マクラメ技法のボトルハンギング×タペストリーを使ったアイデアを教えてもらいました。
マクラメの個性と調和するお手間いらずの大らかな植物を
存在感のあるビカクシダ、枝垂れて伸びるリプサリスやディスキディアといった観葉植物をそのまま吊るすのがハンギングの基本編。だとしたら、マクラメを使ったものは次のステップ、応用編と言えるのかも。
今回「TargetPlants(ターゲットプランツ)」の店主・倉橋健一さんにお手本を見せてもらったのは、調和を意識したマクラメ×プランツ。
一番大切なのは、マクラメ自体の個性を生かす花材を選ぶこと。そして「こまめな水やりが必要ない、大らかな花材が合うのかも」と、長さや編み目のタイプなどを見極めながら、挿したり、蓋をしたり、水を張ったり・・・。倉橋さんの溢れるアイデアを真似て、思いつくまま自由にハンギングを楽しみたいですね。
黒の存在感あるマクラメに、白のやわらかなトゲを持つヒモサボテンを組み合わせた、大人のモノトーン・コーデ。
Flower&Green:ヒルデウィンテラコモデモノニス
ミクロソリウムとハンギングの合わせ技。水草の長さ、編み目の位置、土の高さの良好なバランスを探すのが鍵。
Flower&Green:(右)ロタラ、(左)ソードリーフ
ざっくりとした編み目を利用して、まるで刺繍のようにカラフルなドライの花材を挿すというアイデアが新鮮!
Flower&Green:バラ、ユーカリ(以上、実)、スターチス、ムラサキシキブ、リューカデンドロン
スパイラルの美しさと長さを生かすため細長い器を用意。水が少量でもよいカラーのほか、チューリップも似合いそう。
Flower&Green:カラー
瓶のサイズ感と合うクレマチスと、もうひとつは湿気を逃さない蓋つきの特性に合わせたコケ&地衣植物をイン。
Flower&Green:(右)クレマチス、(左)コケ、地衣植物
鮮やかな青色に惹かれたタビビトノキ、美しく色づいたファーガス・・・ちょっとずつ買い集めている、ドライアイテム入れに。
Flower&Green:カンガルーポー、ファーガス、タビビトノキ、ベニヅル、ヘクソカズラ
教えてくれた人
倉橋健一
Kenichi Kurahashi
1978年、大阪府生まれ。いけばな「静心未生流」の家元の家系で育つ。学校卒業後、東京のグリーン専門店に勤務し、観葉植物をはじめ雑貨やインテリアの知識を体得。2010年、大阪・南森町で「TargetPlants」を開店。
大阪市北区紅梅町6-20 クラハシビル3F
https://www.instagram.com/targetplants
撮影/福家信哉
マクラメ協力/メルヘンアート株式会社
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この記事のライター
植物生活編集部
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