BOOK ストーリー01 『四季をいつくしむ花の活け方』
一輪の表現から、多種活け、枝の大活けまで
そんな難しいことはいらないから、
日々、花をそえるだけでいい。
または、
花活けを始めたから、
どんどん大きなものを作ってみたい!
花あしらいをはじめると、
さまざまな思いが湧き出てくるものです。
そんな、思いが湧き出た人に
うってつけの本を紹介する、BOOKストーリー。
第一回の今回は、
さまざまな「空間に花を活けること」を主として行っている、挿花家、
谷 匡子さんの最新著作品『四季をいつくしむ花の活け方』をご紹介します。
谷さんは5歳から生け花を習い、その後、栗崎昇氏、濱田由雅氏に師事。
1986年にアトリエ.ドゥセを設立しました。
日本の四季の美しさを自らの手を通して世界に伝えていくために、
東京と岩手にatelierを持ち、挿花家として活動中。
洗練されたショップに、現代的なホテルに、和のレストランに……
谷さんが花を活ける空間は多岐にわたります。
華美すぎず、けれども、心に残る、目が引きつけられる、四季をいつくしむ花の佇まい。
その活けられた花の姿は心地よい美しさをたたえ、
季節の植物たちのみずみずしさが
空間を訪れる多くの人の心をとらえてはなしません。
そうした谷さんの空間への花の活け込み。
春夏秋冬数多くの季節を感じるたくさんの花のビジュアルはもちろんのこと、
詳しい活け方の手順も写真でわかりやすく紹介しています。
季節の移ろいに心をよせて、空間に美しく花を活けること。
この一冊にはそのための心得がしっかりと詰まっています。
花のプロの方から初心者の方まで、ぜひご覧いただきたい花の書です。
これから
雨の日が続きそうです。
雨の日は、日本の四季を感じる
とてもいい機会であるとともに、
読書して、知識を入れるいい機会かも。
問い合わせ:株式会社誠文堂新光社
http://www.seibundo-shinkosha.net
植物生活ストアからお求めいただけます。
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この記事のライター
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