【知りたい! 染めの花の使い方】色の組み合わせで作られる世界観たっぷりのブーケ
色の組み合わせで世界観を作る
染めの花を使った作品は工夫次第で個性的にもナチュラルにも仕上がります。今回は、ナチュラルで美しい「色の組み合わせ」で作られる作品をご紹介します。
鮮やかピンクとグリーンのコントラストを楽しむブーケ
バンクシアの鮮やかなピンクに魅かれ、ブーケを制作。ラッピングを外せばスワッグとしても楽しめます。
Flower & Green
アストランチア、アンスリウム、バンクシア・プリオノート(ピンク染め)、西洋イワナンテン、ユーカリ、ドラセナ、スターチス、シースターファン、クッカバラほか
染めのポイント
●バンクシアのピンクにアンスリウム、ラッピングのリボンの色を合わせることで、作品全体に統一感がでます。
●強めのピンクもほかの花材を南国調の葉物や落ち着いた色をセレクトすることで、ナチュラルな仕上がりになります。
「色」で野草を美しく彩る
野草の可憐な佇まいを表現したアレンジ。かわいらしい色でまとめるなか、差し色として毒っぽい色みを混ぜることで都会的な雰囲気になります。
Flower & Green
アスチルベ‘スカイパープル’、アンスリウム、クリスマスローズ、スイートピー(抹茶、ほか1種)、スカビオサ、ピスタチアリーフ、ユーカリ・ポポラス、ラグラス、ラナンキュラス‘イドリス’ほか
染めのポイント
●グリーン、ピンク、ブルーを中心に花材をセレクト。そのままでは甘くなりすぎるので、染めのブラウン系のスイートピーやダークカラーのラナンキュラスを入れてバランスを調整しています。
●スイートピー‘抹茶’は、色のグラデーションや雰囲気から、花としてだけでなく、葉物のような雰囲気も作品に与えてくれます。
教えてくれたフローリスト
山口 香織 Kaori Yamaguchi
VEIN ヴェイン
店舗は休業中
詳細はSNSでご覧ください
Instagram:@veintokyo
撮影/西田 香織
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この記事のライター
植物生活編集部ライター
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