植物生活編集部 植物生活編集部 2019/07/22

ローラン流 季節の花あそび vol.02 樹皮の質感を生かして森のイメージに

人気フランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんによる、旬の花や植物素材を使ったブーケとアレンジメントの提案。洗練された花合わせ、色使いのアイデアをお伝えします。
 

vol.02 樹皮の質感を生かして森のイメージに



花やグリーン以外の素材から、作品作りのインスピレーションを得ることは多くあります。
今回は、ミツマタの樹皮を使ったアレンジメントを紹介します。
枝先が3つに分かれた姿が特徴で、枝物としてフラワーデザインでは一般的なミツマタ。
繊維が長くて強く、しなやかな樹皮は、和紙の原料として知られています。



このミツマタの樹皮を市場で見つけたとき、その色と質感、手触りに強く惹かれました。
また細長く動きのある形状は、繊細な小花と合わせると面白いデザインになるのではと発想が広がり、春の森を連想させるような作品が生まれました。




円形のトレーの上にフローラルフォームをリース状にセット。
周囲に樹皮をふんわりと空間をもたせて配置し、固定してベースを作り、スズランやムスカリなど、春の小花を1本1本、丁寧に挿しました。
森に落ちた小枝や枯葉の間から花が芽吹き、顔を出しているようなイメージです。


花はスズランをメインに、白と青の色の組み合わせで、ナチュラルな印象に。
スズランは40本を使用。
香りの印象を際立てると同時に、全体に立体感を持たせました。
クリスマスローズは低いところに配置し、樹皮との色のグラデーションを表現。見る角度によって、さまざまな表情を楽しませてくれるアレンジメントです。




flower&green
スズラン、ムスカリ、クリスマスローズ、ラケナリア、ビオラ、フリチラリア、アイビー、ヤマゴケ、ミツマタ(樹皮)

撮影/山家 学 取材/植物生活編集部

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プロフィール
Laurent Borniche(ローラン・ボーニッシュ)
フラワーデザイナー、Laurent.B Bouquetier 代表。
フランス・パリ郊外、ブーローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市の花店の4代目。エコール・デ・フルーリスト・ドゥ・パリ卒業後、パリの老舗花店等で研鑽を積み、母校派遣講師として1998年に来日。2014年、東京・田園調布にデザインアトリエ「Laurent.B Bouquetier( ローラン・べー・ブーケティエ)」を設立。著書に『ローラン・ボーニッシュのブーケレッスン new edition』『ローラン・ボーニッシュのフレンチスタイルの花贈り』『Jeux de fleurs』(以上誠文堂新光社刊)がある。
https://www.laurentb-bouquetier.com/


(c)Kenji Kusakabe


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