植物生活編集部 植物生活編集部 2021/04/21

ローラン流 季節の花あそび vol.24 パフィオペディルムとパンジーのグラデーションブーケ

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。
洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。


これまでの連載はこちら



 

vol.24 パフィオペディルムとパンジーのグラデーションブーケ

 



世界4大洋ランの一つに数えられるパフィオペディルムは、一部の花弁が袋状になった個性的な形や、独特の艶と質感、色のグラデーションが魅力です。

このパフィオに、エレガントな美しさを持つパンジーを合わせてブーケを束ねました。



栃木県宇都宮の「阿比留蘭園」が栽培するパフィオペディルムからインスピレーションを得て制作。

アンティークトーンの茶色からパープルのグラデーションと花が大きく優美なところに惹かれ、これに合う花を探していたときに、八重咲きのパンジーに出会いました。

深いパープルの色みとフリルの重なりがエレガントで、パフィオに負けない高級感もあります。
サブの花材は、この2種類の花の色や形に同調させて選びました。
 


 

花が正面を向いて咲くパフィオペディルムは、そのまま組むとブーケの中で花が埋もれてしまいます。

そのため、花が上を向くように調整する必要があります。

花首を指で上に上げ、アカシアやガマズミなどのグリーンですぐに向きを固定するようにしながら組んでいくことがポイントです。

折れてしまわないように、やさしく扱いましょう。

パフィオは全体に散らばるように1本ずつ入れ、パンジーやスイートピーはゆるくグルーピングをして加え、パフィオを支えるようにすると安定します。


色のグラデーションを効果的に見せるため、高低差はつけずにコンパクトにまとめます。

パフィオペディルムとパンジー、ともに個性のある花でありながら、色と形を同調させることでシックにまとまり、インパクトのあるブーケが完成します。




flower&green
花材/パフィオペディルム、パンジー、スイートピー(2種)、スカビオサ、ラナンキュラス、クリスマスローズ、アカシア、ガマズミ

撮影/山家 学 取材/植物生活編集部

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プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe

 

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