植物生活編集部 植物生活編集部 2020/12/04

ローラン流 季節の花あそび vol.20 ノエルのキャンドルデコレーション

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。
洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。


これまでの連載はこちら



 

vol.20 ノエルのキャンドルデコレーション

 


長く寒い冬を照らす存在として、明るさと暖かさの象徴であるキャンドルは、ノエル(クリスマス)には欠かせないアイテムです。

今回は、そんなキャンドルと、冬でも青々とした葉を繁らせる“永遠の生命”のシンボル、エバーグリーン(常緑樹)を組み合わせたクリスマスのアレンジメントです。




 

エバーグリーンは形や質感が異なるもの3種類を用意。
モミと、コニファー‘ブルーバード’と‘ブルーアイス’です。

種類が多いと、それぞれがグリーンの色の中に埋もれてしまって個性が表現されにくくなるため、数は絞ることが重要です。

ここにネズとアロニアという個性のある実ものを合わせ、マツカサとオーナメントでクリスマスを演出します。

一見リースのように見えますが、使用しているベースは直径50㎝程度の水盤にフローラルフォームをセットしたもの。

中央を空け、周囲に花材の葉先が一定方向を向くように挿していくことでリング状に見せています。

最初にモミを配置して輪郭を決めてから、キャンドルをセット。アクセントとしてアジサイ配し、コニファーとネズを挿して形を作っていきます。

飾ったときに周囲のベースが見えるところには、マツカサを置きました。
針葉樹だけではちょっと暗い印象になりますが、パープルカラーのアジサイが入ることで明るさと華やかさが加わります。
 



キャンドルは扱いやすく安全なLEDキャンドルを使用。炎の部分が揺れるものを選び、高さの異なるものを組み合わせてリアリティが感じられるように工夫しました。




オーナメントは、マツカサとともに中央の空いたところに飾ります。

遠目から見るとグリーンのリース、近づいて中をのぞき込むと現れるキラキラとした輝きがサプライズ。
オーナメントのブロンズがかったゴールドとアロニアの赤、エバーグリーンとクラシカルな色の組み合わせでありながら、

どこか新しさが感じられるクリスマスデコレーションです。


flower&green
モミ、コニファー(ブルーバート、ブルーアイス)、ネズ(実付きの枝)、アジサイ、アロニア マツカサ


撮影/山家 学 取材/植物生活編集部

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プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe

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