植物生活編集部 植物生活編集部 2019/07/29

続・きょうの花活け  花と鎌倉とウーロンと、ときどき茶話。/vol.17 香癒花束


vol.17 香癒花束


こんにちは! CHAJINです。

こちらは、かつて月刊フローリストさんで連載させていただいていた
「花と鎌倉とウーロンと。」のエピソード2……とでも言いましょうか。

季節ごとに出逢う日々の花あしらいについて、
花活けを始めたばかりの植物好きなアラフォー女子のMちゃんに
わかり易~く(時に脱線しながら)お話ししてゆくWEB版の花教室みたいなコーナーです。

また、アトリエのある鎌倉界隈のことや愛猫ウーロンについての茶話も綴っております。

諸々緩さ満載ながら、皆さまの日々の花活けに少しでもお役に立てればうれしいです。
それでは今回もよろしくおねがいします~!
 


花と



CHAJINさん(以下C)「こちらはハーブのブーケなんですよね。6月のときもアジサイのブーケとか一度お話させていただいたんですけど」

植物好きなアラフォー女子M(以下M)「はい、覚えています! 丸くてカワイイアジサイのブーケでした」

C「これも結構前の作品で。本当のウエディングで、あるすごくハーブ好きのお嫁さんがいて」

M「はい」

C「ウエディングとかは、ほかの花屋さんがどうかはわからないけど、僕なんかはお花の話もするけんだけどその前にいろんな雑談をして。その人自身が花以外のものでどんなものが好きだとか、普段どういうことをしているかとか、失礼のないところまではいろんな話をすると、花と直接関係ないことでもそれが花に結びつくようなことがあって」

M「ほぉ~」

C「それで、確かこのお嫁さんはお家のベランダでガーデニングをはじめて、ハーブとかを育てるのにすごくハマってしまってっていう、そういう話をすごくしていて」

M「へぇ~」

C「ブーケの希望自体は別のものもあったんだけど、普段好きでやっているハーブをまとめちゃったらすごくその方らしいんじゃないかっていうお話をしたんですよ」

M「おお!」

C「そしたら葉っぱだけでブーケ作るっていう発想がその方の引き出しにはなくて、それすごくいい!っていう話になって」

M「ふんふん」

C「で、やっぱ掘り下げて話してみてよかったなっていう感じで。まぁ葉っぱだけだとあまりにもアレだから、少し赤い実でも入れようかってことで」

M「なんかちょっと入っているだけでもカワイイですよね、この赤い実」

C「この写真だと一粒しか入ってないみたいですけど、奥の方にも入ってるんですよ」

M「すごくナチュラルなブーケですね~」

C「ウエディングとかは、とくにそういうストーリーラインが大事かもしれないですね」

M「自分の思いとかライフスタイルが入ったものっていうのは、やはりちょっと思い入れが違う気がします。きれいなだけじゃないというか」

C「そうですね~。結婚式とかってその人のストーリーがいろいろ紐解かれていったり語られたりするでしょ? だからそういう会には(こういったブーケも)いいのかなって」

M「いいと思います!」

C「これはメインのブーケではなかったんですけど、お色直しとかでこのブーケをって作ったんですよね」

M「オシャレなお色直しですね~」

C「まぁ、こういうのが昨今のウエディングでは作られているのかどうかは、僕前も言いましたけどウエディングから足を洗って久しいのでわかんないんだけど(笑)」

M「でも、全然いまでも、いや、いまこそありそうな気がします」

C「ですかね~」

M「これは全部ハーブなんですか?」

C「いろんなハーブを混ぜてます。かなりミニマムなラウンドなのですごい小さいんですけど」

M「はい」

C「そういうのも含めてその方らしいというか、キュッとした感じが似合ったので形もその方に合わせて作ったという感じですね」

M「なるほどです。ハーブだからいい香りもしそうですよね」

C「そう、そうですね~。式が終わった後にお嫁さんが、すごく緊張してたんだけどこのブーケを持ったときに香りですごく癒やされて、緊張感が和らいで無事に式を終えることができたっていう風に言われたので、それもよかったなって」

M「いいお話! こんなにたくさんのハーブの香りを嗅ぐ機会ってあんまりない気がします。しかもいろいろな種類が入っていて、かなり贅沢なブーケだなぁって……」

C「ね。なにか必要な折には作らせていただきますよ~」

M「ありがとうございます! 結婚とかそんなときが来るのかどうか……ですが(苦笑)。でもハーブみたいな香りのあるものが近くにあるといいですよね。自然の香りと人工の香りって全然違いますし」

C「そうですよね。お花は目でも癒やされるし、香りっていうものもあるから。とくにハーブがそういうのが強いですからね」

M「ちなみにこのブーケに入っているハーブはなんでしょうか?」

C「バジルとかゼラニウムとかワイルドストロベリーとか、その辺が主軸ですかね~。よっぽど水がすぐに下がっちゃうもの以外ならなんでもアリだと思いますよ」

M「これ、式が終わった後食べられそうですよね」

C「あ、そういう話ですね(笑)。え~と、サウザンドレッシングとかいいかもしれません!?」

M「(笑)。置いておいてちょっとずつつまんで紅茶に浮かべたり、みたいな」

C「いいかもしれないですね~」

M「このブーケを持ったお嫁さんなら、そういう楽しみ方もされていそうっていう勝手な妄想でした(笑)。まぁゼラニウムとかは食べられないですよね」

C「あとオチですけど、この写真でブーケを持っているのは僕のカミさんです(笑)」

M「あら~! 素敵ですっ!」

甘かったり、スカッとしたり、フローラルだったり……
個性的でいろいろな香りを持つハーブたち。
緑色の見た目の爽やかさも去ることながら
その香りの心地よさといったらもう!
花を買うときに、ハーブも少し添えてみる。
それだけでハッピー感がもっと増しそう!! ビバ・ハーブ!!!(byM)
 

鎌倉と、




赤紫蘇水


“花と”のところで触れたハーブ。

目にも楽しく香りにも癒されると言うことで
この季節はアトリエで活けることもしばしば……。

活けるだけにとどまらず
ハーブ由来のお菓子やお茶の類もしっかり嗜むことも忘れず!

また今の季節だったら、
和ハーブでもある、赤紫蘇で作ったシソジュースは、
毎夏のお楽しみですね(作るのはカミさんですが~笑)。

鎌倉野菜で有名な市場(通称:レンバイ)でもよく並んでいるのですが、
結構たくさん買い込んでつくったつもりが、

暑さも手伝ってか、
夏が終わる前にいつも飲み干してしまうので、

今年の夏こそ、気合を入れて作らなければ~!
いや、作ってもらわなければ(カミさんに)!

……と、思っている次第でございます(笑笑)。



ときどき茶話、



喜喜24


少し前のことになりますが、
七夕の日に(CHAJINの)24周年を迎えることができました。

周年の際には、感謝の気持ちも込め、
いつも何かしらのグッズを作っておりまして。

昔からグッズ好きで……、
これまでもTシャツをはじめ、
トートバックに巾着、手拭い、コーチジャケットその他諸々……。
いろいろと作っていた時代もありましたね(笑)。

そんななかここ数年一番よく作っているアイテムはバッジですね。

もらっても困るかな?と思いつつも、
よくお配りさせて(貰っていただいて)います。

今年は、何となく喜びの気持ちをお伝えしたく、
喜びを2回、“喜喜” と、並べてみました。

ちょっとラーメン屋さんみたいかな?~笑笑。



プロフィール

CHAJIN/チャジン





フラワーアーティスト。
ORIGINAL FLOWER STYLE CHAJIN 主宰。

暮らしまわりの雑貨と季節の花を合わせ、個性的でありながらもカジュアルな花あしらい、存在感あるリースの作品が得意技。
雑誌や広告の花活け、店舗や温泉宿のディスプレイ、展示会の花活けの他、
鎌倉のアトリエや、池袋コミュニティカレッジ、NHKカルチャー青山教室、NHKカルチャー横浜ランドマーク教室、二子玉川高島屋S.C教室ほか、都内各所で開催中の花教室も人気。
著書に『きょうの花活け』(誠文堂新光社刊)、『花活けのココロ』(主婦と生活社刊)、
『小さな花あしらいと12ヶ月の花の話』、『季節の花でつくる12ヶ月のリース』(ともに芸文社刊)がある。
紅茶好きでプロレス好きで愛猫家。鎌倉在住。  

インスタグラム instagram.com/chajin_eye

これまでのお話はこちら


 
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「植物生活」とは花や植物を中心とした情報をお届けするメディアです。 「NOTHING BUT FLOWERS」をコンセプトに専門的な花や植物の育てかた、飾り方、フラワーアート情報、園芸情報、アレンジメント、おすすめ花屋さん情報などを発信します。

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