ウェディングストーリーズ〈vol.2〉リーズナブルなのに高品質!元ブライダルコーディネーターが提案するウェディングブーケ/Spice
武蔵小山の賑やかなアーケード街のそばに、紫の屋根が目を引くフラワーショップ「Spice(スパイス)」があります。
オーナーの森さんは、ウェディングプロデュース会社で長年経験を積んだ結婚式のプロ。
フラワーコーディネーターや、プランナーの経験を活かして、花嫁の気持ちにそっと寄り添うウェディングブーケを提案してくれます。
秘密の花園のような店内で、結婚式談義に花が咲く
“式場でブーケを頼むと、とにかく高い・・・。”
“プランの中から選ぶのではなく、もっと自由にデザインして欲しい!”
Spiceは、そんな悩める花嫁たちの救世主です。
森さん自身、過去に式場で働いていたときは、人知れずもどかしい気持ちを抱えたことも。
ブーケをデザインする工程が分業制だったり、人件費やマージンの兼ね合いで値段が高くなってしまったりと、自分ひとりの力では変えられないことも多くありました。
2007年にお店を立ち上げ、「質の高いアイテムを、できるだけ安く提供する」という思いを実現した森さん。ウェディングブーケの価格は15,000円〜30,000円程度と、リーズナブルに設定しています。
花嫁さんとの打ち合わせから、仕入れ、アレンジまで全て一貫して対応するのが森さんのこだわり。
花材の品質や制作のプロセスに妥協はありません!
過去に様々なスタイルのウェディングを手がけてきたからこそ、花嫁さんの雰囲気や、ドレスのテイスト、式場名、ゲストの人数がわかれば、相手が理想とするイメージが大体わかってしまうんだとか。
しっかりコミュニケーションをとりつつ、グラデーションの感じや、メインを引き立たせる副素材にもこだわって、花嫁さんの思いを具現化していきます。
ときには、フローリストの粋を超えて、花嫁さんの悩み相談にのることも。
プランナー目線のちょっとしたアドバイスに、救われる花嫁さんも多いようです。
王道のスタイルも、バリエーション豊かに
Spiceのホームページには、森さんが過去にデザインしたブーケやウェディングアイテムの写真が沢山掲載されています。
今回はその中一部を、特別にご紹介します。
「小さな滝」という意味を持つキャスケードブーケ。
流線型の美しい形が、厳かな教会式や、長いトレーンを引くウェディングドレスによく似合います。
あじさいのように見えるグリーンの花は「ビバーナム・スノーボール」という初夏の花。
グリーンを多めに、真っ白な「バラ」や「カラー」とあわせて、軽やかな雰囲気を演出しました。
花嫁の涙の形とも言われるティアドロップブーケ。
キャスケードブーケと、ラウンドブーケの中間のようなデザインです。
花材に使用したのは、5月〜7月に旬を迎える「バラ」「トルコキキョウ」「アジサイ」。
イエローにアイボリーとグリーンをあわせ、優しげな印象に仕上げました。
ピンクのバラが美しいラウンドブーケ。
グラデーションになるように、4品種をミックスしています。
副素材に選んだ「ディディスカスホワイト」は、レースみたいな可愛らしさが特徴。
「ヘリクリサムシルバー」というふわふわの起毛グリーンが、ナチュラル感を演出しています。
とことん可愛くを目指す方には、明るいピンクのグラデーションブーケがおすすめ。
星の形をした「ブルースター」と「ピンクスター」がアクセントです。
こちらのティアドロップブーケは、なんと花嫁さんのご友人が手作りしたもの。
Spiceではオーナーの森さん自ら、マンツーマンでブーケのレッスンを開催しています。
一生の思い出に残るブーケレッスン、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
小物や贈呈品に関する相談も、ぜひSpiceへ!
ブートニアと花かんむりをセットにすれば、オシャレ度がぐんとアップ!
生花はもちろん、アーティフィシャルフラワーやプリザーブドフラワーを使ったアイテムもオーダーできます。
式の最後には、ご両親に感謝の気持ちを込めてサプライズの花束を。
結婚式のテーマカラーや、ドレスのカラーにあわせるなど、色合いにもこだわりたいものですね。
記念としてずっと残るものを贈りたい人には、フレームアレンジメントがおすすめ。
こんな風にプリザーブドフラワーを使えば、まるで生花のような美しい見た目に仕上がります。
記念品に迷っているカップルは、ぜひ一度相談してみてください。
■フローリスト&ショップ情報
・フローリスト:森 たかね
・店舗名:Spice(スパイス)
・URL:http://www.flower-spice.jp/
・住所:東京都品川区小山3-21-8
・営業日時:不定休
・ウェディングブーケの価格:15,000〜
・ウェディング対応地域:東京・神奈川・千葉(プリザーブド、ドライフラワーのアイテムなど一部全国配送可)
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この記事のライター
水鳥るみ
都内在住のフリーランスライター。 現在は、ウェディング関係のお仕事をメインに、年間30組以上の新婚カップルをインタビューし、挙式当日のレポを執筆。 ウェディングシーンに欠かせないフラワーアレンジメントについて、そのトレンドやショップ情報を詳しくご紹介します。