色に合わせることで、
魅力をもっと引き出せるなーと思います。

ただ、ブーケは空間に飾るものなので、
実際飾って眺める時には、
主題と背景という、切り取られた2次元な関係だけではなくて、
空間全体を背景とするようなイメージだなと思いました。
その場所の全体の広さ、雰囲気、すべてが背景。

そして、ブーケは時間とともに枯れてしまうもので、
その時々に旬や季節があることを思うと、
実は時間や季節も背景。
朝なのか夜なのかまで考えたらえらいこっちゃなんですが
それもそうだと思うし、
季節などについては、季節にピッタリなお花はしっくりくるし、
意外なお花は目を引きます。

そんなこんなことを考えていたら、
花は、ブーケは、とてつもなく壮大な背景を後ろに存在している気がして、
日常においては、ブーケを引き立てるためにお部屋を掃除しなきゃ!!
素敵なお部屋が必要ー!なんて思ったりしますね。

でも、時に日常感あふれる自宅においても
自分がその時の気分で選んだお花が輝いて見える時があります。

それは、実はブーケが、お花が持っている背景に、
気持ちもあるからかなー思います。

楽しい気持ちの時に選んだ明るい花は、
周りの散らかりも気にならないくらいにぴっかぴかに見えるし、
悲しい気持ちの時に、その気持ちに負けない気持ちで選んだ花はコントラストを持って
もっと輝いて見えるし、
悲しい気持ちに寄りそうように選んだ花はすっとなじんでくれる。

こんなにたくさんの背景を持てるお花って、なんかすごいなーと思うに至り、
どの背景もとても大切にしていきたいなーと思いました。

ブーケレッスンで提案しているブーケをより素敵に見せるために、
絵的な背景にこだわることも楽しみたいし、
日常で、ブーケをより魅力的に見せられる空間づくりもしていきたい!

そして、花屋さんとして、お客様にお花を選んでもらう時には、
ぜひお客様の心の背景も踏まえて、時に寄りそう花、時に刺激を与える花などを一緒に選んだり、
お客様自身に心と向き合う時間を持ってもらったりできるお店でありたいなーと思いました。
誰かにお花を贈る時も、相手の好みや気持ちを考えるのって、
みんないろいろな背景の中にお花を描いてくれているんだなって思うと、
その背景に似合うお花を選んで、一番素敵に応えたい!と思います。


という、休暇中の気付きだったのですが、
こうして書いてみたら、ただ思ったことだらけのたわごと的コラムになってしまいました。

最後までお付き合いくださった皆様、どうもありがとうございました!

気づいたら写真をはさむこともないまま書き進めてしまったので、
今日は先日のレッスンの写真を。



ヒマワリのブーケを今年は重たい印象の油絵風に。
ちょうど、背景の切り取り遊びをした写真です。


まだまだ暑い毎日が続きますね。
この暑さでたるんだ心の背景に似合うお花はーなんて思いますが、
時に背景を変える努力も必要かなー。
 
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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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