植物生活編集部 植物生活編集部 13ヶ月前

【週のまんなか、読みたい本】愛蔵版 イヌイットの壁かけ


ユーモアがあって、ながめているだけで幸せな気持ちになる1冊


かわいくて、元気になる。そして何度も読みたくなって、飾りたくなる。そんな本のご紹介です。


カナダ在住の著者が30年以上にわたり集めたイヌイットアートのコレクションの中から「壁かけ」と名付けられたアップリケ作品を収めた書籍『イヌイットの壁かけ』(暮しの手帖社、2000)の増補改訂版。

1950年代、南方から持ち込まれた病気やカナダ政府の定住化政策によって、イヌイットの生活は大きく様変わりしました。

本書掲載の「壁かけ」は、そんなイヌイットの人々が民族の誇りや、厳しい自然環境のなかで培われた生活文化を後世に伝えていくために作りはじめた新しい伝統であり、イヌイットの女性たちが狩りに出かける家族のために手作りする防寒着の裁縫技術を応用して作られたものです。

チクチクと一針一針。


素朴でいきいきとした表現を生み出すカラフルな刺繍やアップリケは、先進国向けに作られるダッフルコートなどのハギレや糸を活用したもので、近代化の厳しい現実を受けとめながら、新しい時代にむけて進むイヌイットの人々の思いが一針一針に込められています。




 

宝物になる1冊

本書では旧版に未収録だった「最初期の壁かけ」と「クリスマスの壁かけ」をあわせて21点追加収録するほか、イヌイットの人形23点も紹介します。


愛蔵版 イヌイットの壁かけ
氷原のくらしと布絵

著者名: 岩崎昌子
ISBN: 978-4-416-61768-7
判型: [ 縦 : 247mm ] [ 横 : 185mm ]
ページ数: 184

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展覧会情報

『愛蔵版 イヌイットの壁かけ』刊行1周年記念展開催

『愛蔵版 イヌイットの壁かけ―氷原のくらしと布絵-』の刊行1周年を記念した展示会が開催されます。

【会期】
6月15日(金)11:00-19:00、16日(土)10:30-19:00、17日(日)10:30-18:00
【展示作品・イヌイット作家名】
〈壁かけ〉アイリーン・アヴァーラーキアク、アーニー・タイパナック、ジュリア・ピンゴシャット、マリー・ケネックほか10点
〈版画・ドローイング〉カナンギナク・ポートーゴーク、ギータ・エッセマイリー、フランソワーズ・オクラーガほか6点
〈そのほか〉人形、ミトン、帽子など
*入場時、1drink制(500円~、北極圏にちなんだドリンクとフードがあります)

【EVENT】
1.岩崎昌子さんトークイベント「わたしが訪ねた北極―8月、9月。」
6月16日(土)14:00―15:30
『イヌイットの壁かけ』著者・岩崎さんが約30年前にイヌイット居住区を訪ねた時のことを、写真を見ながらお話しくださいます。
2.朗読+上映会「北極圏の夏の暮らしと物語」
6月17日(日)14:00―16:00
50年前に撮影されたイヌイットの夏の映像を観たり、昔話をきいたりするひととき。
上映作品:「ネツリック・エスキモー 春季氷上でのあざらしへのしのび寄り2(1967年/34分)、「ネツリック・エスキモー 石堰による漁撈1」(1967年/31分)*いずれもカラー、現地語のみ。簡単な解説をいたします。協力:東京シネマ新社

*イベントは定員20名。予約いただくと確実です。
誠文堂新光社・アイデア編集部
inuitevent@gmail.com
Tel 03-5805-7763

【会場】
「誠文堂新光社イベントスペース」
東京都千代田区内神田2-14-9
JR「神田駅」西口から徒歩3分
東京メトロ「神田駅」1番出口から徒歩4分
*詳細・最新情報はiruinai Facebookへ
https://www.facebook.com/iruinai2013


 

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