植物生活

デイリー・ガーデニング[ 01 ]

2017.4.27

デイリー・ガーデニング[ 01 ]

『デイリー・ガーデニング』第1回 土谷ますみさん


ベテランガーデナーたちの、

今日のガーデニング風景を切り取って紡いでいく企画、

それが、

デイリー・ガーデニングです。

 

 

今回のガーデナー

土谷ますみさん

プロフィール:寄せ植え教室講師。グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター。雑誌「園芸ガイド」(主婦の友社)にて寄せ植え作品が多数紹介されている。著書「この植物をお買い!」(主婦の友社)など。
ブログ「この植物をお買い2」okai2.exblog.jp

 

突然の来客! きれいに見せるにはどうしたら?

サクラの季節が去っていくと、
ガーデニングシーズンもいよいよ本番です。
そうそう、5月の大型連休のプランも、大急ぎで練らなくちゃ。

ガーデナーなら誰しもが、そんな慌ただしい「今」なのだけれども、
ベテランガーデナーのますみさんを訪ねてみることに。

すると「明日、急に来客があるのよー!」と
エントランスから庭にかけて、せっせとお手入れ中。

だけど、そこはベテランガーデナー。
なんだか余裕に見えますよ?

「それはね、コツがあるんですよ」とますみさん。

手軽にササっときれいに整えて、
来客をお迎えできるワザを
ちょっとだけ教えて欲しいな、ますみさん♪

玄関周りはエッジを効かせて端正に

エントランスまわりのポーチやアプローチのタイルは、エッジを際立たせるとおもてなし仕様に。ふんわり伸びたグラウンドカバープランツはナチュラルに見えるけれど、ここはキリッとカットしたいところ。そして最後には必ず水を打って清涼な空気感を添えるのも、ますみさん流おもてなし。
多肉植物の葉がパラパラ落ちていたら、プランターにさしておけば、それだけで多肉寄せ植えのできあがり。多肉植物なら、かんたんに根づきます。伸びすぎた株があったら、カットしてリセット。カットした葉は、もちろん寄せてさしてみて。

目立つ色を、ブローチみたいなアクセントに

人が目を配りやすいポイントには、
華やかな色の花を配してアクセントをつくります。

来客だからと、めいいっぱい豪華に飾らなくても大丈夫。
例えば、今回購入した花苗は3つだけ。
でも、選ぶ色には気をつけて!

ますみさんは、今回は赤をセレクト。
こぢんまりと植えても、
パッと目に留まりやすく、おもてなしバージョンに見えるのです。

それから、花色は全て同じにするのがコツ。
華やかに見せようと多色使いにするよりも、
アクセントとしての統一感を出すことができます。

来客が一番最初に目にする門に、まずウエルカムフラワーをハンギング。 使用した花:アイビーゼラニウム、ハゴロモジャスミン、ハツユキカズラ
次に目に留まるエントランスの外灯に、ハンギング。「重いものは掛けられないので、軽いハンガーを選びましょう」(ますみさん)。細身だけれど、優雅なラインのアンティークなデザインは十分に印象的。
アーチの植物がまだ成長していなく、ちょっとさびしく見える景色だからこそ、赤いゼラニウムがブローチみたいによく映えます。ここはリビングルームの窓からも、ちらっと見えるコーナー。
[アイビーゼラニウム]フウロソウ科ペラルゴニウム属の多年草。和名の「ツタバゼラニウム」のとおり、アイビー(ヘデラ)に似た葉を持つゼラニウムの一種。つやのある葉がちょっとリッチな印象。育てやすく、リーズナブルな価格も魅力的。夏前にいったん切り戻すと、秋にも咲きます。
ゼラニウムをハンギングしたアーチの足元にチェアを配し、バスケットの寄せ植えを。 使用した花:パンジー、イベリス

茶色をカットオフして、グリーンの面積をふやす

とにかく茶色く見える部分だけ、カット! カット! それだけで見違えるように整って見えます。間違っても雑草抜きを始めたらダメ! 緑色の雑草は、目にきれいなグリーンのグラウンドカバーに見えるのです。
枯れ葉や花がらを取り除けば、グリーンのボリュームが増幅して見えます。ふだんから、いろいろな葉形、様々な色のグラウンドカバーやグリーンを植栽しておくと、造形的な印象になります。

目をひくコーナーをつくる

目に留まりやすいコーナーがあれば、すかさず花のアイキャッチを添えて。手持ちのハンギングバスケットや寄せ植えを集めて飾ってみます。お気に入りのスコップも登場させてしまうのは、やっぱりベテランガーデナーの心意気。
ハンギングバスケットをきれいに保つコツは?「とにかくこまめに切って形を整えること」(ますみさん)。このバスケットは年末に製作し、冬を越えました。冷え込む夜は、玄関内に取り込んで、傷まないようなケアも。 使用した花:八重パンジー、イベリス、ヘデラ、ワイヤープランツ(ミューレンベッキア・コンプレッサ)、トキワナルコユリ

To be continued…

下草役を担う、やさしいクリーム色のクリスマスローズが見ごろの日でした。次回、ますみさんには、どんなガーデニング作業を教えてもらおうかな♪





text & Photo ウチダトモコ

 

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