水鳥るみ 水鳥るみ 15ヶ月前

ウェディングストーリーズ〈vol.1〉ニュアンスカラーで作るワイルドでエレガントなウェディングブーケ/Iria


野性的なのに、どこかフェミニン。 ざっくり束ねているようで、実は計算ずく。

Iriaが提案するウェディングブーケには、フローリスト田野崎さんのアイディアと技術が詰まっています。

「その花嫁さまが、とびきり美しく見えるように」と、デザインした数々のアイテムについて、インスピレーションの源や制作ストーリーを伺いました。

植物のありのままの美しさに惹かれて


 等々力駅から徒歩5分の場所に、田野崎さんのアトリエ兼ショップ「Iria(イリア)」があります。
店名のイリアは、大輪の花アイリスの古代の呼び名からとったもの。
その力強くも美しい咲き姿に惹かれ、お店の名前に決めました。

田野崎さんがお花の道に足を踏み入れたのは、高校生時代。
生花店でのアルバイトをきっかけに、花の魅力にとりつかれ、生け花の教室に通いながら花の扱い方を学びました。

その後、都内の大手フラワーショップでマネージャーとして勤務し、退職後に渡仏。
留学の最後に訪れたホームステイ先での経験が、田野崎さんのその後のフラワーアレンジに、大きな影響を与えることになりました。


「そのお家は、まるで田舎のお城みたいなところでした。庭にある草花を使って、好きなだけ大きなブーケを作らせてくれたんです。大胆な枝ぶりのものや、日本にはない野生の植物に触れ、心のままにブーケを作りながら、改めて自然の美しさってすごいと感動しました。」


このような経験を経て誕生したのが、型にはまらず、作り込みすぎないIriaの世界観。
フランスで得たインスピレーションを活かし、植物の野生美を最大限活かしたアレンジは、今やウェディングシーンでも大人気です。

ブーケひとつをとっても、定番のデザインはあえて設けず、ひとりひとりの顔立ちや背丈、会場やドレスの雰囲気を丁寧にヒアリングし、最適なスタイルを提案するのが田野崎さんのモットー。
花材は鮮度の良いものだけを厳選し、時期に応じて最も質の高い産地から買い付けます。

さらに、フレッシュとドライをミックスさせたり、ドライオンリーでアンティーク調に仕上げたりと、デザインの幅が広いのも魅力のひとつ。
ブーケだけでなく、会場の装花、花かんむり、ウェルカムボードなど、お花を使ったアイテムならなんでも相談OKです。  
 

単色もグラデーションも自由自在


さてここからは、田野崎さんが過去に制作したウェディングブーケの例をご紹介します。  


特に1月〜3月の時期は、ウェディングにぴったりの花材が多く出回るシーズン。
写真は、そんな春の草花をふんだんに使ったクラッチブーケです。

フリルたっぷりの「パンジー」に、綿菓子のように儚い「アスチルベ」。
真実の愛という花言葉を持つ「ミモザ」に、春の七草のひとつである「なずな」。

花嫁が歩く度に、小花がぴょんぴょんと揺れ、ゲストの視線を釘付けにします。


 
こちらは、ヴィンテージドレスに合わせてデザインしたイエローブーケ。
「ラナンキュラス」の鮮やかな黄色が、デニムの青によく映えています。



田野崎さんの手にかかれば、「バンダ」を使ったロングスタイルのブーケも、こんなに個性的に。
使う花材や色をあえて絞ることで、花が群生しているような華やかな雰囲気が生まれます。


フレッシュとドライをミックスしたロングブーケは、スレンダードレスがよく似合う長身の花嫁さんからオーダーを受けてデザインしたもの。
「プロテア」や「バラ」といったニュアンスカラーに、真紅の「ダリア」をプラスして、全体のトーンを引き締めました。


 
最近人気のリースブーケは、ドライフラワーを使ってナチュラルに。
ガーデンウェディングやラスティックウェディングに、とてもよく似合いそうですね。

小物にも粋な計らいを

ブーケ以外の様々なアイテムにも、オリジナルの工夫がいっぱい。プニッとした質感が可愛い多肉植物のリングピローは、式後に自宅に飾れるのが嬉しいポイントです。

エッジのきいた衣装にあわせるなら、ブーケより個性的なリストレットが似合いそう。
ドライフラワーやフェザーを使えば、こんなにも華やかに仕上がります。  



ヘアードなどの小物のデザインとあわせて、希望者には田野崎さん自らヘアメイクを施すことも。
トータルコーディネートを希望する花嫁さんは、ぜひ一度相談してみてください。



 ■フローリスト&ショップ情報

・フローリスト:田野崎 幸(たのさき さち)
・店舗名:Iria(イリア)
・URL:http://iria-sachitanosaki.com/
・住所:世田谷区等々力3-21-22 1F
・営業日時:不定休
・ウェディングブーケの価格:35,000〜
・ウェディング対応地域:都内近郊(ドライフラワーのブーケは全国配送可)



















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この記事のライター

水鳥るみ
水鳥るみ

都内在住のフリーランスライター。 現在は、ウェディング関係のお仕事をメインに、年間30組以上の新婚カップルをインタビューし、挙式当日のレポを執筆。 ウェディングシーンに欠かせないフラワーアレンジメントについて、そのトレンドやショップ情報を詳しくご紹介します。

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