植物生活編集部 植物生活編集部 62ヶ月前

植物生活スクール定期レッスン「自然を感じるフラワーレッスン」体験レポート

植物生活で毎月連載
Botanical TRIP 私の好きな、地元のこと。
を開始している後藤さんの定期レッスンは今回で2回目。
 

1回目はつるでかごを手作りし、そこに花を生けてアレンジメントを作るレッスンでした。毎回、“自然素材”を用いてアレンジメントや花束を作るのがこの定期スクールのテーマで、まさに「自然を感じるレッスン」です。


「今朝、実家の段々畑でとれた茅萱 (ちがや)です」と後藤さん。

そう、今回の自然素材は“チガヤ”。

前回の“つる”も後藤さんがカフェを営む静岡県河津町の実家のある山で採れる素材でした。

今回は、冬枯れした茅萱 がポイントとなる中級者向けの大きめの花束作りです。

今回使用した花材はこちら

・リューココリネ

・イキシア

・キク(2種)

・アルストロメリア

・カーネーション

・シレネ

・茅萱 (チガヤ)

豊富な花材です。

後藤さんは静岡県伊豆「伊豆ばら園」の中にあるカフェOrtensia(オルテンシア)を経営されていて、そこでフラワースクールも主宰しています。

この定期レッスンは花を習うだけでなく、制作終了後、Ortensiaのパティシエが作るお菓子でティータイムがあります。

集中した後の、ほっと一息つくその時間もなかなか良いものです。

今回はバラの形をしたガトーショコラでした。


 

さて、今回の様子をレポートします。

イメージは「枯れた茅萱から、春の芽吹きが・・・」という、春を感じるブーケです。

枯れた茅萱と、生き生きとした花の組み合わせがなんとも可憐です。

春を待ち望んでいたワクワク感が花から伝わってくるようです。

丸みを帯びた特徴のある花はシレネ。

花束を作りながら、ゆらゆら揺れてなんとも可愛らしいです。

今回使うテクニックは、スパイラル。

利き手とは反対の手に花を一つ一つを斜めに回しながら花材を束ねていき、四方から見てもバランスの良いようにラウンド型に整えます。

「大きな花は下に配置すると上に空間ができます」と後藤さん。

それにより花束にボリュームがでるため、花材の中でも大きめのカーネーションを下に入れています。

茅萱や季節の花を束ねている姿を見ていると、まるで野原で草花で束ねているかのような、自然な光景が目に浮かびました。

後藤さんは、持ち前の明るく前向きな人柄で、レッスンを受講して頂いた方に対してもプラス思考かつ的確なアドバイスをしつつも、雰囲気は終始なごやかでした。

フォトグラファーとしても活動する後藤さんの得意とする、写真の撮り方も教えてもらえます。


「この定期レッスンでテクニックを習得された方と、今度は静岡の段々畑で花束作りレッスンができたらいいですね」と後藤さん。

ぜひ実現して頂きたいです。


さて、気になる次回、第3回目の定期レッスンのテーマは、流木、そして、バラ!!

もっと気になるおやつタイムには…「バラジュース」が初登場。

静岡県の伊豆ばら園で採れるバラを自家製シロップにして、それを炭酸で割ったものだそう。

そこにバラの花びらも入るとか。

5月はバラの季節ですね。


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取材・文/降旗千夏子 撮影/勅使河原 真

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