植物生活編集部 植物生活編集部 15ヶ月前

業態が変わってもコミュニティで愛される理由 [奈良]

hurrah フレイ

奈良県香芝市の住宅街の一角に、
フラワーアトリエ「フレイ」はあります。
外見は築30年のごく普通の一軒家。
扉を開けると玄関から2階に続く壁面に
リースやお正月飾りといったさまざまな作品が飾られる光景が飛び込んできます。
 
オーナーの上山治栄さんは4匹の猫が気ままに移動する
この自宅の一部を、レッスンスペースとアトリエとして使用しています。
結婚を機に17年ほど前に移り住んだ現在の家。
2015年の独立とリフォームが重なり、
モロッコなどの海外の要素がセンスよく取り入れられた現在の姿に生まれ変わりました。
 
アトリエを開業する前は、奈良県北葛城郡
「ビーファイブテン ローズ ハル」で店長を務め、
店名にローズと入ったほどバラに縁が深い上山さん。
花店で働く前には、なにわ花市場にも卸している平群温室バラ組合に3年ほど勤めていたそう。
体調を崩すことが重なる時期があり、
入院先で奈良市にある霊山寺のバラ庭園の話を聞き、
行ってみたところバラの美しさに心を奪われたことが働くきっかけでした。
 
撰花、箱詰めの仕事はハードな毎日でしたが、
「触れただけで花の状態がわかるようになるなど見る目が養われる経験となりました」
と上山さんは語ります。
ローズ ハルは2015年に惜しまれつつも閉店しましたが、
アトリエとなった今でも以前の店から引き続き利用するお客様は多いそう。
普段の注文は誕生日や美容室への定期のアレンジメント、
お供えなど生活に密着するものがほとんどで、
暮らしの中で愛されているアトリエです。
 
 








自然の植生を想わせるアレンジ


あちこちに生えているグリーンの間から
花が覗いているような自然に生えている雰囲気を意識した作品。
意外と長持ちするので夏のさっぱり、爽やかな感じがゆっくり楽しめます。
普段からアレンジの注文が多く、こだわりのある店がオープンする際には
このようなアレンジメントを贈ることも。
参考販売価格:5,000円(器代別)。

飾ることで空間の見え方が変わる


長さ70cm弱のスワッグ。
弱々しい印象を持たせないように花材を飛び出させず、
垂れることなく束ねてまっすぐなフォルムに。
縦のラインが飾った部屋をすっきり見せるデザイン。
花材は時には山に入って自分で採ってくることもあるそう。
スワッグは通年で人気の商品です。
参考販売価格4,000円。

深みのある色合いをかわいらしい一束に


アンティーク、シャビー感といった渋さが好きだと言う上山さん。
こちらは、深みのある色が加わった渋さを感じる印象にまとめた花束。
ベニクジャクアワのヒゲ、キョウカノコなどさり気なく赤い色がリンク。
少しゆらいでいるような葉がポイントです。
女性にプレゼントするのにぴったり。
 
 
うかがったフローリスト
上山治栄 Harue Ueyama
平群温室バラ組合に3年務めたのち、2008年に大阪府八尾市「ビーファイブテン」でアルバイトをはじめ、半年後から奈良県北葛城郡「ビーファイブテン ローズ ハル」で店長を7年間務める。2015年から奈良県香芝市の自宅でアトリエ「hurrah」を主宰。
アトリエ:hurrah フレイ
奈良県香芝市西真美 
http://www.hurrah-hurrah.com/
※アポイント制。事前に問い合わせを。
 
text&photo 月刊フローリスト  撮影/タケダトオル







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