植物採集 in ベトナム 後編 Place to visit for plants.
訪れたい場所 Vol.3 ベトナム フエ・ホーチミン編 Place to visit for plants.
年末年始に訪れた、ベトナムでの植物採集後編です。
【植物採集】訪れたい場所 Vol.2 ダナン・ホイアン編 はこちら。
列車に揺られフエに到着

ヘトナムといえば、ハノイとホーチミンが有名ですが今回の旅で私たちのお気に入りは中部エリアのダナンとフエ。
関西国際空港からダナン入りし、フエに移動。
フエまでの移動ルートは幾つかあるのですが
たまには列車に乗ってみよう!
ということで、ベトナム列車の車窓旅に。
ベトナム語は全く読めないし、英語の案内がすごく少なくて何度も確認したけれど、これで大丈夫かな?と、ちょっとそわそわ。
間違えた行き先の列車に乗ろうとしたり、予約した列車が1時間近く遅延してんやわんやでしたが無事に乗車!
車で行けば二時間のところ列車だと三時間半…
というのはどういうことでしょうか…
日本円にして約400円という激安価格なのでそれもまた一興。のんびり楽しむ時間がある方にオススメの移動手段ですね。
キャリーケースを線路に投げて線路に降りて、別の車両へ。日本では絶対にできない体験。
ここでしかできない、日常には訪れない小さな体験の数々。
私が訪れたい場所には、そんな素敵な瞬間が沢山転がっています。

静寂の街フエ 最高の宿 Pilgrimage Village Hue
フエでは、中心地から少し離れた宿に宿泊。
Pilgrimage Village Hue、巡礼の村という意味でホテルがまるで一つの大きな集落のようになっています。
小さなアパートメントのような部屋や、一つ一つ分かれているコテージタイプの部屋もありました。
エントランスのアプローチから、幻想的な風景…まさしく、私が訪れたかった場所!

チェックインを済ませたら、もう夕暮れ。
私たちの部屋に行くまでには、2つのレストランにプールとバー。

個室マッサージのあるエステルームも!
マッサージマニアなので早速予約。
ダナン、フエ、ホーチミン全てでマッサージを受けましたが今回のベトナム旅で唯一残念だったのは
「マッサージスキルが非常に低いこと」だけ。
ここのマッサージは他店舗より5倍くらいの値段でしたが「雰囲気にごまかされて、ギリギリ合格点」というくらい…

この、ボタニカルなアプローチから入った空間ということだけで合格にしてしまったのかも。
一歩一歩進むたびに胸が高鳴る空間でした。
ここでもレモングラスのいい香り。
入れていただいたお茶と、生姜の砂糖漬けのお菓子が美味しくって。
ホテル、サービスとしての細やかな気遣いに植物の力が取り入れられているのは素敵だな、と感じました。

ベトナムの伝統的なノンラーという帽子。
ラタニアの木の葉でできた帽子でこれはスコールが降るベトナムで今も被られています。
菊の花を添えて飾りにされているのがとても可愛らしい。
ホテルの敷地には小さな池もありました。
中部は雨季だったので、緑がイキイキ深く美しい色彩。

空間自体はとても贅沢な使い方をしているけれど
決してきらびやかさや華美な印象は与えない。
そういうホテルにはヨーロッパのお客様が多くいる傾向。
ダナンのホテルはもっとわかりやりやすい華やかさで、そちらにはアジアのリッチ層が多く。
民族ごとの好みの傾向がわかりやすく、面白いなと感じます。

ベトナム最後の王朝 阮(グェン)王朝
普段はあまり「 THE!観光」という場所にはいかないのですが、ベトナム最後の王朝 阮(グェン)王朝は是非みておきたい場所でした。
王宮の遺跡がいたるところに点在しています。
宮廷があった区画というのは、だいたい一つの区画が大きくって散歩好きな人が歩くのにぴったりなエリアです。
フエは街を歩いてもいいですし、宮廷料理を楽しんだりすることもできます。
ホテルの中でのんびりするあまり外で食事をすることはできなかったのですが、お土産の伝統の宮廷茶は手に入れました。
ハーバリストの方とお話ししていたのですが、各国のエンペラーたちは挙って漢方やハーブティを取り入れていたそう。
私たちと目的は違って「不老不死」のために…
皇帝がこのお茶をどんな思いで飲んでいたのかな…と考えるとまた違う味わい。
フエに観光する際はこちらのサイトを確認すると分かりやすいです。
https://www.vietnamhuekanko.com/


フエの日常
ベトナムの多くの人が仏教徒。
そのため、街の至る所で線香を見かけます。
フエでの伝統産業に線香作りがあります。
ふらり街中を覗いていると、鮮やかなピンク色が飛び込みます。
こちらは竹ひごを使った線香で、一つ一つ手仕事で竹ひごに練り上げた線香の生地を練り込んでいきます。
竹ひごも香料の元も全て、植物。
旅に出ると、日常に溢れる植物の力に改めて気付かされます。
非日常の旅だからこそ改めて発見できる、日常に潜む植物の力。


喧騒の街 ホーチミンシティ
フエからホーチミンは飛行機で1時間ひとっ飛び。
天候不良のため、前日は全て欠航だったフライトも1時間遅れで問題なく到着。
飛行機で時間南下したホーチミンは乾季で平均気温30度!
カラッと晴れた空気と行き交うバイクの数に圧倒されました。

美味しいベトナム料理はこれで注文!
ダナンのシーフード、フエの宮廷料理などありますが、ベトナムは本当にグルメ天国。
何を食べてもどこに行ってもハズレがないのです。
唯一ネックなのはベトナム語が全くわからなくてメニューに写真が載っていないことが多いこと。
そんな時に活躍しました「ベトナム行ったらこれ食べよう!」
誠文堂新光社さんからのシリーズ本で、写真付きでどんな料理が食べたいか細かく指差しで伝えられました。
ベトナム料理はフォーだけでなく、びっくりするくらい多くの麺料理があります。お肉も野菜も香草たっぷりの味付けは癖になりますね。

お買い物天国 ホーチミン
カゴバック、お茶にチョコレートに刺繍のポーチ。石鹸、ココナッツやドラゴンフルーツのスナック…
ホーチミンには思わずシリーズ全部買いしてしまいたくなるような可愛らしいお土産が山ほど。
物価が日本よりずっと安いので、オーダーメイドのお洋服も気軽に頼めます。
私はモスグリーンのワンピースをオーダーし、ほんのちょっぴり裾とウエストをお直ししてもらいました。
ひと手間かけてもらうだけでこのワンピースは私にとっての宝物。
ここでしか手に入らない、私だけのもの。
これがお土産として一番嬉しいことなんですよね。

シークレットガーデンに迷い込んで
夕ご飯を散策しながら見つけるのも旅の醍醐味。なんだかピン!と来たら足を止めて覗いてみる。

え、そんなところ入っていくの?というくらいちょっと怪しげな薄暗いエリアに足を踏み込んでみました。
SEACRET GARDENを発見。
もうこれは植物採集家として入らないわけにはいきません。

薄暗い路地を通り、さらに薄暗い階段を登りようやくたどり着いた先には…

まさしくシークレットガーデン!
極上のガーデンに最高に美味しい料理が並びます。大晦日の夜を楽しく過ごす人で席はいっぱい。
どこでみんな知ったの?と思いましたがトラベル案内サイトでは常に上位のお店のようです。
屋上庭園パラダイス
ベトナムには至る所に屋上庭園があります。
ゴージャスな屋上庭園から、ひっそり楽しまれているものまで様々。植物採集にオススメ、訪れたい場所があふれている南国ベトナムでした。
次回は植物採集 in チェコ プラハ編
※【植物採集 Place to visit for plants.】は毎月第3火曜日に配信です。


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年末年始に訪れた、ベトナムでの植物採集後編です。
【植物採集】訪れたい場所 Vol.2 ダナン・ホイアン編 はこちら。
列車に揺られフエに到着
ヘトナムといえば、ハノイとホーチミンが有名ですが今回の旅で私たちのお気に入りは中部エリアのダナンとフエ。
関西国際空港からダナン入りし、フエに移動。
フエまでの移動ルートは幾つかあるのですが
たまには列車に乗ってみよう!
ということで、ベトナム列車の車窓旅に。
ベトナム語は全く読めないし、英語の案内がすごく少なくて何度も確認したけれど、これで大丈夫かな?と、ちょっとそわそわ。
間違えた行き先の列車に乗ろうとしたり、予約した列車が1時間近く遅延してんやわんやでしたが無事に乗車!
車で行けば二時間のところ列車だと三時間半…
というのはどういうことでしょうか…
日本円にして約400円という激安価格なのでそれもまた一興。のんびり楽しむ時間がある方にオススメの移動手段ですね。
キャリーケースを線路に投げて線路に降りて、別の車両へ。日本では絶対にできない体験。
ここでしかできない、日常には訪れない小さな体験の数々。
私が訪れたい場所には、そんな素敵な瞬間が沢山転がっています。
静寂の街フエ 最高の宿 Pilgrimage Village Hue
フエでは、中心地から少し離れた宿に宿泊。
Pilgrimage Village Hue、巡礼の村という意味でホテルがまるで一つの大きな集落のようになっています。
小さなアパートメントのような部屋や、一つ一つ分かれているコテージタイプの部屋もありました。
エントランスのアプローチから、幻想的な風景…まさしく、私が訪れたかった場所!
チェックインを済ませたら、もう夕暮れ。
私たちの部屋に行くまでには、2つのレストランにプールとバー。
個室マッサージのあるエステルームも!
マッサージマニアなので早速予約。
ダナン、フエ、ホーチミン全てでマッサージを受けましたが今回のベトナム旅で唯一残念だったのは
「マッサージスキルが非常に低いこと」だけ。
ここのマッサージは他店舗より5倍くらいの値段でしたが「雰囲気にごまかされて、ギリギリ合格点」というくらい…
この、ボタニカルなアプローチから入った空間ということだけで合格にしてしまったのかも。
一歩一歩進むたびに胸が高鳴る空間でした。
ここでもレモングラスのいい香り。
入れていただいたお茶と、生姜の砂糖漬けのお菓子が美味しくって。
ホテル、サービスとしての細やかな気遣いに植物の力が取り入れられているのは素敵だな、と感じました。
ベトナムの伝統的なノンラーという帽子。
ラタニアの木の葉でできた帽子でこれはスコールが降るベトナムで今も被られています。
菊の花を添えて飾りにされているのがとても可愛らしい。
ホテルの敷地には小さな池もありました。
中部は雨季だったので、緑がイキイキ深く美しい色彩。
空間自体はとても贅沢な使い方をしているけれど
決してきらびやかさや華美な印象は与えない。
そういうホテルにはヨーロッパのお客様が多くいる傾向。
ダナンのホテルはもっとわかりやりやすい華やかさで、そちらにはアジアのリッチ層が多く。
民族ごとの好みの傾向がわかりやすく、面白いなと感じます。
ベトナム最後の王朝 阮(グェン)王朝
普段はあまり「 THE!観光」という場所にはいかないのですが、ベトナム最後の王朝 阮(グェン)王朝は是非みておきたい場所でした。
王宮の遺跡がいたるところに点在しています。
宮廷があった区画というのは、だいたい一つの区画が大きくって散歩好きな人が歩くのにぴったりなエリアです。
フエは街を歩いてもいいですし、宮廷料理を楽しんだりすることもできます。
ホテルの中でのんびりするあまり外で食事をすることはできなかったのですが、お土産の伝統の宮廷茶は手に入れました。
ハーバリストの方とお話ししていたのですが、各国のエンペラーたちは挙って漢方やハーブティを取り入れていたそう。
私たちと目的は違って「不老不死」のために…
皇帝がこのお茶をどんな思いで飲んでいたのかな…と考えるとまた違う味わい。
フエに観光する際はこちらのサイトを確認すると分かりやすいです。
https://www.vietnamhuekanko.com/
フエの日常
ベトナムの多くの人が仏教徒。
そのため、街の至る所で線香を見かけます。
フエでの伝統産業に線香作りがあります。
ふらり街中を覗いていると、鮮やかなピンク色が飛び込みます。
こちらは竹ひごを使った線香で、一つ一つ手仕事で竹ひごに練り上げた線香の生地を練り込んでいきます。
竹ひごも香料の元も全て、植物。
旅に出ると、日常に溢れる植物の力に改めて気付かされます。
非日常の旅だからこそ改めて発見できる、日常に潜む植物の力。
喧騒の街 ホーチミンシティ
フエからホーチミンは飛行機で1時間ひとっ飛び。
天候不良のため、前日は全て欠航だったフライトも1時間遅れで問題なく到着。
飛行機で時間南下したホーチミンは乾季で平均気温30度!
カラッと晴れた空気と行き交うバイクの数に圧倒されました。
美味しいベトナム料理はこれで注文!
ダナンのシーフード、フエの宮廷料理などありますが、ベトナムは本当にグルメ天国。
何を食べてもどこに行ってもハズレがないのです。
唯一ネックなのはベトナム語が全くわからなくてメニューに写真が載っていないことが多いこと。
そんな時に活躍しました「ベトナム行ったらこれ食べよう!」
誠文堂新光社さんからのシリーズ本で、写真付きでどんな料理が食べたいか細かく指差しで伝えられました。
ベトナム料理はフォーだけでなく、びっくりするくらい多くの麺料理があります。お肉も野菜も香草たっぷりの味付けは癖になりますね。
お買い物天国 ホーチミン
カゴバック、お茶にチョコレートに刺繍のポーチ。石鹸、ココナッツやドラゴンフルーツのスナック…
ホーチミンには思わずシリーズ全部買いしてしまいたくなるような可愛らしいお土産が山ほど。
物価が日本よりずっと安いので、オーダーメイドのお洋服も気軽に頼めます。
私はモスグリーンのワンピースをオーダーし、ほんのちょっぴり裾とウエストをお直ししてもらいました。
ひと手間かけてもらうだけでこのワンピースは私にとっての宝物。
ここでしか手に入らない、私だけのもの。
これがお土産として一番嬉しいことなんですよね。
シークレットガーデンに迷い込んで
夕ご飯を散策しながら見つけるのも旅の醍醐味。なんだかピン!と来たら足を止めて覗いてみる。
え、そんなところ入っていくの?というくらいちょっと怪しげな薄暗いエリアに足を踏み込んでみました。
SEACRET GARDENを発見。
もうこれは植物採集家として入らないわけにはいきません。
薄暗い路地を通り、さらに薄暗い階段を登りようやくたどり着いた先には…
まさしくシークレットガーデン!
極上のガーデンに最高に美味しい料理が並びます。大晦日の夜を楽しく過ごす人で席はいっぱい。
どこでみんな知ったの?と思いましたがトラベル案内サイトでは常に上位のお店のようです。
屋上庭園パラダイス
ベトナムには至る所に屋上庭園があります。
ゴージャスな屋上庭園から、ひっそり楽しまれているものまで様々。植物採集にオススメ、訪れたい場所があふれている南国ベトナムでした。
次回は植物採集 in チェコ プラハ編
※【植物採集 Place to visit for plants.】は毎月第3火曜日に配信です。
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この記事のライター
莉花
植物採集家 I'm a plant collector. My job is Creative consulting &Marketing. 1986年静岡生まれ。幼少期よりガーデニング好きの母の影響で生け花・フラワーアレンジメントなどを通し、植物と触れ合って育つ。 見る・育てる・愛でる・味わう・香る…様々な視点で植物を捉え、企業やクリエイターをマッチングさせ植物の可能性を広げる試みを行っています。 ブログ・公式サイト http://konagaya-rika.com Instagram https://www.instagram.com/llllkako5555/