植物生活編集部 植物生活編集部 14ヶ月前

花店インタビュー|心ときめく花々に囲まれた世界へ|Anastasia.

駅からすぐの好立地でありながら、落ち着いた雰囲気の通りに建っています。
 

花にときめく気持ちを分かち合えるお花屋さん

京王電鉄井の頭線池ノ上駅から、店や住宅が立ち並ぶ通りを1分ほど歩くと、ターコイズブルーの扉があるかわいいお花屋さんに出会うことができます。
一歩中に入ると、オーナーのSAICOさんが市場で見かけてときめいたという花々や、季節を問わずに飾れるドライのリースやスワッグが並んでいます。



花店や市場で勤めながら、「いつかは自分の店を持ちたい」と考えていたSAICOさん。
現在の場所を店舗として使わないかと打診されたことをきっかけに、半年ほどで準備して3年半前にオープンを迎えました。
お客様は、口コミや通りすがりに来店される方がほとんど。
小さな子どもを連れた若いお母さんから年配の方まで、年齢層も幅広いです。

ナチュラルスタイルをベースにおすすめの花を提案したり、お客様のオーダーに合わせて柔軟に対応していますが、最近では自分のスタイルや色使いがお客様に少しずつ伝わってきているように感じてきたそうです。

お店の前を通りがかった方が「こんな花があるんだ」と足を止めたり、季節の変化を感じたり、SAICOさん自身が心動かされた花々をお客様が見て同じように感じてくれたらうれしい、と街の一部になれるような店作りに励んでいます。
 

独立前に学んだこと

数件の花屋や市場で働かせていただきましたが、それぞれ学びがありました。
その中でも一番影響を受けたのは、花が好きで好きで仕方ない店主の元で働かせていただいた期間の経験です。
買ってきた花材が一番自分が好き、作った作品も自分が一番かわいい、きれいだと思っている、そんな店主でした。
誰よりも花が好きな店主が束ねる花は、いつも素敵でした。

これから花屋を始めようという気持ちで頑張っている方には、是非自分に合ったやり方を探してほしいなと思ってます。
花屋さんによってスタイルはそれぞれだから。正解はないから。
宮城から上京して、花屋の下積みのオアシス潰しや配達、ダンボールの解体、バケツ洗いなどの日々で私も挫けそうな時もありましたが、強い気持ちで頑張ってほしいです。
 

開業当時の苦労話

OPENしたばかりの頃、最初の一年はお客さんが来ない日もありました。お店の存在に気づいて貰えず、素通りされてしまうような感覚です。「ここ何屋さんですか?」と聞かれることもありました。手応えを得るのに3年かかりました。
「こんなところに花屋さんあったんですね」と言われる事も少なくなりました。町の中に溶け込み、一員となれた感覚です。近くの美容室に飾られているうちの花を見て、「美容室さんから聞いて来ましたー」とか、町の人が繋いで下さってるような感じです。
 

コロナによる変化

もともとホームユースのお客様が中心なので、大きな変化はありませんでした。ただ、注文いただくお花の色が、「明るめの色」を選ぶ傾向が強くなりました。ご自宅用、贈答用どちらもです。花は気持ちを明るくしてくれますからね。初めて黄色い色を選ぶお客様もいらっしゃいました。



午前3時半から市場に向かいます。グレーがかったトーンで揃えた花々は、SAICOさんのお気に入りです。


紫陽花とミモザのリース
紫陽花とミモザのリース。春先はミモザのリースやスワッグが人気です。


ドライフラワーのミニブーケ
ドライフラワーのミニブーケなど880円から販売しています。



珍しい植物は店に立ち寄るきっかけに。ユーフォルビア、オベサなどの多肉植物は若いカップルに人気です。

 

店名の由来

音楽業界にも縁が深いSAICOさん。いずれ店を持つなら、大切な友人である川村カオリさんにゆかりがあり、その名を残したいという思いから「アナスタシア」にしようと決めていました。


 

SNSも活用しています

instagramを見てという注文も結構あります。
地元のお客様が中心の当店ですが、instagramを見てギフトのアレンジメントを注文される方も多いんです。
色使いを気に入ってもらえています。
原色系をあまり使わずに、くすんだ色が多いのが特徴です。シックなアンティークカラーが多いです。
instagramに投稿する際は、注文者へアレンジメントを見せる意味合いも込めていますので、色の加工などはしていません。


アレンジメント

トーンが似たお花を集めました。一言で言い表せないような微妙な色のお花が好きです。

Flower & Green
チューリップ、クリスマスローズ、ヒヤシンス、グリーンベル、バラ、スイトピー






市場でラナンキュラスの色に心が動かされ、メインにして制作しました。少しスモーキーだったり、ニュアンスのある色を選んでいます。

Flower & Green
ラナンキュラス、クレマチス、ホワイトレースフラワー、バラ(サーモン、テディベア)、ビバーナム・スノーボール、ブルニア・アルビフローラ、ジャスミン


教えてくれたフローリスト
SAICO

Anastasia.[アナスタシア]
東京都世田谷区北沢1-33-15

http://anastasia-tokyo.com

Instagram: @anastasia_saico


撮影/福井裕子

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