いしだわかこ いしだわかこ 2018/03/05

都会の生活に植物を。室内でも育つ”苔テラリウム”作りを体験 [清澄白河]


「わたし、サボテンも枯らす女なんだ・・・」
 

ベランダのない北向きの部屋で、陽が入らず風通しもよくない。
加えて昼間は会社でそこまで世話ができず、切り花も鉢植えも気づくといつも萎れている・・・。
という話はよく聞きます。そんな方にぜひお勧めしたい、

「苔(こけ)」を使ったテラリウムを作るワークショップを体験してきました。

 



日光が当たらなくても、風が通らなくても成長する「苔」

教えてくれるのは、WEBサイトで苔テラリウムを販売している
人気ショップの「Feel The Garden」さん。
代表の川本さんはもともと園芸好き。

趣味で盆栽を作っている時に苔の美しさに魅了され、
家の中でも苔を楽しめるようにと、テラリウムを作り始めたそうです。




「苔テラリウムは、ガラス瓶の中に苔を植えて楽しむ、
言うなれば”生きる箱庭”です。
日陰に強く、暗い部屋でも育てやすい苔は
『観葉植物などを買ってもいつも枯らしてしまう』
という人にもぴったりです」

(Feel The Garden 川本さん)


フタがついた瓶の中で育てることで湿度が保たれるので、
手入れはたまにシュッと霧を吹くだけ。

瓶を置くだけなので衛生的ですし、
オフィスの机などに置いたら癒されそうです。


このFeel The Garden さんのワークショップ、
実はわたしは1年ほど前に初級編に参加しています。

見てください、これがわたしの作った初級編の苔テラリウム!


1年間、陽のあたらない仕事部屋に置きっぱなしでしたが、
少し茶色くなった部分がある(※それは切ったほうがいい)とはいえ、
ぐんぐんにょきにょきと育ちまくり、
人類が始めて降り立った惑星で未確認生命体に襲われる宇宙飛行士感でいっぱいです!

最初はもっと瓶の上に空間があったのです!

(伸びすぎた苔は切って、空間を確保したほうがいいそうです・・・。)


 

苔テラリウム、中級編に参加

今回は、苔テラリウム中級編の体験レポートです。


中級編は初級編を終わった人のみが参加できます。
この日は、午前中に初級編が終わったばかりの方も参加されていました。


みなさんに興味を持ったきっかけを聞いてみると、


「植物を部屋に飾りたいと思っても失敗ばかりで、
でも苔なら大丈夫だって聞いたので・・・」

「ものは試しと初級編のワークショップに出たらおもしろくて、
中級編も受けてみたくなりました」

「以前、雑貨屋さんで苔テラリウムを買ったんですけど、
本当に手間がかからないのにずっと生き生きしていて、すごいな!って思ってて。
それが自分で作れると知って、参加してみました」


と、さまざまな理由が。
でも「部屋に植物を飾りたい」という思いは皆さん共通のようです。

 

苔テラリウム作り、スタート!

まずはスライドで苔の種類などの基礎知識を学び、そのあといよいよ実践です。



初級と比べて、少し複雑になる中級。
「下に敷く苔」と「植える苔」の2種類を使うのがポイント!
 

では、始めてみましょう!


水はけを良くし、カビなどを防止するため、
そして観賞用として楽しめるように傾斜をつけるため、
石や土などを敷き詰めていきます。

材料はもちろん、消毒剤やピンセットなどの道具もすべて用意されているので
集中して制作に向かうことができますよ。




土を入れたら、まずは「敷く苔」を投入。
フワフワしていて可愛い。あざやかな緑もすごくきれいです。


土部分の処理をして、瓶に入れていきます。
瓶の口が狭いので、落としてひっくり返さないように慎重に・・・。



続きまして、「植える苔」。
縦に伸びるので、瓶の中では「木」に見立てて景色をつくります。



上から配置を決め、正面から見てよりきれいに見えるように

いろいろな角度から見ながら、位置を調整していきます。

 


中級編は詳しい説明はありませんが、
川本さんがポイントを押さえながら教えてくれるので
迷うことがあったら聞いてみましょう。


そして、Feel The Gardenさんが用意してくれた
いろいろな種類のジオラマ人形の中から好みのものを選び、

好みの位置に置いて、できあがり!
人形はヒトや動物のほかに岩などもあり、オプションで追加することもできますよ。



ほかの参加者さんが作ったテラリウムもいくつか見せてもらいました。


羊と、岩…かな?
くるんと動きのあるヒノキゴケがワイルドな印象!



白い岩と牛さん。牛の人形はいちばんの人気でした。
こちらのテラリウムは傾斜がゆるやかで、のどかな雰囲気があります。



家のジオラマを置いている人も。
中にはどんな人が住んでいるのでしょう…。想像がふくらむテラリウムですね。

 


苔を入り口に、植物のある生活を楽しもう

初級編に比べると少しだけテクニックが必要なので
苦戦している方もいましたが、
できあがるとそれぞれのセンス溢れるテラリウムになっていて、
皆さんとても楽しそうでした!




「やはり人は緑がそばにあると癒されます。
でも、毎日忙しく暮らしていると、なかなか世話ができないのも事実。

”手のかからない植物”というと、ドライフラワーやハーバリウムなどがあります。
もちろんそれぞれ美しく、お部屋に置いておくのはとてもいいと思うのですが、
苔テラリウムは、手間がかからない上に成長を見る喜びもあります。

苔テラリウムを入り口に、”植物のある生活”を楽しんでもらえたら嬉しいです」
(Feel The Garden 川本さん)


忙しい毎日の中で、ふと見ると息づいているのがわかる苔テラリウム。
”植物のある生活”に憧れている人は、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

自分で作った”生きている箱庭”は愛おしく、
ふだんの生活を少しだけ穏やかに、
そして少しだけ豊かにしてくれるに違いありません。


(取材日:2018年2月25日 文章・イラスト:いしだわかこ)

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【体験型植物イベントKABOLO、開催!】

兜町・茅場町でワークショップを中心とした体験型植物イベントKABOLOが開催されます。景色盆栽で人気の「品品」、多肉植物アレンジの草分けともなった「TOKIIRO」をはじめとした豪華な講師陣が各種ワークショップを開催します。
期間:2018年4月16日(月)~22日(日)
場所:CAFE SALVADOR BUSINESS SALON
   東京都中央区日本橋茅場町1-5-8 東京証券会館1階(茅場町駅徒歩1分)
公式サイト https://peatix.com/event/342090
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<Feel The Gardenさんの次回ワークショップなど詳細はサイトから>

■Feel The Garden
 コンセプトは「都会の生活に植物を」。苔テラリウムの販売・ワークショップを中心に、盆栽や多肉植物の紹介、イベント開催など、植物ライフを広げる活動を行っている。
公式サイト http://www.feelthegarden.com/
ワークショップ一覧 https://coubic.com/feelthegarden


 
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この記事のライター

いしだわかこ
いしだわかこ

ぬいぐるみデザイナー、少女マンガ家、雑誌編集などを経てフリーランスへ。 編集・ライター、たまにイラストやマンガ、キャラクター制作、パンフレットなどの制作ディレクション、Webサイトのプロデュースなどのお仕事をしています。横浜・鎌倉を拠点にのんびり活動中。 好きなものはミステリーと少女漫画と手工芸。趣味は刺繍。担当書籍「最強のアンチエイジングは腸活だった!/辨野 義己(impress quickbooks)」ほか発売中。

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