植物生活編集部 植物生活編集部 2020/09/27

ローラン流 季節の花あそび vol.17 田園風の木枠のアレンジメント

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。
洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。


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vol.17 田園風の木枠のアレンジメント

 

配送用に使われていた木製のボックス。役目を終えて解体され、残った木枠の風合いに惹かれました。
ここからインスピレーションを得て制作したアレンジメントです。

田園を散歩しながら集めたような花材を使い、自然な雰囲気にデザイン。夏の暑さが落ち着いて、初秋の涼やかな風が通り抜けるようなイメージに仕上げています。




花は小さめで、野に咲いているようなものをセレクト。グレーがかった木枠の色みに合わせて、紫からピンクで揃えました。
グリーンとの色のグラデーションが美しく見える色みです。



草花系の花材はバスケットにアレンジしたり、そのまま束ねても素敵ですが、木枠の粗野な雰囲気と合わせることでコントラストがつき、面白みが加わります。

木枠の底にフローラルフォームをセットして枯れ葉を散らし、最初に紅葉ヒペリカムを配置してからグリーンを入れ、花をアレンジしていきます。

色のグラデーションを見せることを考えて、配置はミックスで。
高低差をつけ、1本1本の花の美しさが見える空間を意識して、ふんわりとした印象に作っていきます。





サイドから飛び出すように花材を入れることができるのも、木枠のアレンジならでは。
庭に無造作に置かれた箱の中に落ちた草花の種が芽吹き、成長して花を咲かせているようです。

高さは出さずに、木枠の中にある程度納めるようにすると、木枠の風合いが引き立ちます。
360度、どこから見ても違った表情が楽しめるアレンジメントです。



flower&green

ジニア、アスチルベ、モナルダ、レースフラワー、ピンクイノセンス、アストランチア、ヒマワリ、ユーパトリウム、マウンテンミント、ブルーベリー、ブラックベリー、グリーンスケール、スモークグラス、カライトソウ、アフリカンブルーバジル、マリーサイモン、ゼラニウム、オレガノ、紅葉ヒペリカム、枯れ葉

撮影/山家 学 取材/植物生活編集部

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プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe

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