植物生活編集部 植物生活編集部 2021/02/23

ローラン流 季節の花あそび vol.22 森の奥深く潜む妖精たちの水辺

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。
洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。


これまでの連載はこちら



 

vol.22 森の奥深く潜む妖精たちの水辺

 



パリから約60キロ南東に位置するフォンテーヌブローの森。
木漏れ日が差し込むその広大な森の中には「ラ・マール・オ・フェ」という名の池があります。

日本語に訳すと「妖精の森」。

まるで妖精が住んでいるかのような神秘的な雰囲気から、この名が付いたのでしょう。
その言葉のイメージからヒントを得て制作した春のアレンジメントです。



春の訪れを象徴するヒヤシンスの球根を中心に、スイートピーやパンジーなど優しい雰囲気の草花系の花材をセレクト。

色はヒヤシンスの青紫につなげて選び、動きのあるグリーンを合わせ、自然の中の水辺をイメージさせるようにデザインしました。
 




水盤にリース状にフローラルフォームをセット。
最初にヒヤシンスを配置してバランスを取り、ほかの材料を挿していきます。
上からのぞき込んで見るようにしたいので、高さは抑えます。


マメの花は、くるくるとした蔓の表情を生かすように配置し、
ラグラスの、ふわふわとした丸みのある穂と淡いグリーンをアクセントに。
中央の空いたところに水を張って池に見立て、
妖精達が水辺で遊んでいるような、楽しげな様子を表現しました。




水面に写り込む植物の姿が、幻想的な雰囲気を作り出します。
ヒヤシンスが開花し、成長すると見せる華やかな表情も魅力です。



flower&green
ヒヤシンス、パンジー、スイートピー、セリンセ、マメの花、ワックスフラワー、ワスレナグサ、アストランチア、ラグラス‘バニーテール’、トケイソウ、スモークグラス、アカシア、ガマズミ

撮影/山家 学 取材/植物生活編集部

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プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe

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