植物生活編集部 植物生活編集部 48ヶ月前

優雅なビザール植物、ランの芳香に酔いしれて[東京]

いにしえの、プラントハンターの気持ちに

「ラン」というとご贈答品や、
冬の花の少ない時期に各地で開催されるラン展を
思い出すのではないでしょうか。

そのためランは、冬の花というイメージがあるようですが、
実は種類によってさまざまな時期に開花します。
そして初夏から夏も、
多くのランが開花する時期でもあります。

また、ランはちょっと高貴で、近寄りがたいという
印象をもつ方もいらっしゃいます。

でもきっとそれは、ランの花から感じる
華やかで特別な印象からかもしれません。

ランに特別な印象をもつのは当たり前のこと。
なぜって、当初は有用植物を自国にもたらすために
17〜20世紀中ごろまで世界中をめぐった
ヨーロッパのプラントハンターたちも、
いつしかランの美しさ、珍奇さに魅了され、
収集のターゲットとするようになったのだから。
今、私たちが数々の珍しい植物に心奪われるのと
変わりないように思えます。

美しさに加えて、ランは、種(しゅ)として備わっている機能も革新的です。
いつの時代も、人々の心を捉えてきた
この華やかなビザール植物の夏の展示会が、今年も開催されます。

 




今年のデーマは、ずばり「芳香」

ところで、「ランの香り」というと、
どんな香りを想像しますか?

なかには「ランって香りがあったかしら?」という方も
いらっしゃるかもしれません。

身近なところでは、
日本では江戸時代から人気を博した風蘭(フウラン)は、
初夏に咲く、香り高いランとして知られています。

今回の展示では、日本古来より伝わる風蘭の香りの楽しみ方が、
自生地の写真とともに紹介されるそう。

また、多様なランの香りは、
受粉を助ける昆虫との関連性が深いとされていて、
これにより、花が香る仕組みを知ることができるとか。
ちょっと難しそうだけれども、なんだか興味がそそられます。


そのほか
植え替え実演や展示解説などの「洋ランセミナー」、
草月会東京南支部会員による「いけばな展」、
豊島区の小学生が栽培したランの記録や栽培株などの発表会、
オーキッドフォトギャラリー展示、
そして今回初めての
「ネペンシス(ウツボカズラ)の展示」なども予定されています。

もちろん関連商品の販売ブースも充実。
ここは、国内外の有名ラン業者以外にも、
山野草や食虫植物などの気になる出店があり、
今年は資材などを含めて、約40の出店が予定されています。

夏の気配を感じながら、
まるっとビザール植物にひたれるひとときを、ぜひどうぞ。
 

香りのラン コレクション






そのほか香りのランが一堂にそろいます。一株ずつ実際に顔を寄せて、その多様な香りをぜひ楽しんでみて。
 
=== イベント情報 ===
第57回蘭友会らん展 in サンシャインシティ ー 蘭の香りを楽しむ ー
日時 2017年6/1(木)〜4(日)10時 〜 18時(最終日は16時半まで)
会場 池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル 4階
   展示ホールA(東京都豊島区東池袋3-1-1) [地図]
入場料:無料
http://www.orchidjaos.gr.jp


text ウチダトモコ  写真提供:蘭友会







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