植物生活編集部 植物生活編集部 2018/09/24

【週のまんなか、読みたい本】スリップウェア

スリップウェアの古作を約150点を収録

大昔から世界各地で作られてきたスリップウェア。その起源はなんと紀元前にまで遡ります。
重量感ある器体が特徴で、その制作技法は、古くから日本で行われてきたものは異なります。使われている土や、釉薬(器の表面にかける薬)によって、その表情は様々。用途も飾り皿だったり実用的なものであったりしますが、どれを取っても、ただの器とは言わせぬ風格が漂います。

あの、民藝運動で知られる柳宗悦や濱田庄司らもスリップウェアに夢中だったとか。 そしてなんと言っても文様の魅力。鳥や犬などの可愛らしい具象文様、縞文様、一筆描き文様までその絵柄は多岐に渡りますが、いずれも職人ののびのびと手を動かす様が目に浮かぶようです。

文様が描かれることによって器のずっしりとした重みを感じるようなその形体や曲線の美しさがより際立ちます。 ありきたりかもしませんが、手描きでつけられる文様や制作の工程で生まれるずれなど、1つと同じものはないということに惹かれます。器ひとつにしても、人のぬくもりの中で育ったような、長く大事に大事に使いたいと思えるものようなものを選びたいものだなと、この本を手に取り思いました。

自分の知らないことへの興味をかきたててくれる一冊です。現在日本でスリップウェアを手がける作家たちも紹介されています。


植物生活ストアでも販売しております。

スリップウェア  英国から日本へ受け継がれた民藝のうつわ その意匠と現代に伝わる制作技法

著者名: 誠文堂新光社 
編 ISBN: 978-4-416-61598-0
判型: 縦 : 243mm
横 : 182mm ページ数: 240


 
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