色使いで多面的な花の表情を鮮やかに引き出す[L u c k]
色使いと組み合わせで、多面的な花の表情を鮮やかに引き出す
様々な素材と色を組み合わせて、従来の花のアレンジメントとしての概念を壊す造形。多種多様な要望のあらゆる角度からくる返球を打つ。そんなイメージの作品たち。
「Luck」の代表兼デザイナーのtsuchiyaさんのインスタ映えとは?
tsuchiyaさんのインスタグラムから。
カラフルなものだけでなく、ナチュラルだったり日常感があったりと様々な雰囲気が楽しい!
Q “インスタ映え”するカラフルはどのようなものだと感じますか?
A 「楽しい色使い」です。インスタグラムの中では、フード、フラワー、ネイル、ファッション、景色、トリップなど、たくさんのカラフルが溢れている中で、好奇心をそそる色使いや非日常かつ、取り入れられそうな画像が人気を集めていると思います。Q インスタグラムに掲載する写真の撮り方のポイントは?
A 何をどう見せるかで変化しますが、画角の切り取り方、背景のあり方などで、奥行きのある写真ですね。プロダクトとして見せる場合でも、空間の一部になるような見せ方で、見る人がそのプロダクトが自分の部屋にあるように、自分が手にした時のイメージが湧くようなシュチュエーションを意識しています。
Q 作品制作でカラフルにするときの色使いの秘訣があれば教えてください。
A 色にも表裏のような二面性があると思っています。赤色に明るい赤とダークな赤があるように、色の形で もまた印象が変化します。たくさんの色を詰め込むだけではなく隣り合わせの色や、グラデーションの方向、 トーンの高低差など、奥行きのあるカラフル作りを意識し、必ず差し色を使います。差し色は補色だったり、 ベースカラーの逆の濃淡だったりと、全く違うインパクト(それは時に異素材で)をプラスしてエッジを効か せます。Q 今回制作した作品のポイントを教えてください。
A 花弁の形や大きさだけでなく、咲き方、品種によって変化する表情や色の迷い、鋭さをグラデーションとして巻き込み、アウトローな色合わせに。カラフルの中にある「深み」を追えるように900mm×620mm の大きな作品に広げました。Flower&Green
アーティフィシャルフラワー、ドライフラワー教えてくれた人
ツチヤ マキ tsuchiya maki「Luck」代表、ヘッドドレスデザイナー&フラワーデコレーター。2009年東京・中目黒にてフラワーデコレーションブランド「Luck」を設立。現在は神奈川県逗子市へアトリエを移転。ウェディング、広告、ファッションショー、ディスプレーなど幅広く活躍中。
https://www.luck8.biz/
Instagram:
https://www.instagram.com/tsuchiyamaki
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この記事のライター
植物生活編集部
「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。