jardin nostalgique jardin nostalgique 2021/04/19

思いをブーケに 不安と希望の願いのブーケ

こんにちは!jardin nostalgiqueの青江です。
早いもので、4月も中旬に差し掛かりましたね。

今年はいろいろなお花の開花が早いようで、
神楽坂でも、ハナミズキや藤や桐といった、
やや5月感のある花木達が既に開花しているようです。

ようです・・・
というのは、4月に入りお休みもデスクワークが続き、全然外を出歩けず、
こうした情報は皆様からインスタや店頭で教えてもらっています。
明日のお休みは、少しご近所散歩&お花見できるかなー。

デスクワークをしていると、
自分は2日間続いただけでもちょっと気が滅入るので、
在宅ワークの皆様がずっと家で仕事しているというお話を聞くと、
本当に気持ちの管理が大変だろうなあと思います。
デスクにふとリフレッシュできる空間が欲しくなるし、
最近、デスクに花を活ける方が増えているのも、身をもって納得!なのでした。

お店では、春のお花が徐々に少なくなり、
シャクヤクやアジサイなど次のシーズンの花を待つ季節。
これがまさに旬!というものが少ない時期ですが、
バラやトルコキキョウが今まで以上に生き生きしてきていたり、
ベニバナやマリーゴールドなどの初夏の草花や、
クレマチスやライラックもちらほら入荷しています。

そろそろしっかり冷房を効かせないと!と、エアコンのフィルターを掃除したら、
初夏に向けて臨戦態勢が整った気分です。

そんなエアコンが好調な店内で開催されたのは、
ブーケ×感情をテーマにしたブーケレッスン第3弾、
「願いのブーケ ~ちょっとの不安と大きな希望!~」。

第1弾センチメンタル、第2弾ハピネスに続く第3弾!
タイトルを読んで、「何そのテーマ!?大丈夫ー!!?」と不安の声もあったとかなかったとか。
でも実は、自分はこっそりとっても楽しみにしていたテーマなのでした。

コロナがまだまだ収束しない今、まだまだ未来に不安がいっぱいあります。
でも、そんな中でもみんな、
コロナが終わったら、旅行に行きたい!おいしいものを食べたい!家族に、友達に会いたい!
と、実はたくさんの希望を持って生きていると思います。

コロナのことだけじゃなくて、何事においても、
今の不安があるから、未来の希望がよりキラキラな夢になる。
願いはそんな不安な感情と希望の中から生まれるのかなって思って、
不安と希望、2つの感情を落とし込むブーケを、願いのブーケと名付けて開催してみました。





集めたお花は、何か感情を物語ってくれそうなお花達。
トゲトゲした花、柔らかい花、
うつむいた花、伸びやかな花、
マットな花びらの花、透明の花びらの花、
寒色の花、暖色の花、
ニュアンスのある花、クリアな印象の花、
白い花、黒い花・・・などなど。。

絵の具で絵を描く以上に、
花でブーケを束ねるというのは、
素材の発するメッセージが大きいように思います。
レッスンでは、自分が市場で選んだ個性豊かな花を前にして、
その紹介では自分の主観はあえて語らずお花の見方のアドバイスをする程度にしました。
参加いただいたみなさんのそれぞれの主観で、
しっかり花の印象を感じ取って、
花からのメッセージを受け取って、
時には逆に花に自分のメッセージを乗せていただき、
それらを組み合わせてブーケにすることで、
不安や希望、そして願いを表現いただきました。

そうすると面白いのは、
花の個性を見つける作業の中に、自分の心も見えてくること。
寒色だけどクリアな質感のお花が不安をまとって暗い印象に見えるか、
明るく輝いて見えるか、
逆に、明るい薄い花弁を飛び出させて透明に表現したくなるか、
光が当たらない場所で存在感を薄くしてしまうか。。。
などなど、
おそらくちょっとした体調や気分、もしかしたらお天気とか、
そんな些細なことで変化する心のフィルターを通すことで
花の見え方も変わることに気づきます。
自分の心が今、元気がありそうか、なさそうか、
何を求めているのか、どうありたいのか、
そんなこんな、今の自分の心を花が教えてくれます。

小難しいテクニックの説明は一切なしで、
表現することだけに注力して作成いただくレッスン。
みんな、自分の想像以上に、
花から何かのインスピレーションを感じ、表現してくれました。




思い出すだけで楽しい、みなさんの表現。例えば・・・
大きなバンクシアの固い印象や暗い色を不安とする方もいれば、
光を反射するような光沢を明るい花に添えて、希望と見せる方もいたり、
不安の大きなグループから、徐々に希望に向かって伸びていくようにして、
未来への希望を表現したり、
不安と希望を散りばめて、不安と希望は表裏一体!と哲学チックにまとめたり、
大きな明るいグループの中に1本の暗い色を落として、
一抹の不安表現がブームになったり、
ほんのり赤いラナンキュラスを愛として表現したり、
トゲトゲのキンポウジュや寒色の花で怒りと悲しみを表現したり、
ブーケに自分自身を投影して、隠れた自分の本当の部分、理想の部分などを表現したり、
たり、たり、たり・・・
書き出すとどれも印象的で、書ききれないくらい。
全てのブーケをコラムを読んでくださる皆様にお見せできないのが残念です。

同じ花を持ってして、こんなに違う表現ができるなんて、
本当に花も、人の心も面白い。

そして今回、一番面白かったのは、
みんなとても上手にお花の個性を活かして、
テクニック的にも優れたブーケができたこと。

テクニックの説明をしすぎると、
ブーケに緊張の気持ちが入ってしまうんだろうなーって思いました。
今後はあまり、力いっぱいの説明をしないようにするのも良いかも、なんて思ったりして。

そう思った矢先の只今開催中のレッスン。
うっかり1時間もレクチャーでしゃべってしまいました。。
今度いつか緊張のブーケ、なんてテーマを開催できるのではないかと思ったけど、
あまり参加希望がなさそうな気がするのでやめておこうと思います。
































 
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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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