植物生活編集部 植物生活編集部 69ヶ月前

デイリー・ガーデニング[05]

『デイリー・ガーデニング』第5回  土谷ますみさん

ベテランガーデナーたちの、
今日のガーデニング風景を切り取って紡いでいく企画、
それが、
デイリー・ガーデニングです。
 
第1回の記事はこちら→ 『デイリー・ガーデニング』第1回 土谷ますみさん
第2回の記事はこちら→ 『デイリー・ガーデニング』第2回 梁瀬泰子さん「ベランダを夏模様にしたい」
第3回の記事はこちら→ 『デイリー・ガーデニング』第3回 梁瀬泰子さん「花の咲くシェードはいかが?」
第4回の記事はこちら→ 『デイリー・ガーデニング』第4回 土谷ますみさん「ミニ花壇とハンギングバスケットの手入れ」
 

今回のガーデナー
土谷ますみさん
プロフィール*寄せ植え教室講師。グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター。雑誌「園芸ガイド」(主婦の友社)にて寄せ植え作品が多数紹介されている。著書「この植物をお買い!」(主婦の友社)など。
ブログ「この植物をお買い2」okai2.exblog.jp
 
梅雨の間の晴れ間に訪ねた、土谷ますみさんの庭。
エントランスや小扉からぐるっと回り込んで
いよいよメインガーデンへ。
 

梅雨どきが見ごろのアジサイガーデン









ヤマアジサイの繊細なたおやかさが大好き

ところどころ目につく、
小ぶりで優しい印象のヤマアジサイ。
そう、ますみさんのお気に入りは、このヤマアジサイなんです。


ずいぶん繊細そうだけど、栽培は難しいですか?
「難しくないですよ。
でも鉢植えだと、水切れに注意したいですね」と
ますみさんからアドバイスをいただきました。

続いて
「それから、ヤマアジサイの枝は細身だから、
周囲の宿根草が茂ると埋もれてしまって、
間違って刈り込んでしまうことがあるの。
手入れするときは、ちょっと注意して見てあげてね」。
 








コンテナでもアジサイを楽しむ

ぐるっとガーデンを拝見させていただいて、
やっぱりお庭があるって、いいなぁ〜。
バラやクレマチスのガーデンも素敵だけれども、
アジサイガーデンも落ち着いてていいなぁ〜とつぶやいていたら、
ますみさんが

「アジサイも寄せ植えにしてみたら? ほら」。

わぁ、すてき!

ポーチの足元に、ちんまりと置かれた小ぶりな寄せ植え。
主役は常緑の常山アジサイ‘碧の瞳’(じょうざんあじさい あおのひとみ)ですって!

ヤマアジサイを含む一般的なアジサイは、
アジサイ科ハイドランジア属の落葉樹です。
こちらの常山アジサイは、
同じアジサイ科だけれども、ディクロア属(Dichroa febrifuga)の常緑樹。

アジサイの花弁に見える萼片はなくて両性花のみだけれども、
水色なのに、なんとも華やか。
7月までが花期です。

「それにね、10〜11月には瑠璃色の果実がつくんですって!」とますみさん。
常緑のうえに、果実まで楽しめるアジサイなんて!
それも瑠璃色だなんて!
楽しみなこと、このうえありません。

それにしても、いつもハッとする
すてきな植物を教えてくれるますみさんだな。

さて、アジサイの季節が過ぎれば暑い夏。
ちょっと涼しい風が山から吹いてくるころになったら、
またますみさんの庭を訪ねてみたいな。
きっと常山アジサイの瑠璃色の果実が見られると思うから♪

To be continued…


text & Photo ウチダトモコ
 

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