jardin nostalgique jardin nostalgique 2021/08/18

ブーケの花図鑑 L'Encyclopédie Des Bouquets

こんにちは!jardin nostalgiqueの青江です。

最近の関東は夏が過ぎ去ったかのような涼しさ。

ただ、全国の雨のニュースを見ては、

どうか今以上の被害が出ませんようにと願うばかり。
 

まずは何より人の命。

そして、自然、交通、生産などへの影響が最低限でありますように。


 

花の産地のお友達のSNSでも発信がありましたが、

こうした予想外の気候で、今後出荷される花のダメージも心配です。

自分達フローリストが仕入れ・販売する花はすべて、生産してくださる皆様があってのもの。

どんなブーケも、お花の出荷がなくなっては束ねることができないことを、

改めて顧みるとともに、束ねる際は感謝を忘れないようにと戒める気持ちです。


 

前回のコラムを書いた時と同様、

jardin nostalgiqueはまだ夏期休暇中。

今日のコラムは、先日のちょっと嬉しい出来事のご報告です。
 

8月12日にjardin nostalgiqueの著書、

「ブーケの花図鑑 L'Encyclopédie Des Bouquets」が販売されました。
現在、書籍・電子書籍にてお買い求めいただけます。


2年間にわたり、月刊フローリストにて連載させていただいた

「はなさくブーケの散歩道」が終了する間際、

昨年10月頃に、その連載を軸とした書籍出版のお話をいただき、

こつこつと追加のブーケを作成し撮影いただいたり、執筆しておりました。

特に、4月中旬くらいから始めた執筆については、

締め切りの6月下旬くらいまで、

お店の営業時間以外は常にタカさんとともに文章を書いていたように思います。
お互いの文章を確認しあう時間もとれず、個々にパソコンに向かっていたので、
それぞれがそれぞれの文章を読んだのはわりと最終段階で、
読者気分で読みつつ、
同じ花でも違う表現になったり、
やはり被っている表現もいくつかあって面白かったのを覚えています。

その期間、少しこのコラムのボリュームも減ってしまって申し訳ありませんでしたが、

日ごろ、花屋さんで仕事している時にはあまり意識しない、

「正確に書く、文章で思いを伝える」という本としてのあるべき表現の為に、

編集を担当してくっださった十川さんと、数えきれないメールのやり取りをして、

助け舟をもらいつつ、最初から最後まで、jardin nostalgiqueで執筆させていただきました。
褒められてのびる自分としては、たくさん褒めてくれる十川さんに
「いい感じですねー!!」と言われるたびに、
調子にのってすいすい、お話するように書いていました。
ほぼすべてのブーケにおいて、花の説明の文章がページに入りきらず、
どこを削るかということで頭を悩ませました。ある意味、書くよりも悩んだのかもしれません。

何度も出てくる花もありますが、ブーケによってその花の違った魅力を伝えたいため、
極力数行でも良いので言葉を入れられるように調整していきました。
ただ、数点のブーケだけ削り切れず、花の説明が隣ページまではみ出しています。
デザイン性を少し我慢しても、文章を活かしてくださった編集に感謝です。

またその中で、「はじめに」と「おわりに」の文章が本の世界への入り口と余韻として大切!
ということを習い、
恥ずかしながら、それまであまり(いや、まったく。。。)その役割を意識していなかったのですが、
ここにとにかく、本で伝えたいことを詰め込んだつもりです。
それ以降というもの休暇中に読んだ本は、急にしっかり「はじめに」から読み進めています。



実は、タイトルの「ブーケの花図鑑」は、自分たちのアイデアではなく最初からマストだったもの。
当初は、「はなさくブーケの散歩道」という、ふんわりしていた連載を書籍にしたものが

花図鑑というぐっと重たげな印象にまとまるのかという不安がありました。

また、ちょっと無機的に感じる図鑑というタイトルの本の中に、
自分たちが大切にしたい自然味や、
自分達らしさ、jardin nostalgique感をしっかりいれられるのか
という心配も。
 

ただ、「ちょっと変わった、ブーケの花図鑑」というコンセプトで

おもいっきり主観を交えたブーケや花の説明を書かせていただき、

小さな花の色ムラや透明感まで伝わるような素晴らしい野村さんによる写真や、

十川さん、久保さんによるページ構成のおかげで、

図鑑としての重たみもありつつ、自分たちの思いもたくさん込めることが出来て、
このタイトルとのめぐり逢いも一つのご縁で、
それがあって、この構成になったことを嬉しく思っています。


また、ブーケをもらった時にお花をのぞき込んだ時のような大きな写真は、

時に本を開いて飾ったり、気分にあわせて気に入ったブーケを眺めるように、

そのページをたっぷり眺めてもらえるものにしたいと思っていたのですが、

デザイナーの三上さんが、製本方法を工夫してくださり、

開きやすく、かつ開いたページをキープしてくれるような仕上がりにしてくださいました。

本の台紙の色などもすべてご提案いただいた中から選べるようにしてくださり、

実はカバーを外しても素敵な佇まいです。
 


 

ハウトゥーの項目についても、読んだ方が自分で花を選んだり束ねたりする時に、

少しでも役に立つ内容を、と思って、

どんな項目にするかとか、どのくらいのボリュームにするかとか、

たくさん話し合って決めました。

あれも入れたい、これも入れたいとなって、最終的に結構なボリュームになってしまいました。
この写真もすべて、野村さんがとってくれましたが、
やっぱり褒められてのびる自分はにこにこ笑顔で(顔は見えませんが)の撮影でした。
モデルは自分かタカさんなのですが、見分け方は
指が細いのはタカさん、ずんぐり太いのは自分です。。

顔まで入ったポートレートは「おわりに」の前にこっそり。
こちらは5年ほど前にフローリストで掲載いただいたポートレートと同じ構図で撮影することに。
もしお手持ちの方は見比べていただければ、
そのいで立ちに5年の歳月を感じていただけるかと思います。。

 

花の学名、正確な部分の校正などについては、櫻井さんが担当してくださり、

図鑑としての重みをより高めてくださいました。

チェックするたびに、うっかり書き漏らしている花を見つけたりして
(はなさくブーケの散歩道の時より写真が明るくなって見えてきたものもあったのです)、
後から後から追加した花についてもすべて対応してくださいました。



 

初めてのことばかりで常に時間には追われていたのですが、

道に迷うことなく予定した出版日にこうして完成できたのも、

その道のプロの皆様の支えのおかげです。


 

この本の出版のきっかけになった、

はなさくブーケの散歩道の連載のお話を下さった、

当時フローリスト編集をしていた谷井君にも、心からの感謝を。


 

我が子のような花図鑑、

ぜひ、多くの方にご覧いただければ幸いです!

お店でも販売するのですが、あいにくお店を再開する9月8日以降になるので、

それまでにお探しいただける場合は、

お近くの書店や、amazon、楽天ブックスなどで検索してみてくださいね!

(ジャルダンノスタルジックでヒットするようです)


ブーケの花図鑑


出版 誠文堂新光社
デザイン 三上祥子(Vaa)さん
撮影 野村正治さん
花材校正 櫻井純子(audax Ltd.)さん
編集 十川 雅子さん
   久保 万紀恵さん
スペシャルサンクス 谷井諒さん
          ジャルダンノスタルジックスタッフ 筧奈鶴さん 渡邉奈津子さん
          松谷芙美さん
          応援してくれたすべての皆様!

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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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