「いいマムの日フォトコンテスト」受賞 loose leafさんインタビュー

マムの華やかさを、シンプルに伝える
植物生活では、ジャパンフラワードリームと共催して「11/06 いいマムの日」フラワーコンペティションを開催いたしました。
優秀賞受賞作品をご紹介しています。
こちらはloose leafさんの作品。
シックな赤紫のマムのみを、ガラスのフラワーベースにあしらったシンプルながらもモダンなデザイン。
審査評でもマムのディスプレーとしての魅力が評価されていました。
いいマムの日フォトコンテストの受賞の感想は?
「ただただ嬉しく、生活の励みになりました。」
この作品で工夫したところはありますか?
「マムの華やかさを伝えたかったので、とにかくシンプルにしました。見たことが無い色のマムだったので、思わず手に取り購入しました。品種名はわかりません。」
マムの魅力などはどんなところですか?
「私の住む町はアメリカ合衆国のとうもろこし畑と牧場ばかりある田舎です。
町にはお花屋さんはありません。
スーパー、ホームセンターはあり、そこの花売り場の冷蔵庫にある花か、鉢植えを買う以外は道端の草木を拾ってくるくらいが、入手方法です。
売っている花の種類も少なく、切り花はマム、カーネーション、バラ、ヒマワリ、カスミソウ、ユーカリくらい。
その中でもマムが7割くらいを占めていますが、マムの種類は多くはなく、ほとんどがスプレーマムです。
ニュアンスカラーのような曖昧な美しい色のマムは無く、黄色、オレンジ、白、エンジがほとんどです。
たまに、変わった鮮やかな色のマムは見かけます。
鉢植えもほぼマムが占めています。あとはガーベラやカランコエ、少しの観葉植物が並ぶ程度です。
私の町では、8月の終わりから9月にかけて、スプレーマムのみごとな鉢植え(直径50cmくらいある鉢)が並びました。
色は、黄色、オレンジ、エンジがほとんどで、それぞれ丸く仕立ててあり、ー鉢につき花数が何百輪もついています。
このような鉢のマムを玄関先の両サイドに置いたり、大きな鉢をハンギングしたりするお宅を近所ではたくさん見かけました。
切り花、鉢植えが少ない環境に住むことになり、アメリカ人はこんなにもマムが好きだ、ということをはじめて知りました。
私自身はマムをメインに自宅に飾ろうという発想が以前はなかったので、よい意味でのショックを受けました。
それまでは、マムは『和の地味なお花』というイメージを持っていました。
いわゆるアメリカンカントリーの住宅に、黄色やオレンジ、エンジの見事な鉢植えの組み合わせは、当初は珍しいものを見る感覚でしたが、大自然の空の色と木造のカントリー住宅にはとっても合っています。
発想の転換が必要だと思っていたところに、このフォトコンテストを知りました。
そのとき、ちょうどハロウィン前で、ハロウィンカラーのマムの束がスーパーにたくさん並んでいました。
その中にひときわ目立つ大人色のマムを1束だけ見つけ、迷わず手に取りました。
花はなんでもそうですが、壁の色やテーブルの色、花器の色形で印象が全く違うものになりますよね。
ということは、マムもその例外ではなく印象が変わることに気がつき、色々遊んでみようという考えが生まれました。
あらためて、マムを生けてみると愛着が湧き、はじめてマムと向き合った気持ちになりました。
フォトコンテスト後も、違うマムをまた飾っています。」
これから、マムで挑戦してみたい作品は?
「他のフォトコンテストの作品を見て、花の部分だけを使った作品がいくつかあり、興味を持ちました。
他の花とのコラボの作品は残念ながらなかなかできる環境に無いため、これからもマムをメインに色々試して楽しみたいと思います。来シーズンはその大きな鉢植えを購入しようかとも考えています。」
今後の活動について
「自宅で過ごす時間の癒しの部分に花を位置づけ、家のなかを寛ぎの場にしていけたら、いいなあと思います。」loose leafさんありがとうございました。
アメリカでのマムとの出合いのお話、貴重なお話でした。
これからも、植物生活での投稿を楽しみにしております。
loose leafさんの植物生活の投稿はこちら
撮影で使っている機材
iPhone8
撮影環境
自宅で撮影しました。照明は真上に付いているスポットの照明だけで、あとは自然の光です。少し曇った日の午前中に撮影しました。ジャパンフラワードリームのマムはこちらから。ネットショップで購入もできます。
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。