植物生活編集部 植物生活編集部 45ヶ月前

ワークショップ体験!「はないろあそびスペシャルデモ&レッスン」


こんにちは、フラワーフォトグラファーのshionです。
先日「はないろあそびスペシャルデモ&レッスン」に参加してきたので、今回はそのレポートをします!

「はないろあそび」とは、植物生活にて北中植物商店の小野木さんがセレクトした花材が届く月1回の定期便。
その定期便のお花をより長持ちさせるコツをお聞きしたり、お花のアレンジ方法などを体験するイベントでした。


まずは、お花をアレンジする前に知っておきたい知識として、水揚げ・下葉の処理・切り分けなどの作業説明をじっくり聞きます。

これらは、お花を長持ちさせる秘訣だそうで、どこのお花屋さんでもお花を仕入れたら必ず取り組んでいるそう。


「はないろあそびでは、お花を金曜日に仕入れて出荷。土曜日にはご自宅に届くようにしています。1日だけどうしても郵送に時間がかかってしまうので、ご自宅に届いたら、必ず水揚げ・下葉の処理・切り分けをしてもらいたいです。面倒だけれど、やるとやらないではお花の持ちが全然違うから。」とおっしゃっていました。



続いて、今回レッスンで使う花材の紹介へ。

花材は、
・紫陽花
・アナベルピンク
・ベロペロネ
・オダマキ
・ブバルディア
・ティナス
・アスチルべ
・ルリタマアザミ
・セファランサス実
・ユーカリ/ミント2種
・レースフラワー
を使用しました。


「カラフルなんだけれど、派手すぎない。色のトーンを揃えて淡い雰囲気に仕上がるような花材にしました。」

スペシャルデモンストレーション



そしていよいよ、小野木さんによるブーケのデモストレーション!

ブーケの中心に入れたいお花(アナベル)とグリーン(ユーカリ)を左手の人差し指と親指で持ち、お花とグリーンを交互に加えていきます。
始めは数本なので、動いてしまったりズレてしまったりするけれど、気にしない!

10本前後束ねたあたりから、茎の向きを意識し、すべて同じ方向にいくように束ねていきます。

これが「スパイラル」という技法で、とても難しのですが、小野木さんからコツを教えてもらいました。


お花やグリーンの入れたい場所を探したら、そこが自分の正面にくるようにブーケを回し、1本を手前から加え、その茎を斜め下奥に流していきます。

ブーケを左手で持ちながら、回して挿して、回して挿して、を繰り返します。
こうすることで、苦手意識のあったスパイラルが自然に出来上がっていく!また、始めの段階では動いてしまったお花が、沢山の茎を握ることで、握りやすくなり、且つ花やグリーン同士が支えあっているので、崩れにくくなります。


束ねながら、ブーケを横や真上からみて、お花のバランスが偏ってないか確認。
埋もれてしまった花、飛び出してしまったグリーンは、束ねながら前後に引いたり出したりして調整をします。
最後は茎の部分が隠れるように、手元にユーカリを添えて、麻紐でしばり完成!



文字におこすと、とても簡単に感じるんですが…実際にやってみると、やはり難しかった。
憧れのスパイラルの技法。
始めの段階から茎を一方の方向に束ねなくては…と真面目になりすぎて、数本を左手で握りながら、仁王立ち。次の1本をなかなか加えられず…なんてことも。
スパイラルを意識しすぎて、ブーケを上から眺めることを忘れ、同じ花同士が固まり、色の偏りがあったり。難しかった反面、完成した時は嬉しさもひとしお!!!!
いつも花の雑誌で、うっとり眺めていたスパイラルブーケが、自分でも作れるなんて!と一人感無量でした。

ブーケからフラワーアレンジメントへ


続いて、スパイラルブーケを崩し、フラワーアレンジメント作りのデモストレーション。

フローラルフォームの入ったカゴに、まずは短く切ったグリーン(ユーカリ)を挿していきます。
真横からみると、完成が半円状になるよう、四つ角やカゴのフチのユーカリは低く。
カゴの中心は少し高めにユーカリを挿します。
このようにグリーンで大まかな外枠を作ることで、花の高さが決めやすくなるそうです。


グリーン(ユーカリ)で外枠を決めたら、次は大きな花(紫陽花やアナベル)を対角線上に挿します。
更に、ユーカリと紫陽花の隙間を埋めるように、動きのある小花(アスチルべ、オダマキ、レースフラワーなど)を配置。
ブーケと異なり、1種類ずつ活けていくので、全体像を見ながら色のバランスを考えやすい!カゴを回転させながら、残ったグリーン(ユーカリ、ミント)で隙間を埋めて、完成です。

今回、この体験レッスンで感じたこと。

1つめは「同じ花材を使っていても、出来上がる作品は人それぞれ異なる」こと。
小野木さんの作品、参加者の作品、私の作品。見比べると、どれも違う。

自分の作品から、好みや個性が垣間見えて面白かったし、手の加え方次第でこんなにお花の表情が変わってくるんだなと実感しました。
2つめは「お花やグリーンをしっかり見つめ、思いやりをもって丁寧にアレンジする」こと。
こうすることで、お花やグリーンの特徴が生かされ、1輪1輪が生き生きし、素敵なアレンジ作品になります。



文・取材(制作)/shion 
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