一輪でお正月にピッタリな簡単和風ラッピング3種
花一輪を、「自然素材」で包んでみます
花一輪を包んでプレゼント。
その時の一本をセンス良くラッピングする方法を考えました。
そういうの「一本巻き」って言うらしいのですが、
さまざまな素材で、
クリエイティブな「一本巻き」を試してみました!
専用のラッピング資材以外でも、
発想次第でこんなにバリエーション豊かな一本巻きに。
それぞれの資材の特性を生かしていろいろ挑戦しています。
今回は、「究極のナチュラル葉物だけで花を包む」です。
大きなハランの葉を2枚重ねて折りたたんで、ラケナリアを包み込んでいます。
フィルムなどは一切不使用、結束はワイヤー入りの紙リボンでシンプルに。
Material
・ハラン
・ワイヤー入り紙リボン
Flower & Green
・ラケナリア
竹を花器として、凛とした和テイストに
何かの加工に使用した後の素材として、余ってしまいがちなタケの再利用ラッピング。
半紙を巻いて水引で締めれば特別感たっぷりの装いに変身。
タケに直接水を入れると変色するので気をつけましょう。
Material
・タケ
・半紙
・水引
Flower & Green
・キブサスイセン
・ジンチョウゲ
木の香り、手触りの面白折り紙を使って
木から作られた折り紙を2枚重ね合わせ細長い袋状にし、端にニューサイランを裂いたものを両面テープで貼り付けました。
落とした脇枝などを半分に割り、留め具として再利用しました。
Material
・木の折り紙
・ニューサイラン
・脇枝
Flower & Green
・スカビオサ
used item
①半紙
大抵の文房具店で手に入る和紙。毛筆用具としてもポピュラーだが、正月飾りの素材としても一般的。
②水引
紅白だと喜びごとの演出になるが、近ごろはデザインとして黄色や黒の水引を単体で使うラッピングも目にするようになった。丈夫なので使いやすい。
③ニューサイラン
両端に入った白いラインが美しく、ラッピングのデザインとしても役立つ。ただし乾燥すると両側からくるくると巻いてくるので、貼り付ける場合などは生の物を。
④ハラン
大きなサイズの葉物。水もある程度止めるので、フィルムやビニール袋を使わなくても保水した花をそのまま置いて包むことができる。
⑤ワイヤー入り紙リボン
ラッピング資材としてお馴染みの一品。ひねるだけで形が作れる簡単さ、それゆえの見た目のシンプルさが自然素材によく合う。
⑥木の折り紙
本物の木を薄くスライスして作られた「きのかみ」。手触りだけでなくほのかに木の香りも。折り紙だけあってツルを折ることができるほど細かい作業にも耐えうる。
⑦タケ
デザインやオブジェによく使われるタケ。大きな作品に使われるイメージが強いが、細いものを選べば一本巻きなどの小さなものにも十分応用できる。
教えてくれたフローリスト
岡 寛之 Hiroyuki Oka
プロフィール:デンマークにて研修。ベルギー Stichting Kunstboek社 刊「International Floral ART 0809」シルバーリーフ賞受賞。
https://www.hiroyukioka.com
text & photo 月刊フローリスト
撮影/徳田 悟
月刊フローリスト掲載
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この記事のライター
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