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コントラストのブーケ 秋のソバージュとコランダムの輝き

こんにちは!jardin nostalgiqueの青江です。
いよいよ11月になり、いよいよ今週末には最低気温が一桁に突入。
冬の足音が聞こえてきます。

既にお店ではセーターを着ている毎日。
昨年買いだめした足底カイロもしっかり出しやすい位置に移動して、
早めにストーブも出す!?と思ったら、
あれ?
1年中お店の片隅に出っぱなしだったということに気付いたり。。。

店内も、こっくりオレンジのハロウィンのカボチャのおばけ達から、
赤や白のサンタやスノーマン&キラキラオーナメントに。
イベントにまつわるキャラクターや雑貨も、
その季節にしっくりくる色だなーとしみじみ思いつつ、
ツリーにオーナメントを飾るようなわくわくする気持ちで、
お店にクリスマスの雑貨を並べました。
なんでクリスマスの雑貨ってこんなにかわいくて、わくわくするのだろうー。

今日のコラムは、
そんな晩秋から冬の始まりのようなこの季節にあわせて開催したレッスンブーケをご紹介します。

テーマは、
「コントラストのブーケ ~秋のソバージュとコランダムの輝き~」

夏にグングン伸びて青々した草木も、
嵐で荒れて、低温で立ち枯れ、
物悲しい印象になってくる季節。
そんな晩秋の風景に感じる野性味(フランス語でソバージュ)をテーマにして、
ブーケを束ねてみたいなーと思ったのがこのテーマを考えたきっかけでした。

単純に、
晩秋のソバージュなブーケ
とすると、とっても分かりやすいテーマだったのですが、
ついついいろいろ盛り込んでしまう今日この頃。

今回はソバージュだけでは物足りず、
あえてそこに高級感のある色彩を混ぜたブーケを作ってみたくなり、
夏に興味を持って学んだ、鉱石・宝石の知識から、
ルビーやサファイヤの鉱石であるコランダムもテーマに加え、
枯れ色に赤いルビーと青いサファイヤの輝きを合わせるブーケをご提案しました。

青と赤のコントラスト。
晩秋の風景のようなソバージュと、宝石のリュクスのコントラスト。
枯れた印象と輝きのコントラスト。

様々なコントラストのあるブーケですが、
そのコントラストが互いを高め合いながら調和するような。

そんなブーケに出来たら、と思っていました。
ブーケの構成としては、
ブーケの高い位置では、草や穂をたっぷり見せてソバージュな印象をしっかり演出し、
草や穂の間にこっそり隠れるかのように、コランダムの輝きを託した
バラやダリア、カーネーションを配しました。

そんな演出から、後半は別名「宝探しブーケ」ということになっていったのですが、
みんなが楽しそうに宝石を隠して、その静かな輝きを楽しんでくれる様子は、
見ていてとっても嬉しかったです。



今回こっそりこだわった花選びは、
輝きを形で表現してくれるような星形のお花と、
宝石のカット面が、1面だけきらりと光りを放って白く明るく見えるかのように
花の一部に白をもつ花を選んだこと。

たとえば、イブニングスターやアストランチアは星形のお花なのですが、
ここではコランダムの輝きを担当いただき、
スプレーバラ、ジニアなど、
植物としては白い斑が入っている花びらなのですが、
ここではあくまで輝きを持つ宝石になってもらいました。

普段はお店に並ばないような、青く染まったケイトウ。
レッスンに来て、それを見た皆様は
「あれ!?ここってジャルダンノスタルジック!!?」
と思ったに違いないのですが、
だんだんこのブーケの世界に入り込むとともに、
貴重な貴重な、隠しがいのあるサファイアにしか見えなくなったことだと思います。



ソバージュにもこだわりとして、
フレッシュに見える葉はとことん外して、
枯れ感をしっかり演出してみたり、
枯れてしまった花として、ドライフラワーを交えてみたり、、、


ブーケを組み上げて掲げると、
枯れ色に見えたドライな穂や草が、
光を浴びて黄金色に輝き、
3つ目の宝石を見つけたようにも思いました。

濃い青と赤のコントラストは、宗教画の中でよく目にする色合いだったのですが、
実はその多くがベージュやゴールドとともに存在している気がしていて、
それ故の安定感なようにも思っていたのですが、
今回はその、色的なつなぎを、ソバージュな草たちが担ってくれたようにも思います。

そんなこんな、
自分にとってはとっても楽しくて
空想・妄想・想像・創造、いろいろ炸裂したブーケだったように思うのですが、
テーマに用いた言葉があまりにも耳馴染みのない言葉だった故に、
動画レッスンのお申込みという点ではあまり多くの方の心に引っかからなかった点が反省です。
テーマって、読んでみて、ぱっとイメージできる、ということも大切だなーって思ったレッスンでした。

あ、言葉の耳馴染みという点では、「ソバージュ」は
自分も含めバブル時代に耳馴染んでいる言葉だったかもしれないですが、
その点もまたややこしくもイメージをかき乱す原因だったのでした(笑)。

※ちなみに、その髪型のソバージュにも興味が深まり、
フランスで発祥し名付けられたものであるということを知るきっかけにもなるレッスンになりました。
 
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この記事のライター

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ジャルダン ノスタルジック、2012年にオープンした東京・神楽坂にあるフローリストの青江、フローリスト/パティシエの加藤が経営する花店。おもちゃ箱をひっくりかえしたような、懐かしくてわくわくするお店づくりをコンセプトにした店内には、青江・加藤が選んだ季節の花とともに、焼き菓子、ハーブティーや花器、フランスのブロカントなどの雑貨が所狭しと並んでいる。土日の15時からは店内の一角でカフェも営業中。

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