植物生活編集部 植物生活編集部 31ヶ月前

植物生活なあの人vol.3 hiromi/フラワーデザイン




今回フィーチャーするのは、「植物生活」のブロガーとしてお馴染みのhiromiさん。
本サイトが主催した「ナチュラルブーケフォトコンテスト」、「『花と器のある風景』フォトコンテスト」、「グリーンデザインフォトコンテスト」にて、優秀賞を受賞した注目の女性です。

フラワーアーティストとしての、そこはかとない才能を感じさせるhiromiさんに、フラワーデザインと出会ったきっかけから自身のライフスタイル、これからの希望までお話いただきました。


 

2匹の猫と、草花と。遊び心を感じさせる豊かな暮らし


休日の昼下がり。閑静な住宅街の一角にある、hiromiさんのご自宅を訪ねました。
出迎えてくれたhiromiさんは、ふんわりとした雰囲気をまとった、上品な女性。

フラワーモチーフのアクセサリーやナチュラルな素材で仕立てられた、シックなワンピースがよく似合っています。




通された2階のフロアは、リビングルーム兼ダイニングとなっており、オープンキッチンとひと続き。
キッチンの周辺を中心に、ハーバリウムやドライフラワー、草花をモチーフにした雑貨が飾られています。

いずれも色使いが控えめで、アンティークのような風合いを醸し出していることが特徴です。
これらはすべて、hiromiさんお手製のものなのだそう。
とくにこだわりを感じさせるのが、ドライフラワーを花材としたハーバリウムです。




「市販のハーバリウムには、プリザーブドフラワーが使用されたものが多いですよね。でも、はっきりとした色合いのあるハーバリウムは、あまり好みではなくて。“もっと自分好みのハーバリウムが欲しいな”と思い、ドライフラワーをつかって自分で作るようになりました」  

柔らかい色で構成されたハーバリウムは、控えめな雰囲気で、室内の景観に溶け込んでいます。
主張しすぎず、おっとりとした物腰のhiromiさんの人となりが、そのまま反映されたかのような存在です。



現在、hiromiさんは、夫と2匹の猫とともに暮らしています。
およそ20年もの間、生活を共にした愛猫「ぽっぽ」の死後、もらい受けてきた猫たちだそうで、大きな愛情をもって育てているよう。
そんな猫たちは、hiromiさんいわく「やんちゃでいたずら好き」。
時に、お気に入りの花器やハーバリウムを壊されてしまうことがあるそうです。

猫の足場となりやすいキッチンカウンターには、ハーバリウムや植物をガラスショーケース内に配した、ちょっと不思議なインテリアが飾られています。  



「グリーンやハーバリウムを目に入る場所に置きたいけれど、猫たちにいたずらされたり、猫にとって危険な植物もあるので(笑)。ふと、ガラスショーケースを使ったインテリアを思いつきました」  

猫たちとの生活を楽しみながらも、自身の作品や草花も大切にしたいと話すhiromiさん。
インテリアのエピソードを通じ、暮らしを上手に楽しもうとするhiromiさんの遊び心を、垣間見たような気がしました。
 

つかの間の休息と癒しを与えてくれた、草花の世界


hiromiさんの仕事は、音楽・映像制作の進行管理です。
勤め先であるレコード会社では、制作スタッフと打ち合わせをしたり、スケジュール調整や完成までをサポートしたりと、忙しく過ごしているそう。

帰宅が夜の10時や11時を過ぎることは、日常茶飯事だそうです。
そんなhiromiさんがフラワーデザインを始めたのは、およそ5年前のこと。  



「仕事は好きですし、刺激ある日々を過ごしていたのですが、少し疲れてしまったんでしょうね。ふと、仕事を忘れられる時間がほしいな、と思ったんです。昔からお花が好きだったし、フラワーデザインを始めてみようかな、と」  

野に咲く花を思わせる、ナチュラルな花材をそろえるフラワーショップ「COUNTRY HARVEST」でスクールを開催していることを知り、さっそく訪問。体験レッスンを受講し、即通うことを決めたそうです。  


月1度のペースで開催される、ブーケの制作に特化したクラスで1年間学んだ後、基礎からフラワーデザインを学ぼうと、プライマリー・クラスへ。
その後キャリア、マスター・クラスへと進み、現在は応用過程であるデザイナー・クラスで腕に磨きをかけています。
お花と向き合う時間を持つようになってから、hiromiさんにはどのような変化があったのでしょう。  

「一つの作品を完成させるまでに、かなりの集中力を使います。自ずと日常を忘れられるので、本当にいい気分転換になっていますね。それに、シーズンごとに花材も変わるので、季節の移り変わりをより感じられるようになりました」  

また、グリーンの効果的な使い方や花がきれいに見える活け方といった、技術面での知識も増えていったそう。
最近やっと、思い描いた通りのフラワーデザインができるようになって、と声を弾ませます。


植物生活 hiromiさんの投稿作品

植物生活 hiromiさんの投稿作品より



今夏には、花材メーカーが主催するワークショップでの講師に抜擢されたhiromiさん。
“プロ級”といっても過言ではない腕前の持ち主ですが、花を仕事にすることは、今は考えていないそう。  

「手作りのブーケを部屋に飾ったり、お友達にプレゼントしたり。そうしたお花のある暮らしを、純粋に楽しみたいと思っています。欲をいえば、もっとフラワーデザインの腕を上げていきたいですね」

  
日々、キャリアウーマンとして頑張るhiromiさんを日常から切り離し、癒しとつかの間の休息を与えてくれた草花の世界。hiromiさんのたおやかな人となりを形成したのは、草花だったのだと、思わずにはいられません。



ナチュラルブーケフォトコンテスト優秀賞受賞

「花と器のある風景」フォトコンテスト優秀賞受賞

グリーンデザインフォトコンテスト優秀賞受賞

取材・写真/緒方佳子 (hiromiさんの投稿写真以外)


話をうかがった人

hiromi
レコード会社勤務。都内フラワースクールに通い、デザイナークラスに在籍中。「お花のある暮らし」の素晴らしさを微力ながら伝えていきたい。



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