レモン生活はじめてみませんか? その5
これまでの「レモン生活」
→ レモン生活はじめてみませんか? その1
→ レモン生活はじめてみませんか? その2
→ レモン生活はじめてみませんか? その3
→ レモン生活はじめてみませんか? その4
レモンに忍び寄る、、、、!?
ジュリエッタ・ガーデンの国吉純です。
秋ですね、、、
外に出る時は上着が必要になり、
にぎやかな日中のセミたちから、暗いなかのコオロギや鈴虫たちの風情あふれる鳴き声に
耳をかたむける季節になりました。
暑さにうんざりしていた身体も少し楽になり、
さぁ!スポーツでもするかな〜〜〜!?
食欲もでてきたから、美味しいものでも食べに行くかな??
なんて考えながら、ベランダのレモンの木を見ると、、、、!!!!!
夏の陽射しを浴び、しっかり光合成を行い大きく、色も濃く育ったレモンの葉が、、、
何者かに食べられている!!!!
誰だ〜〜〜〜?
と探すと、、、、はい!見つけました!!
アゲハチョウ(ナミアゲハ)の幼虫です!!
卵からかえったばかりの黒い幼虫は米粒より小さく柔らかい葉だけ食べます。
そのうち、鳥の糞くらいの大きさになり次第に硬い葉も食べるように。
そして、あ!葉が全部なくなっている!!!!!
と思う頃には、、、、
緑色の終齢幼虫に。
ちょっと、ユーモラスな顔をしているから、、
ついつい観察してしまいます、、、そして葛藤。
ベランダにいくつか木を持っている私は、、、
1本ならいいか!! あげるよ1本!!!
って結局、孵化させてしまいます。
なので今まで、たくさんのアゲハチョウのお母さんの評判の?「産院&保育所」として
わが家のベランダのレモンは活躍してきました。
春秋は地方への出張が多い私ですが、スタッフに変わったことない??
と聞くと、
「アゲハチョウが朝からヒラヒラ飛んでまーーーす!』
との報告。
それから、暫くの間は、幼虫チェック。
いくつか木があるとは言え、さすがに全部が育つほどの葉はないので、、、、
この段階で、みつけた小さな幼虫はぽいっ!ごめんね!!と捕殺することも。
可哀想だけど、、、、
それでも、見つけきれなかった幼虫が、気づくとムシャムシャ、ムシャムシャ、ムシャムシャ。
やられた〜〜〜と思いつつ
一生懸命だな、、、と思うと、レモンは農家さんから買えばいいか!
また育てればよし。と、、、
レモンをたくさん収穫するぞ〜〜〜と意気込んでいた気持ちが
すっかり目を細め、孫をみるかのような気持ちに。
蛹から孵化して優雅に飛び回るアゲハチョウの様子を見ると、
一転ついつい応援したくなってしまいますが、
虫の中にはちょっと可愛くない奴もいるわけで、、、
『人間が活動しやすい季節になると、虫も同時に活動し始める』
虫だって暑い夏はぐったり、、寒い季節は冬眠、
良い気候になってきたら活動的に、食欲もでてくるのですね。
ガーデニングをしていくうえで、避けることのできない病害虫防除。
次回は、さらに「レモン大好きな虫と病気」について
お話いたします!
書いた人
国吉 純
園芸家、レモン研究家。
上智大学文学部教育学科卒業。大学卒業後大手電気メーカーにて秘書を務め、退職後出会った園芸の世界で、造園、暮らしの中での園芸を、ガーデンセンター、雑誌等で紹介。園芸専門学校等での講師をはじめ、住宅関連企業、集合住宅等で「楽しく簡単に華やかに育てる」をモットー に年齢や場所に関係なく植物と触れ、育て、楽しめる植物選び、メンテナンス法などの指導にあたっている。広島瀬戸田レモンの販売拡大事業と園芸療法による高齢者施設での活動が広く注目されている。
有限会社ジュリエッタ・ガーデン代表。
http://www.juliniwa.com
http://ameblo.jp/giulietta-lemon/
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この記事のライター
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